今年もこの記事を書くことができる日が来ました。

昨年末の12/27

アルコール専門病棟に自ら入院して19年が経ちました。

52年の人生の中でお酒を飲んでいない時間の、方が長くなっていた事に今頃気づきました。


これも長年少し離れたところから見守ってくれている家族と活動を共にして来た多くの仲間達、そして仕事仲間にも感謝の気持ちでいっぱいです。


今年も新たな動きに取組みますが生活の基盤となる自分の会社の安定を最優先とし、可能な限りの時間で依存症予防啓発活動を行います。


本年もどうぞ宜しくお願いいたします🙇

 

 

アルコール依存症当事者として

 

 

30年近く前にお世話になった沖縄の牧場主から電話があった

 

アルコールに問題があり相談したい人がいると・・・

 

電話で話をしていると段々と相手様の状況が見えてくる。

 

というか相談の話は良いとして

 

沖縄にいた17歳~19歳の間で1年ちょっとお世話になっていた牧場生活

 

早朝から搾乳→昼寝→草刈り→昼食→餌作り→夕方の搾乳

 

1日の流れはこんな感じだけれど割と早い時間に仕事は終わるのでさっさとビール🍺

 

もちろんオリオンビール

 

そして島酒へ

 

国頭郡今帰仁

 

山が1つそっくり丸ごとの牧場生活

 

仕事して酒飲んで・・・の毎日

 

段々と飲む量がふえていき

 

この頃ですでにおかしい飲み方をしていた

 

周りからも「腹いっぱい飲むのは休みの前の日くらいにしたら?」などと心配の声がかかっていたくらい

 

仕事仲間と毎晩飲み会で

 

酷いときなんか

 

バイクで2人乗りでノーヘル

 

バーボンをラッパ飲みしながら砂浜まで走ったり

 

朝方まで飲んでしまい、渋いお茶を飲んでから搾乳したりそりゃーもー

 

酷いもんでした。

 

今から10年ほど前に沖縄に住む実姉から情報を得たらしく

 

あのトオルが酒を飲んでない?
 

アリエナイ・・・

 

って。

 

沖縄から栃木まで会いに来てくれました。

 

本当に飲んでない姿をみてびっくり

 

飲まない生活にいたるまでの奮闘記をさらっと話て(居酒屋でコーラでね)

 

宇都宮の地を後にしましたとさ

 

 

 

 

 

アルコール依存して奮闘記Vol:1

父の他界のあとしばらくして

仕事せなあかんなーと思いながらも

就職はするつもりがなく…

ひとまず日当を稼げる仕事についた。

これがまた清原工業団地なもんだから

8時の朝礼に間に合わせるには1時間半はみておかないとまにあわない。

そもそも朝方まで飲んでるから起きられたとしてもギリギリでしかも二日酔い

現場に到着する前にもう行くの嫌になってました。

息子が無事に卒業式を迎えて。
パートナーから
「保育園の行事から遠足から授業参観に入学式と卒業式ほぼ全て来てくれた父親って少ないんじゃないかな…ありがとう。助かりました。」と。

私はただ子どもの笑顔が見たくて一緒にいる時間が多ければ多いほど嬉しかった。
子どもが小さい時はパートナーは会社員だったので私の方が時間の調整は可能だったし。
というかほぼ子ども優先でした。

自分が育った環境から考えると自分が子どもの頃にして欲しかった事を無意識にがむしゃらにやっていたのだろうと振り返る。

だが問題はそこではない
散々迷惑をかけて家族崩壊寸前だった事もあるのに何事もなかったかの様に会話ができている。
その事自体が奇跡であり言葉では言い表せない感謝でいっぱい。

私の亡き父は水俣病の患者さんの支援や足尾鉱毒問題など様々な社会問題に取り組みその活動拠点として大きな役割を果たしたライヴハウス「仮面館」を営み、昼間はサラリーマンとしての顔を持ちながらだったので当然の事ながら親の温かい愛情というものを受けていないと感じている部分も多い。
かと思いきや警察のお世話になる数など数えきれないが父は何度でも何時でも警察署まで迎えに来てくれた。

などなど…
卒業式をきっかけに幼少期の頃を思い出してしまったのでサラっと書いてみました。

高校も行かず九州沖縄ネパールと旅をしてきた10代、がむしゃらに働き大酒を飲みめちゃくちゃな20代、ターニングポイントとなった30代、等身大の自分と鬱と向き合い始めた40代、そして今やりたい事が多すぎて時間が足らない50代。

また機会があれば備忘録の様に書きたいと思います。
2020年12月
飲まない生活16年が過ぎ17年目を迎えた。

ところが、数日前…

生ビールのサーバーの入れ替え作業中を手伝っていた時にグラスから溢れている泡たっぷりのグラスが自然と口に…
口に入ったとたん苦みと共に食道から胃に到達するまでのジリジリ感をたっぷり感じた頃
あ!やっちまった…と
微量のビールではあるが酔いが回るまであっという間で頭がボーッとしてきたと同時に頭をよぎったのは「この出来事を隠してロングソーバーを守るか」それとも「打ち明けてワンデイから始めるか」を真剣に考えているところで目が覚めた。

これまでの間に居酒屋さんなんかでビールをグラスに注ぐまでの夢はなんどか見たけれど、実際に飲んだ夢は初めてでした。

なんとも考えさせられる夢ですこと。

先日の仲間とのzoomで喋ってスッキリしましたとさ(^^)