ミュージカルの配役が、
各教室で発表され、
セリフ決めも始まりました。

とぶくじらのミュージカルでは、
本来、主宰者の意識には、
主役とかはなくて、みんな
活かせるようにしていますが、
でも、やはり作品をやる以上、
主役など、参加してる側には
それぞれになりたい役が出てきます。

なりたい役になれて大騒ぎの子、
思った以上に大きな役で緊張する子、
仲良しとなれて手をにぎりあう子、
そして、
なりたい役になれなくて
悔しくて唇を噛みしめる子…

私は昔、
ミュージカルの出演者だったから、
この悔しさを何回も味わってきました。

だから、辛さが痛いくらい分かります。

悔しいよね。

なんであの子がよくて、
私じゃダメなの?とか、
思うよね。


でも、決める側になってわかったのは、
決める理由は、
その子だけの問題じゃないということ。

その年の全体のバランスは、
かなり大きな割合をしめます。

今年は全体的に
アリス候補にハッキリした
ちょっと骨太タイプが多かったので、
全体的に声も太めの子が選ばれました。

そして、アリス特有の
是が非でも動かない意志の強さがある声。

昨年、「ピーターパン」をした際に 
ウェンディをやったような
演技がうまくても、
繊細さが勝っている優しい声の子は、
選ばれず、数人は涙を流していました。

ウェンディをやった子でも、
前に前に出る演技をしたタイプの子は、
選ばれた子もいます。

また、決定者(私)の思いも
とぶくじらでは
かなり左右します。

その子が割とピンの役が多かったり、
大きい子に面倒見てもらう役が続くと、
時には集団を引っ張る役にします。

支える大変さを知れば、
支えられる感謝も出てきます。

そしたら、来年が変わってきます。

こどもは経験したことが身につくから、
面倒をみたり、みられたりして、
人と助け合う協調性も育まれるでしょう。

そして、チームを作る大切さを
感じてほしいです。

でもね、
じつは集団の役は楽しいです。

役に遊びがいっぱいあるから。

参加初年度に主役をした男の子、
もう主役はこりごりなのか、
集団役になると嬉しそうにしています。

そして、持ち前の演技力で、
たくさんたくさん
出番で工夫してくれます。

彼は今年は帽子屋さん。  

台本の読み方を
さっそく工夫していました。

なりたい役になれなくても、
泣いて悔しくて
また、思いが募って、
乗り越えてたくましくなる。

みんな、がんばれ!