謎のKOMBUCHA(後編) | ハラショーな日々

謎のKOMBUCHA(後編)


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アメリカスーパーマーケットで出会った
酸っぱくて微炭酸でさわやか系で
1ミリの昆布も入ってなさそうな飲み物KOMBUCHA 

             謎のKOMBUCHA(前編)は→コチラ


この飲み物の正体は一体何なのか、
そして昆布茶とは何の関係があるのか
とても気になった私たちは帰宅してすぐ
ネットで調べてみました


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そして見つけたものは

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この飲み物の正体のロシア名は 

Чайный гриб 
チャイヌイ グリプ


Чайный チャイヌイとは日本語お茶、
そしてгриб グリプ


ロシア・ソビエトお茶といえば紅茶のこと、
そしてという漠然とした言葉を
身近なキノコという言葉に置き換えると…


そう、アラフォー以上の
日本人にはぴんとくるものがあるはずです
KOMUBUCHAの正体、それは…


























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紅茶キノコ

紅茶キノコ
モンゴルで誕生した発酵飲料
シベリアからソビエトへ渡りました

そしてこの紅茶キノコを常用していた
バイカル湖のほとりにある村に住む人達には
90歳を超えても元気老人が多く
高血圧による死亡率が低かったことから
健康の元として一躍脚光を浴び
大ブームを巻き起こしたのです


日本でも血液浄化作用があり、胃腸によく、高血圧に効き…
などなど多くの効能があると言われ
昭和40年代末から50年代にかけて
紅茶キノコブームが巻き起こったのは
ご存知の方も多いはず

一時期は数百万人が愛飲していたと言われています

紅茶キノコ作り方はいたって簡単

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大きな瓶紅茶日本茶でもよし砂糖
それから白くてぷよぷよしてくらげのような
弾力のある大きなを入れて
ガーゼでフタをして冷暗所に置くだけ


ちなみにこのキノコではなく
酢酸菌酵母菌が交じったもの
といってもピンときませんが
実はデザートにでてくるナタデココ
この紅茶キノコと同じモノなのだそうです

ナタデココって菌だったのか!

そしてこの状態で薄暗い場所において置くと
紅茶液発酵


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菌が増えていきます

この増えたお友達近所の人におすそ分け

ちなみにワーニャママ
このを増やして友達にあげるのが楽しくてたまらず


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毎日家族3人でせっせと消費しては
紅茶を新しく加えて液の清潔さを保っていました

というのも紅茶キノコの中には
数十種類の微生物が生じると言われていて
紅茶液を入れ替えなければ


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何か得体の知れないものが
わらわらとわいてくるのです


酸っぱい紅茶味チャイヌイ・グリプ
子供だったワーニャにとって
決しておいしいものではありませんでした
でもよりも嫌だったのは



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このわらわら

よっぽど嫌だったらしく


















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人が飲んでる時
うるさいったら
ありゃしない

だいたい”ぽよぽよ”ってなんだよ

紅茶キノコ日本でのブームは
作成過程で雑菌の入る可能性や
人体有害微生物が含まれる可能性などが
指摘され始めたのをきっかけに
波が引くようにあっという間に終わってしまいましたが

ロシア欧米では 今も健康飲料として存在し
紅茶味だけでなくフルーツ花の香りなど
飲みやすく改良されているようです

成分のほとんどが酢酸のため有害雑菌は死滅するといわれています
商品として管理された状態のモノは成分が安定しているとのことです


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健康のために黒酢を飲んでいたくらいなので
酸っぱい飲み物は結構OK
KOMBUCHAシトラス味なら
柑橘系果物酢ドリンクといった感じで
わりとおいしく飲めました 他の味は全然ダメでしたけど

果たして本当に体に良い飲み物なのか
定かではありませんが
ご興味のある方はぜひ1度どーぞ!


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↑この人が現れないように注意が必要ですが

おっとそれから
なぜ
紅茶キノコ名前KOMBUCHAなのか?

wikiによるとソビエトから欧米にわたる際
日本昆布茶と混同されたから、とあります

どうして昆布茶がそこに出てきたのかはわかりませんが
ソビエト時代、チャイヌイ・グリプに使われたお茶
日本中国インドなどのアジア産だったことから
日本菌、満州菌とも呼ばれていたそうなので
もしかするとその辺が関係しているのかもしれませんね



                食いしん坊のワーニャだけれども
             ranking2
           わらわらチャイヌイ・グリプだけは飲めないのであった…


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