私がよく参考にさせて頂いているブログで、昨日の甲子園決勝 慶応対仙台育英について、負けた仙台育英がグッドルーザーであったと書いてある記事を見ました。
私も昨日たまたまテレビをつけたら甲子園決勝を放送していたので見ていたのですが、確かに仙台育英はグッドルーザーでしたね。試合終盤8-2で負けていて敗戦濃厚でも悲壮感はなく笑顔でプレーしていましたし、最後整列して挨拶する際も笑顔で相手選手と握手していました。(もちろん涙を堪えているのは伝わってきました)
彼らが幼少期からこの日のためにどれだけ練習したか、トレーニングを積んだか、苦しい思いをしたか、想像に難くありません。(本当の意味では私にはわかりませんし、わかると言ったら彼らに失礼ですが想像はできます)
本当に悔しかったと思いますし、残念な気持ちでいっぱいだったと思います。
でもそこでグッドルーザーとして振舞えたのは、彼ら自身の野球に対する取り組み方、また背景には指導者の指導があるのだと思います。
ここで私は以前、自チームで誤った指導をしていたことを思い出しました。
チームで息子がまだ低学年のころ、(そんなに昔の話ではないですね。)公式戦だけではなく、練習の最後の紅白戦でも負けると泣く子が数名いました。(ゴロー含む)
その時の私は、「紅白戦の勝ち負けにこだわるな。紅白戦は今日練習でやってきたことを、試合はそれまでにやってきたことを試す、出す場だ。大切なのは勝ち負けじゃない。」と言っていました。
ある時、ある子が紅白戦の途中か後だったか、うまくいかない試合の時「ゴローパパコーチ。勝ち負けはどうでもいいんだよね?」と聞いてきたことがありました。(本心かちょっとひねくれて言ったのかはわかりません。どっちかというと後者のような気もしますが。)
この時、自分の考え方、選手達への伝え方を改めました。
”勝負にこだわれ。結果にはこだわるな”
勝負にこだわるから上手くなる、上達する。そして楽しい。
結果は結果として受け止めて、それを次に生かしていくことが大事。
上手くいかなかった時は必ず理由がある。それを考え、見つけ、変えていくことが大事。
だから結果に一喜一憂しないこと。
そしてこうも思う。
日本代表戦で以前使われていたフレーズ
”絶対に負けられない戦いがそこにはある”
このフレーズ、私はあまり好きではありません。
”絶対に負けられない戦いなどない”
試合で負けても、それが最後の試合だったとしても、夢は形を変えて続いていく。