先々週の日曜日
暖かくぽかぽかのお天気の下、例によって
「春の筑波山麓をツーリングしようじゃないの❗️」
と走って来た。
とっても気持ちの良い、午後の柔らかい日差しを浴びながらステキな日曜日を終える予定だった。
・・・はずなのに❗️
久しぶりに悲劇を迎えることになってしまう。
春爛漫だねえ〜。
見事に快晴〜。
さてと今日の相棒は「SRなんちゃってオフロード4号」くんである。
※なんで4号なのかと言うと、とあるバイク屋さんが組んだSRベースのオフ車カスタマイズの4号機だからなんです。
最近の僕は筑波山麓の林道にハマっていて、セローくんばかり乗っていたので、久しぶりのSRくんであった。
かれこれ1ヶ月振りの火入れなのに、キック５.6発でエンジンの掛かるのが実に健気だ❤️
いつものように筑波山へのくねくね道を楽しみ、仙郷林道へ進む。
仙郷林道はフラットダートなので、なんちゃってオフロードのSRくんでも難なく楽しめる。
ゴールはつくばねオートキャンプ場。
つくばねオートキャンプ場
この時点で午後4時。
結構いい時間である。
ここでふつふつと愚かな野望が湧き上がる。
(今になってココがトラブル発生の原因かと)
真岡のおかきカフェでコーヒー&おかき&おしるこタイムを過ごせたらシアワセな日曜日の締めくくりが出来るなあ〜。
某通行止めの林道を抜ければ真岡のおかきカフェに最短距離で行けるなあ。
この時点では、春爛漫の気候もバイクの調子も僕自身のゴキゲンも最高だったので、テンションも上がっていたのだろう。
「よ〜し行っちゃえー」
と、某通行止め林道へ向かう。
この林道は2003年頃から通行止めになって以来のほったらかし林道で、谷側は見事に崩落していたり、道の真ん中は深いわだちが点在していたり、まあ四輪ではムリだろうなあ(ジムニークラスなら行けるかも)と思われるシビアなダートだ。
オフロードバイクならきちんとコース取りをすればそれほどの困難はない。
僕もセローくんとは何度か走っている。
しかしながら今回は「SRなんちゃってオフロード4号」くんだ。
フロントホイールは21インチのオフ車仕様になっており、背高にはしてあるものの、サスはオンロード用のまんまなのです。
細心の注意を払いながら走る。
セローくんとはバイクの重さもサスの収縮性も全然違うという事実に改めて気付く(当たり前だ！)
前半の1/3を走った時点で最早後戻りが出来ない事を悟る。
(えーいと抜けたギャップは、上りだったから超えたけど下りだったら絶対ムリ)
マジで段々とびびってくる。
そして水溜まりを避け、下りのコーナーで泥の中に岩が隠れていたのに気付かず、フロントタイヤを取られてコケてしまった。
イッてえ‼️
ダートでは幾度となくコケている自分ながら、今回はとてつもなく痛い。
右腕が上がらない。
うわー筋とかやったかも⁉️
痛くて10分くらい身動き出来ん。
ようやく谷側に向けて倒れているSRを痛さに耐えながら起こす。
SRくんは軽量化されているものの160kgくらいはあるのできっつい。
さてと我がSRくんはキャブレター仕様のキックのみである。
アタマの中に「オーバーフロー」と恐ろしいワードが響く。
神よ！
案の定、エンジン全く掛かる気配がない。
そしてキックのたびに激痛が走る。
も〜ダメ
作戦を考える。
スマホの電波は立っている
(ほっ！)
JAFかバイク屋さんに助けを求めるか？
(いやいや四輪入って来れないって)
(そもそも通行止めの非合法だよなあ)
歩いて脱出するか？
(SR置いて帰られん！)
エンジン掛けるしかないわな？
(それしかない!)
それからキックを繰り返し(右肩痛え)、更に下り坂を利用して押し掛けを図るもエンジンは掛からず、途方に暮れる。
そこへ神様が降臨。
(そのように見えた)
地元つくばナンバーのオフロードライダー4人組さんです。
事情を話しキックをお願いするも、ありゃりゃ世の中のほとんどのライダーさんは最早キックなんてした事ないのね
僕自身ももうキックじゃあムリだと思っていたので、厚かましくも押し掛けの押す役目をお願いすると気持ち良く応じて下さった。
神様に祈りながら押し掛けする。
神よ❗️
見事にエンジン掛かる‼️
そのまんまゆっくりゆっくり進める。
ついに林道を抜けた‼️
なんという舗装路のシアワセよ。
右肩は尚も痛い。
早く帰ろう。
と、コンビニに先程助けてくれたオフロードバイク4人組を発見。
きちんとしたお礼も出来ずに別れたので、もう一度挨拶する。
怪我大丈夫ですか？
と聞かれ、
「筋やっちゃったかも」
とか答えていると、
「あーそれ鎖骨折れてますねえ」
とキッパリ言われる！
マジか❗️
いやいや、遥か30年くらい前に鎖骨折った時は今より遥かに痛かったぞ！
でもそうキッパリ言われると段々と痛さが増してくるような気がしてくる。
家までここから70km。
とにかく帰る。
到着時刻は8時。
コケた時間が5時くらいか。
良くもまあ3時間で辿り着いたと安堵する。
反省点がいっぱい。
そもそもオフロードの単独走行ってどうよ。
(ソロが好きだしなあ)
オフロードバイクで走ろうよ。
(それはその通り)
ちゃんとしたガードとブーツ装着しろ。
(その通り)
ヘタクソが走るな。
(治ったらオフロードコースで練習しよ)
深く反省致しました。