私は、
以前は西洋医学至上主義で、
「漢方なんて」
と馬鹿にしていた部分があったのですが、
最近は、西洋医学の限界を目の当たりにして、
「東洋医学もいいんじゃないか」
と思い始めたところ。
著名な漢方医と話したことがあるんですが、
これが、
ぜーんぜん、話が通じなくて。
理論の基本が違いすぎるのでしょう。
東洋医学と西洋医学は、
こうも考え方が違うのか・・・と
思った次第。
ただ、昔に比べて今、
漢方を使う医師が増えてきたように思います。
有名なところでは、
「防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」。
小林製薬の「ナイシトール」
の成分としても有名な、メタボリック薬。
どういうわけか、前の病棟で大流行して、
一時期なんにんかのナースがこぞって飲んでいたことがあります。
便秘がちの人にはいいみたい。
もうひとつ有名どころといえば、
「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」。
慢性疲労症候群やうつなどにも効果があるとか。
私も飲んでいましたが、やたらと食欲が高進したので
恐ろしくなってやめてしまいました。
統合失調症に効果があるといわれているのは、
「柴胡加竜骨牡蛎湯」。
不眠や興奮状態を鎮める効果があり、陽性症状に有効なのだとか。
いずれも、漢方は証(しょう)といって、
その人の体質の診断をした上で処方されるので、
西洋薬のように、
「この症状は、この漢方」
とはならないのだそう。
個人的には、漢方は
副作用を抑えたりするためのサブとして
用いるといい効果があるんじゃないのかなとおもったり。
だって、漢方薬って
本当に副作用が少ないものが多いから。
西洋薬×漢方薬
の組み合わせもこれから広がるのではないでしょうか。