【栃木・群馬の建築工事、遅れた際のローンは?】
当然のことですが、住宅ローンは「建物が経っている物」に融資が実行されます。
すでに住宅が建っている、建売の物件であれば問題ありませんが、
注文住宅の場合は、着工資金や中間資金に「住宅」ローンを利用したい場合にも、建物が出来上がっていなければ「住宅」ローンは実行することができません。
中間資金等に対応する、
俗にいう「つなぎ資金」は厳密には「住宅」ローンではないのです。
つなぎ資金は本体の住宅ローンが出るまでの間、
将来の一括返済を条件として融資されるもので、
一括返済の原資は本来の「住宅」ローンが充てられます。
本来の住宅ローンが実行されるまでの間、
つなぎ資金を借入している場合は「利払い」と言って金利の支払いのみを行い、元金の返済は行いません。
そのため、予定よりも住宅の完成が遅れ、
本来の住宅ローンの実行が遅れてしまえば、その分余計に「利息のみ」の支払いを続けていかなければなりません。
多くの方は
「住宅の完成(ローンの実行)~引っ越し完了」までの間は、
アパート等に入居しているため、
「家賃の支払い」と「利息の支払い」が二重に発生することとなります。
一般的な4人家族で想定すれば、
つなぎ資金のボリュームにもよりますが、
「月当たり10万円前後」の資金がかかってしまうのではないでしょうか。
完成が5カ月遅れれば50万円の出費増ということになります。
決して無視できるような金額ではなくなってしまいますね。
つなぎ資金と住宅ローンの種類によっては、
完成前から元本の返済が始まってしまうケースもあります。
こうなってしまうと、
月当たりの住宅に関する固定費は15万円を超えることも見込まれてきます。
「出費が増えて損した」などという問題でなく、
最悪の場合は「資金ショート」を起こして生活資金の借入なども必要になるかもしれませんね。
次回は最終回、誰にでも発生するかもしれない、
そんな「遅延トラブルを回避する方法」について掘り下げていきます!
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