解説者の流儀 第1章 | 戸田和幸オフィシャルブログ「KAZUYUKI TODA」Powered by Ameba
2018年05月18日

解説者の流儀 第1章

テーマ:ブログ
  

5/31に出版されることになりました
「解説者の流儀」

どんな内容の本になるのか、せっかくなので各章少しずつ紹介してみようと思います。

あくまでも一部ではありますが、
読んでみてください。

⚫︎「解説者」として生きる道を選んだ理由


「ちょうど、鳥栖のホームゲームの解説者の枠が空いています。まずは、とりあえずそこでやってみますか?」
スカパー!の編成部の軽部岳大さんがそう提案してくれたのは、話を始めて1時間半くらい 経ったときだった。
福岡に自宅がある僕にとっては、最高の話だった。たとえ、それが「お試し」という意味合 いであっても、その場を与えてもらわなければ力は示せない。
「是非、お願いします」
現役を引退したばかりの僕は解説者としてはルーキーだ。チャンスを得られただけでもありがたかった。
2013年 月。シンガポールリーグのシーズンが終了したとき、僕は現役の引退を決意す る。Jリーグに所属していたわけでもないので、引退についての報道もわずかなものだった。
「 年間の現役生活に区切りをつけ、次の人生に向かう決断をしました。まるで夢のような経 験をたくさんすることができました。今後はサッカー、そして人と社会に恩返しができるよう な生き方をしたい」
選手時代にお世話になったエージェントを通じて、コメントを発表しただけだった。将来的 には指導者、監督業に就きたいと考えていたが、残念ながらピッチ上を現場とする仕事のオフ ァーはなかった。
自身の生業をどうするか? 家族を背負う身としては、立ち止まってもいられない。自分に なにができるのかを考えたとき、「解説者」として生きる道があるのではないかと思った。現役 を引退した選手が解説者になるのは、よくある話だ。しかしその椅子の数はけっして多くはな い。すでにたくさんの元選手がその仕事に就いている。解説者を生業にするのは、そうたやす いことではないだろう。
しかし、不思議と僕には自信があった。「戸田和幸」という解説者をいかにブランディングす るかと考えたとき、ひとつのスタイルがイメージできた。他者とは違う「色」を出せると思え たのだ。
解説者とはなにか?

  
文字通り「解いて説く」仕事だ。視聴者がサッカーというスポーツを理解し、楽しんでもら うため、今起きている現象を「言語化する」仕事である。
現役時代からたくさんの中継を見てきた。自分が上手くなるためのヒントを探すため、サッ カーをわかるようになりたくて、暇さえあればサッカーを見てきた。しかし、ひとりの選手に スポットライトを当てることが多い日本のサッカー中継に「そうじゃないだろう」という疑問 をずっと抱いてきた。
どこか物足りなさを感じることもあった。サッカーは個人競技ではない。ひとりの選手が試 合を動かしているわけではないのだ。にもかかわらず、「エースストライカー」や「ゲームメー カー」という限られた選手のプレーについてのみ語られる中継の在り方に、ずっと疑問を抱い てきた。
現役時代から見続けてきたサッカー中継に対し、「僕なら違うサッカーの伝え方ができる」と 思うことは確かにあった。
サッカーはチームスポーツ。チームとしての側面から伝えることで、よりこのスポーツの本 質と魅力を伝えられると考えていた。しかし、僕の考える「解説」が受け入れられるかどうか はわからない。


続く。








戸田和幸さんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

Ameba芸能人・有名人ブログ

芸能ブログニュース