ipad の発売と出版業界の将来
ipadがアメリカで発表になった。
アップルが電子書籍業界に参入したこと、タッチパネル式である点がクローズアップされると同時に、
健康状態が心配されていたCEOのスティーブ・ジョブス氏自身がプレゼンテーションを行なったことや、
ipadという商標が、富士通のアメリカ子会社がすでに登録申請を行なっていたことでも話題になった。
いずれにしろipadの参入により、アマゾンのキンドル、ソニーのレディ・デイリー・エディションの、
三つ巴の戦いが始まったとも言える。
昨年末、大手新聞社に勤務する友人と話したが、新聞社も電子化の波にどのように対応していくか、
かなり苦慮しているようだ。
「Video Killed the radio star(ラジオスターの悲劇)」というバグルスの曲がある。
もう30年も前のことになるが、あのMTVが開局したとき、最初に放送した曲だ。
この曲以降、ヴィジュアル抜きにポップミュージックを語ることができなくなった。
そして5年後、マイケル・ジャクソンの「スリラー」が生まれる。
そして今、紙メディアは、インターネットの普及によって、その存在意義が問われている。
対応を誤ると、「Web killed papers.」が現実化してしまう。
もちろん、コンテンツそのものの存在意義がなくなってしまうわけではない。
問われているのは、コンテンツの告知手段だ。
ウェブはあくまでも手段であって、目的ではないものの、
新聞社や出版社はどのようにしてウェブと折り合いをつけていくのか?
とても楽しみではある。
さて、電子書籍の話に戻る。
もし2泊3日程度温泉に行くとか、1週間ほど海外に出張に行くとかなら、私は、
紙の本をかばんにつめて出かけるように思う。
そのくらいの日程なら、せいぜい5~6冊の本しか読めないからだ。であれば、
折り曲げたり線を引いたりできて、ページをめくる感触を楽しむことのできる紙媒体の方がいい。
けれど、マンガだと話が違う。
手塚治虫全集や、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」全巻を旅先に持って行くことはできない。
手塚治虫なら、たとえば「火の鳥」だけなら上記の旅日程でもじゅうぶんに読み終えることができる。
だから電子マンガだととてもうれしい。
それから、新聞もうれしい。
読むほうもうれしいが、新聞社も配送コストや印刷コストが大幅に削減できるからメリットは大きい。
30年前、私は新聞少年だった。新聞を配達する苦労や集金のたいへんさはよく知っている。
出版社も、原稿をデジタルデータ化し、出版後1年を経たものについて紙より少し安く配信すれば、
中古でブックオフに流れる分はかなり助かるはずだ。
「漫画なんて携帯で読めるよ」と若い人は言うかもしれないが、老眼ではあのサイズの画面は辛い。
日本で始めるなら、書籍ではなく、電子マンガや新聞から参入してほしいと切に願う。
アップルが電子書籍業界に参入したこと、タッチパネル式である点がクローズアップされると同時に、
健康状態が心配されていたCEOのスティーブ・ジョブス氏自身がプレゼンテーションを行なったことや、
ipadという商標が、富士通のアメリカ子会社がすでに登録申請を行なっていたことでも話題になった。
いずれにしろipadの参入により、アマゾンのキンドル、ソニーのレディ・デイリー・エディションの、
三つ巴の戦いが始まったとも言える。
昨年末、大手新聞社に勤務する友人と話したが、新聞社も電子化の波にどのように対応していくか、
かなり苦慮しているようだ。
「Video Killed the radio star(ラジオスターの悲劇)」というバグルスの曲がある。
もう30年も前のことになるが、あのMTVが開局したとき、最初に放送した曲だ。
この曲以降、ヴィジュアル抜きにポップミュージックを語ることができなくなった。
そして5年後、マイケル・ジャクソンの「スリラー」が生まれる。
そして今、紙メディアは、インターネットの普及によって、その存在意義が問われている。
対応を誤ると、「Web killed papers.」が現実化してしまう。
もちろん、コンテンツそのものの存在意義がなくなってしまうわけではない。
問われているのは、コンテンツの告知手段だ。
ウェブはあくまでも手段であって、目的ではないものの、
新聞社や出版社はどのようにしてウェブと折り合いをつけていくのか?
とても楽しみではある。
さて、電子書籍の話に戻る。
もし2泊3日程度温泉に行くとか、1週間ほど海外に出張に行くとかなら、私は、
紙の本をかばんにつめて出かけるように思う。
そのくらいの日程なら、せいぜい5~6冊の本しか読めないからだ。であれば、
折り曲げたり線を引いたりできて、ページをめくる感触を楽しむことのできる紙媒体の方がいい。
けれど、マンガだと話が違う。
手塚治虫全集や、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」全巻を旅先に持って行くことはできない。
手塚治虫なら、たとえば「火の鳥」だけなら上記の旅日程でもじゅうぶんに読み終えることができる。
だから電子マンガだととてもうれしい。
それから、新聞もうれしい。
読むほうもうれしいが、新聞社も配送コストや印刷コストが大幅に削減できるからメリットは大きい。
30年前、私は新聞少年だった。新聞を配達する苦労や集金のたいへんさはよく知っている。
出版社も、原稿をデジタルデータ化し、出版後1年を経たものについて紙より少し安く配信すれば、
中古でブックオフに流れる分はかなり助かるはずだ。
「漫画なんて携帯で読めるよ」と若い人は言うかもしれないが、老眼ではあのサイズの画面は辛い。
日本で始めるなら、書籍ではなく、電子マンガや新聞から参入してほしいと切に願う。