インフロントキック | ゴローとパパの蹴球日記 - 第2章 不合格と告げられた少年 -

ゴローとパパの蹴球日記 - 第2章 不合格と告げられた少年 -

サッカー少年育成記
プロサッカー選手を目指す息子ゴローと父の物語
夢を現実的なものとして日々積み重ねて行く。夢で終わらせない。

最近のゴロー、インフロントキックが蹴れるようになってきました。バックスピンをかけてフワッとした球質のボールを蹴る。


インフロントキックそのものの練習は、時間を設けてはしていませんが、チーム練習で長い距離の対面パスの時に、自主トレの最後にちょっとだけ蹴るようにしているようです。


ゴローには、インフロントキックについて以下のポイントだけを伝えています。

・インフロントキックでボールが浮く仕組みはバックスピンによって発生するマグナス効果によるもの。

・バックスピンをかけるには、ボールを上から下に向けて蹴るイメージ。

・ボールの芯を捉えるのではなく、ボールと地面の間に足を入れる、芯を外すことで回転がかかる。

・フォロースルーは蹴り足をあげない。(ボールを掬い上げない。)フォロースルーがほとんどないか、軸足の外側に流れるように。(ボールにカーブがかかったら要注意)

・理想はボールの回転、軌道は軽くスライス(逆カーブ)する回転、軌道。


以上のポイントをもとに、短い距離でバックスピンをかけることをまずは意識して軽く蹴ってみる。最初はネットに向かって2メートルくらいの位置から。バックスピンがかかるようになったら、ネットではなく対人にして少しづつ距離を離していく。5メートル、10メートル、15メートルと。そしてフォームやボールの回転がおかしくなってきたらまた2メートルに戻してフォームとボールの回転が戻るまでやる。


最初から長い距離を蹴らせないのがポイントかなと思っています。飛距離をだそうとすると、どうしても身体に力が入り力みが出ますので。またボールを掬い上げるように、下から上に蹴るようになりがちです。(いずれも自身で身をもって経験)


今の年代で必要なのは、飛距離ではなく正しいフォームで正しい回転、軌道のボールを蹴れるようになることだと考えています。身体の大きな子などは遠くまでボールを蹴れますが、今はそれは息子には必要ないと思ってます。


また、フォームについては細かく言いませんし、これが正解だとも言いません。人によってボールへの入り方、軸足を置く位置、フォーム、ボールに当てる足の位置、角度などは違うと思いますし、何より本人の持つ自然な感覚を大事にしたいので。


なお、スクールだと飛距離が出るそうです。スクールは人工芝なので。ミニゲームのコーナーキックで反対のコーナーまで飛ばしていました。きっと芝だとボールが地面から少し浮くので蹴りやすいのだと思います。


そしてこれはまだ先の話ですが、インフロントキックを習得する過程で腸腰筋を使う感覚を掴んで欲しいのです。


腸腰筋を使って上半身と下半身を連動、また脱力して身体のバネ作用を使って身体全体で蹴る。そして体重移動ではなく重心移動で動けるようにする。そのための取り組みを今年になってから始めました。


いずれブログに書こうと思います。