「走った!撮った!世界のマラソン」辰巳郁雄写真展
中央通りと晴海通りが交差する銀座のど真ん中、和光、三越、ニッサンギャラリーとともに、
ランドマークとなる一角を占める三愛ビル。
その三愛ビルの8~9Fにあるリコーフォトギャラリー「RING CUBE」で、
2月3日~14日まで行なわれているのが、「走った!撮った!世界のマラソン」辰巳郁雄写真展。
2月3日午後6時から行なわれたオープニングセレモニーに出席してきた。
世界中のマラソンを走りながら、カメラを片手にランナーや沿道で応援する人たち、
イベントを支えるサポーターの姿を切り取った写真が120枚ほど展示されている。
参加したランナーでなければ撮れない貴重なショットや、作家のあたたかな視線に呼応するように、
せいいっぱいの笑顔で手を振る人たち、スタート直後の数万人のランナーの群れ・・・など。
個人的には、久米島マラソンで撮られた地元のおばあの姿が印象深い。
ジャーナリストの血がそうさせるのか、写真もどこかジャーナリスティックに感じられる。
ジャーナリストと書いたが、作家である辰巳郁雄(たつみいくお)氏は、プロのカメラマンではない。
共同通信社に勤務するジャーナリストだ。
長身痩躯、温和な表情、そして関西弁訛りのやわらかな語り口からは想像がつかないけれど、
かつては外信部に籍を置き、プノンペン支局長として、ポルポト政権崩壊後の内戦を、
死と隣り合わせの状況下で取材し記事を配信し続けた硬骨漢でもある。
いつ頃から走ることに熱中し始めたのかわからないが、
42.195kmを3時間以内で走りきる走力を持ち、フルマラソンだけで42回も完走していると聞くと、
皇居の周りをゆっくりランニングしているようなレベルでないことは容易に想像がつく。
ともあれ、ジャーナリストであり、趣味のレベルを超えた写真の腕をもつランナーであるということ。
オフィシャルで発表されている辰巳郁雄氏に関するプロフィールはたぶんこんなところだが、
ここからはあまり知られていないプロフィールを書いてみる。
彼は学生時代、芝居に熱中していた。
京都に「そとばこまち」という劇団がある。彼は大学入学後すぐその劇団員になっている。
観阿弥の能楽作品「卒塔婆小町」からとったと思われる格調高い名称を持つその劇団は、
1980年代、関西ではかなり人気を博していた。
著名な出身者に、俳優の辰巳琢郎(2代目座長)生瀬勝久(4代目座長)らがいる。
私は辰巳氏と同じ大学でしかも同じクラスだった。
30年も前のことだけれど、クラス全員が自己紹介をしたのだが、自分のも含め、
他の誰のもおぼえていないけど、辰巳君の自己紹介だけが記憶に残っている。
彼は、今と同じよく通るさわやかな声で「エー、辰巳と言います。出身は大阪で、
今そとばこまちという劇団で芝居をやってます。ぜひ皆さん見に来て下さい。」と言い、
次の公演がいつ頃で、どんな演目を行なうかや、劇団員を募集していることなど、
ときおり照れながらも、要領良く滑らかに続けた。
私は写真展のオープニングセレモニーで彼の挨拶を聞きながら、30年前の自己紹介を思い出した。
彼は役者としても高い評価を受けていたし、しかも大学の成績もバツグンによかった。
一言で彼を評するなら「さわやかな熱中人」ということになるだろうか。
時間は流れたけど、酒好きであることを含めて、人はあまり変わらないのだと改めて思った。
もうすぐ、東京マラソン。
また辰巳君は、カメラを片手に銀座の街を駆け抜けていくのだろう。
14日まで、辰巳氏は、リコーフォトギャラリー「RING CUBE」に詰めているそうなので、
ぜひ見に行ってください。
辰巳郁雄 写真展「走った!撮った!世界のマラソン」
■期間:
2010年2月3日(水)~14日(日)
11:00~20:00(最終日17:00まで)
入場無料。火曜日休館
■開催場所:
RING CUBE
東京都中央区銀座5-7-2 三愛ドリームセンター8F・9F
■内容:
世界各地のマラソンでコンパクトカメラを片手に、走りながら撮影を続けている
ジャーナリスト、辰巳郁雄の写真展。
本展では、東京マラソンなど国内外のマラソン大会に出場し、
コース上から撮影した写真100点を展示する。
