理想に近づいてきた | ゴローとパパの蹴球日記 - 第2章 不合格と告げられた少年 -

ゴローとパパの蹴球日記 - 第2章 不合格と告げられた少年 -

サッカー少年育成記
プロサッカー選手を目指す息子ゴローと父の物語
夢を現実的なものとして日々積み重ねて行く。夢で終わらせない。

今日は完全に親バカな内容です。(いつも親バカですけど。)

今年に入り息子はスクールでかなり調子がよく、いいプレーをしているように見えます。

 

◆良かったところ

・自分自身でゲームをコントロール

 悪い意味ではなく良い意味で自分が中心となってサッカーをしている、全てのプレーに関わっている、ゲームメイクしている。


・長短のパスを使い分ける

センターバックの位置から両サイド裏へのロングパスを出すようになりました。これは、インフロントキックが蹴れるようになってきたことが大きいと思います。多分、以前から本人にはそのプレーイメージはあったのだと思います。

ただ、今まではロングキックが蹴れなかったため、そのプレーがでなかった。蹴れるようになって、よりゴールに直結できる判断、プレーができるようになった。

 

・インターセプトの意識、先読み

相手チームがボールを持った時、次のプレーを予測し、インターセプトを積極的に狙ってポジショニングをよく考えて動いている。そして行ける時はボールホルダーからパスが出る瞬間、キックモーションに入った時に一気にパスを受ける相手の前に出てインターセプトするプレーが何度かありました。

また、インターセプトを狙ってはいますが、インターセプトできないと判断した時は相手と一定の距離を保ってゴールを守る。行く時と行かない時の判断が良くなったと思います。

 

・チームとしてボールを奪う意識(チャレンジ&カバー)

ひとりでボールを奪うのではなく、仲間と連携してボールを奪おうとする場面が多く見られました。仲間にボールを奪いに行かせ、抜かれたところをカバーリングで自分が奪う。チャレンジ&カバーの原則については、チームでも教えていますが、それを戦略的に使うようになった気がします。適切な表現かわかりませんが、守備が攻撃的になったように思えます。

 

・判断(個で勝負する場面とチームで勝負する場面)

ドリブルとパスの使い分けの判断が良くなったように思えます。個人で勝負する場面ではドリブルで勝負し、チームで勝負する場面では仲間と連携してパスで勝負する。どちらかに偏ることなく、場面、状況に応じて適切なプレーを選択できるようになってきたと思います。個人で無理してドリブルして奪われるシーンがほとんど無くなりました。

 

・奪われたボールを自分で奪い返しにいく

自分がドリブルして奪われたボールを自分自身で奪い返す場面が何度もありました。これは常日頃から言っていること。それが出来るようになってきました。


・中央への意識と狙い

相手のゴールにより近い中央を意識している。一見流れ的にサイドに出す場面でも中を通せそうなら中に通す。サイドに出すと見せかけて中を通して味方のゴールに繋がった場面がありました。

 

・相手の逆を取る(個人として、チームとして)

直線的ではなく、相手を見て相手の逆をとるプレーが多く見られるようになってきました。個人としてもチームとしても。周りの子も上達しているので依然と同じように直線的に仕掛けてもなかなか抜けなくなってきていましたが、相手の逆を取ることでまた抜けるようになってきましたし、右サイドにパスを出すと見せかけて、身体の向きや顔は右サイドを向いたまま左サイドに出す、相手も見ていた私も完全に騙されました。そしてそれがゴールに繋がりました。

 

・攻守に躍動

以前は前目のポジションの時は攻撃、後ろ目なポジションの時は守備のみと攻守を分けて考えがちでしたが、攻守が繋がってきました。前目のポジションでも自ゴール前まで戻って相手のシュートをブロックする、相手にシュートを打たせない、ボールを奪う、ボールを奪って攻撃に入る。後ろ目なポジションの時はゴールを守る、相手からボールを奪う、奪ってから相手GKのポジショニングが良くなくゴールが狙えればロングシュートを打つ、仲間が相手ゴールに近い位置にいて通せそうならロングパスを狙う、仲間が良い位置にフリーでいれば仲間にパスする、仲間に出せなければ自分でボールを持って上がるなど、どのポジションにいても攻守に絡むようになったと思います。

 


◆今後の課題

・シュート精度

ミドル、ロングを狙うもののまだまだシュートが枠の外にいく場面があります。判断と意識は良いのでシュート精度をもっと上げていかないといけないと思っています。


・受け手を考慮したパス

狙いはわかるのですが、受ける相手に応じたパスを出さないといけない。親の私から見ていても今のはちょっと厳しいよなと思うシーンが何度かありました。ただ狙いどころや意識はOK 後は相手に応じたパスを出せるようになったら、もう一段階レベルアップすると思います。ただそこは本人が今後この環境でやっていくなかで気づき、調整していくでしょう。後で話したところ、本人にもその意識はあるようですし。


・ボールを奪われないこと

絶対にボールを奪われない技術、判断が必要。


 

◆変化の要因

ボールを持てるようになってきたことが大きいと思います。これについてはまた別の機会に書こうと思います。



取り敢えず上手く言っている時は、褒めるだけ褒めて、あまりこうした方が良いとは言わないようにしています。本人の感覚を大事にしたいし、自分で掴んでいくものだと思っていますので。苦しんでいるときはアドバイスというか一緒に考えますが、上手く言っている時は弄らない方がいい。


本人は「俺今日そんなに良かったかな?」なんて言っているので、頼もしい限りという気持ちもありますし、やはり親バカなのかなとも思います。


多分、後者でしょう。