JEFサポーターのみなさんへ。 | 戸田和幸オフィシャルブログ「KAZUYUKI TODA」Powered by Ameba

JEFサポーターのみなさんへ。

みなさんこんばんわ。


今日で家族とのつかの間の楽しい生活も一区切り。


明日また家族と離れてトレーニングに旅立ちます。


休みすぎるのはいいことないですからね。


 時間を有効に使ってできる限り高いレベルの

パフォーマンスを発揮できる体を作ること。

出来る限り長い間選手として愛するフットボールの

世界で生きていけるだけのしっかりとした体を

手に入れるために。


 何年か前の僕は今考えると明らかに練習のしすぎ

でした。

練習をもっとしなきゃしなきゃでろくに休むこともせず

追い込むだけ追い込んでいましたから。

追い込んで極限に疲労することで納得し安心している

自分がいました。


 やりすぎはやらなすぎと同じくらいいいことはない。


失敗して学んだことが山ほどあります。


そんな時期のやりすぎなほどのトレーニングのお陰で

ある程度のベースが作られた側面もありますが。


 この年になってようやくそんなことが分かったので

大事にトレーニングしてこようと思います。



 話を変えます。


日曜日。


とても悲しい一日になりました。


JEFのJ2降格が決まってしまいました。


状況的には既にぎりぎりのところまで

追い込まれてしまっていましたがサポーターの皆さんは

最後まで逆転を信じて声を枯らしてチームを支え続けた

ことと思います。


 皆さんは常に前向きな声援を絶やしません、

僕がプレイしていた時一度もブーイングを聞くことが

ありませんでした。


 常に励まし支えアットホームな雰囲気にあふれる

スタジアムは本当に素晴らしいの一言に尽きます。


 そんなみなさんが、最後の最後まで信じ声援を

送り続けたみなさんがどれだけの涙を流したのかを

考えると言葉がありません。


 選手も含め全ての人間が最後まで必死に闘った

ことと思います。


それでも。


 人生は残酷なもので時にこんな出来事に襲われ

どうしようもない失望感で身動きが取れなくなるときが

あります。


 それでも前に進んでいかなくては。

今いるところから始めなくてはならないのです。


頑張ってください。


すでに来季に向かってスタートは切られています。


残された天皇杯を良い形で終えることが来季に必ず

繋がります。


 広島がそうでした。。


 皆さんのあの素晴らしい応援がある限り。


今回J2に降格したことを受けてびっくりするくらい

たくさんのコメントが届きました。


 何も言わずにはいられずこうして書かせてもらっています。


偉そうなことを口走っていたらすみません。


そしてコメントを送ってくれた中のほとんどの方が

「またJEFで」と言ってくれています。


たった半年しか在籍しなかった僕に対してです。


 「俺は特別何かしたわけじゃないです」という

気持ちで一杯ですがこんな光栄なことはありません。


 正直なぜそこまでみなさんが想ってくれるのか不思議に

思っていますがそんな皆さんにありがとうと言いたかった。


本当にありがとう。



 自分の想いはやってきたことは伝わっているんだと

確認できました。


それだけで充分です。



選手というのは受身ですから話が来るのを待つ身です。


今まで自分がやってきたことを信じ頼りにしどこかの

チームがそんな自分にプレイするチャンスを与えて

くれるのを待つのみです。



 もしまたJEFで皆さんと共に肩を組んで闘うことが

できたらそれはそれは素敵なことでしょう。



 そしてどこのチームでやることになっても僕は変わらず

自分のもっているもの全てをチームのために

捧げます。



 それは今までもこれからも変わることはありません。



 自分のそんな想いが自分の不器用さもあって誤解

され残念な思いをしたこともあります。


 自分の考えを、チームが良くなるためにとやってきた

ことが結果全く逆に働いてしまったこともありました。


 僕の想いは常に熱すぎるようなのです。


失敗を重ねてようやくこんな素晴らしい関係を築く

ことができました。


そのことがとても嬉しい。


 まだ続く選手としての人生、どこのチームで

プレイできることになるのか今の時点では全く

分かりませんがどこに行っても皆さんとの間に

あるようなこんな関係を作りたいと思っています。



 難しい状況の今僕に言えることはこれくらいしか

ないけど。



ちょっと感情的なものになってしまいましたが自分の

想いが上手く伝わってくれればと思います。



 そしてまだまだ未熟な選手ですからもっともっと

成長して来季日本でプレイする姿をたくさんの人に

見せたいと思います。



 ベテランというものは必要なんです。


若い選手と同じように動く体があるのであれば、謙虚な心が

ありチームの為に闘う姿勢があるのならば。



 そんなベテランにはプラス経験があります。



 経験だけは積み重ねないと手に入らない。


そんな自分の持っているものを全て出し尽くせるチームに

めぐり合えることを祈っています。



 俺にはやれることがある。


それではまた、おやすみなさい。