■問い合わせ先:
RING CUBE
tel. 03-3289-1521
ランドマークとなる一角を占める三愛ビル。
その三愛ビルの8~9Fにあるリコーフォトギャラリー「RING CUBE」で、
2月3日~14日まで行なわれているのが、「走った!撮った!世界のマラソン」辰巳郁雄写真展。
2月3日午後6時から行なわれたオープニングセレモニーに出席してきた。
世界中のマラソンを走りながら、カメラを片手にランナーや沿道で応援する人たち、
イベントを支えるサポーターの姿を切り取った写真が120枚ほど展示されている。
参加したランナーでなければ撮れない貴重なショットや、作家のあたたかな視線に呼応するように、
せいいっぱいの笑顔で手を振る人たち、スタート直後の数万人のランナーの群れ・・・など。
個人的には、久米島マラソンで撮られた地元のおばあの姿が印象深い。
ジャーナリストの血がそうさせるのか、写真もどこかジャーナリスティックに感じられる。
ジャーナリストと書いたが、作家である辰巳郁雄(たつみいくお)氏は、プロのカメラマンではない。
共同通信社に勤務するジャーナリストだ。
長身痩躯、温和な表情、そして関西弁訛りのやわらかな語り口からは想像がつかないけれど、
かつては外信部に籍を置き、プノンペン支局長として、ポルポト政権崩壊後の内戦を、
死と隣り合わせの状況下で取材し記事を配信し続けた硬骨漢でもある。
いつ頃から走ることに熱中し始めたのかわからないが、
42.195kmを3時間以内で走りきる走力を持ち、フルマラソンだけで42回も完走していると聞くと、
皇居の周りをゆっくりランニングしているようなレベルでないことは容易に想像がつく。
ともあれ、ジャーナリストであり、趣味のレベルを超えた写真の腕をもつランナーであるということ。
オフィシャルで発表されている辰巳郁雄氏に関するプロフィールはたぶんこんなところだが、
ここからはあまり知られていないプロフィールを書いてみる。
彼は学生時代、芝居に熱中していた。
京都に「そとばこまち」という劇団がある。彼は大学入学後すぐその劇団員になっている。
観阿弥の能楽作品「卒塔婆小町」からとったと思われる格調高い名称を持つその劇団は、
1980年代、関西ではかなり人気を博していた。
著名な出身者に、俳優の辰巳琢郎(2代目座長)生瀬勝久(4代目座長)らがいる。
私は辰巳氏と同じ大学でしかも同じクラスだった。
30年も前のことだけれど、クラス全員が自己紹介をしたのだが、自分のも含め、
他の誰のもおぼえていないけど、辰巳君の自己紹介だけが記憶に残っている。
彼は、今と同じよく通るさわやかな声で「エー、辰巳と言います。出身は大阪で、
今そとばこまちという劇団で芝居をやってます。ぜひ皆さん見に来て下さい。」と言い、
次の公演がいつ頃で、どんな演目を行なうかや、劇団員を募集していることなど、
ときおり照れながらも、要領良く滑らかに続けた。
私は写真展のオープニングセレモニーで彼の挨拶を聞きながら、30年前の自己紹介を思い出した。
彼は役者としても高い評価を受けていたし、しかも大学の成績もバツグンによかった。
一言で彼を評するなら「さわやかな熱中人」ということになるだろうか。
時間は流れたけど、酒好きであることを含めて、人はあまり変わらないのだと改めて思った。
もうすぐ、東京マラソン。
また辰巳君は、カメラを片手に銀座の街を駆け抜けていくのだろう。
14日まで、辰巳氏は、リコーフォトギャラリー「RING CUBE」に詰めているそうなので、
ぜひ見に行ってください。
辰巳郁雄 写真展「走った!撮った!世界のマラソン」
■期間:
2010年2月3日(水)~14日(日)
11:00~20:00(最終日17:00まで)
入場無料。火曜日休館
■開催場所:
RING CUBE
東京都中央区銀座5-7-2 三愛ドリームセンター8F・9F
■内容:
世界各地のマラソンでコンパクトカメラを片手に、走りながら撮影を続けている
ジャーナリスト、辰巳郁雄の写真展。
本展では、東京マラソンなど国内外のマラソン大会に出場し、
コース上から撮影した写真100点を展示する。
■問い合わせ先:
RING CUBE
tel. 03-3289-1521