とおぼえの自縄自縛日記

とおぼえの自縄自縛日記

京都を中心に活動する屈折/純文学/変拍子/ポストハードコアバンド とおぼえのweblog
Vocal:徳田♂、Electric Ukulele:東田、Key:徳田♀、Drums:浜口

LIVE
11/11京都LIVE&SALON夜想
12/23京都木屋町DEWEY
1/6京都西院ウーララ


テーマ:

こんばんは、とおぼえ徳田♂です。

 

113()に荒神口「酒 肴 うどん 大多福」で開催された音楽イベント「つるつるぎぐ二杯目」に私単独(弾き語り)で参加させていただきました。

 

大多福主人のHassyさんはお祖父さんが創めたうどん屋さんの三代目で、かなりの音楽マニア。御自身も若い頃バンド活動をされていたせいか、まるで夢一杯の少年のような方です。いかんせん年齢は大分イッていますが、そこには目をつぶりましょう。兎に角、無邪気に楽しくお店をやってはります。

 

そんなHassyさんが自らの店で音楽イベントを開くのが夢で始まった「つるつるぎぐ」も早いものでもう2回目の開催です。どうもHassyさんは私のことを気に入ってくださっているのか何なのか、必ず出演のオファーを掛けてくださいます。というか正確には最初から私が出演すると決め込んでいるかもしれない。オファーの前に私が出ることを勘定に入れてはる。どうも、私の単純な人間性を見透かされている気がします。

私は元々弾き語り師ではないので、正直、弾き語りをするのは怖い。しかし、根っから芸人根性が染みついた人間で、驚異的な出たがりでもあります。怖いが出たい。緊張で苦しいけど、人前で歌いたい。そこらへんのアンビヴァレントな男心をHassyさんは良く理解されているようで、誠に上手にくすぐってこられる。ちょろいもので、今回も気分が良くなって出演を即決しました。

 

しかし、簡単に出演を引き受けたものの、前回の夜想の飛び入り以来ギターを触っていなかったため左手の指の皮が薄くなってしまっており、私の安物のギターを久々に弾くと指に激痛が走ります。上等のアコースティックギターであればブランクがあっても指が痛くないのではないか、という根拠のない妄想に苛まれましたが、私の甲斐性では手が届かない。途方に暮れた私がふて寝していたら、神に近い男・ジュエリーマキタ氏が夢枕に立ってこうおっしゃいました。

 

「徐々にやれ。」(ニコッ!)

 

マキタ氏を直接ご存じない方には何のこっちゃ意味が分からないかもしれませんが、私にとっては天啓に等しいお言葉。ジーザスが舞い降りた。彼が言うのであれば間違いない。そこで、無理しない程度にギターの弾き語りの練習をしていたら、効果覿面、みるみる左手の指先の角質化は進み10月の中頃には指に痛みを感じなくなりました。やはりピンチの時こそ、マキタ氏のお姿を心に浮かべ、それを頼りに我々衆生は一歩ずつ歩んで行くべきなのです。参考までに御真影をどうぞ。夜泣き、疳の虫の特効薬です。

 

さて、当日の出演者は3組。ザジ、とおぼえ徳田♂、Shinya & ドン・ユウジ。(ジュエリーマキタ氏は欠席。)

 

一番手のザジさんは東京のノイズアーティストです。一口にノイズと言っても色々ありますが、起承転結を非常に重視されているため、私にはノイズと言うよりクセナキスの様な現代音楽の一種に思えます。また、ザジさんのノイズからはある種のポップさも感じることが出来ます。

 

いつもは大量の機材を使用されるので搬入を手伝おうと当日早めに私は大多福入りをしましたが、うどん屋さんでのパフォーマンスということで機材を最少に絞られたため、搬入は既に終わっていました。それにしてもうどん屋でノイズパフォーマンスをしようとするザジさんもザジさんですが、それを受け入れるHassyさんもHassyさんです。どんだけ頭が柔らかいねん。

小さなアンプしかなかったので音量的には限界がありましたが、私からすると細部の変化が分かりやすくて、こういう小音量のパフォーマンスも素敵だと思いました。いつもと違って完全に即興だったとのことでしたが、流石の構成力。

余りノイズミュージックに慣れていないお客さんには、この日のパフォーマンスは取っつきやすくて却って良かったのではないでしょうか。ライブハウス以外での小音量演奏も再度観てみたいです。

 

ザジさんのパフォーマンス後は1時間半のFOODタイムです。

 

前回の反省を活かしてメニューをグッと絞り、演奏とは別にFOODタイムを設けることで注文を上手く捌こうとされたHassyさんでしたが、ビックリするほど沢山お客さんが来てくださったためギチギチの満席!

調理場で表情を引き攣らせながらうどんをゆでまくるHassyさんに容赦なく乱れ飛ぶ注文の嵐!!

更に空気を全く読まずに焼きうどんの注文をそこに被せていくとおぼえ徳田♂!!!

 

家内に「Hassy、忙しくて引き攣ってはるやんか?何でそこに注文を被せられるかな?」と叱られましたが、答えは簡単。焼きうどんが食べたかったからです。

店の前に出されたテーブルで家内の刻みうどんを盗み食いしながら、あなぞらのしばたさんやレザニモヲの963さんとゆっくりお話しできたのでFOODタイムも楽しかったです。後、私の大好きな大多福の美味しいうどんが皆さんに褒められているのを見て、「な!俺の舌はしっかりしてるやろ?俺が薦める飲食店に間違いはないねん!」と密かに増上慢タイムに突入したのも自己完結の極み。

 

FOODタイムが終わり、私、とおぼえ徳田♂の出番です。

満席のお客さんを前にして緊張するかと思ったのですが、どうしたことか意外にこの日は落ち着いていた私。演奏前にうどんを食べたからでしょうか。

 

ただ、メンタルの安定が演奏の安定に直結しないのも未熟な私の特徴で、沢山ギターを弾き間違えました。いつもはギター演奏をミスると「しもたッ」と身体全体が固くこわばる私ですが、この日は弾き間違える度に逆に弛緩する感じが身体全体に広がっていき、今までにない感じ。血圧が下がって、思わず成仏すると思いました。

 

割と初めの方で「今日はギター調子よくないな」と気付いたので、ギターは諦め、歌唱により多くの力を割いたのも結果的には良かったかもしれません。1+1が1.7位になっていたら良い様な気がしている最近の私。ええ加減ですんません。

この日のセットリストは以下のとおりの6曲でした。

 

明日も走る

僕にはわからない

チェインギャング

情熱のメリーゴーアラウンド

仏の力

プルトニウムゴーゴー

 

生まれて初めて独りで書き上げた曲である「情熱のメリーゴーアラウンド」の評判が割と良く、やって良かったと思いました。また、眠っている曲の発掘をしてみたいと思いますので期待してください。

 

トリを飾られたのが、Shinya & ドン・ユウジのお二方。

 

ただでさえ安定した演奏力のお二人。シルバーのグレッチのShinyaさんの曲の上に、ドン・ユウジさんがフライングVで彩りを足し算していく。恐らく長いコンビなんでしょうか、非常に息が合っています。私の演奏と違いテンポが揺れないのも安心感を誘うのか、お客さんも手拍子して結構歌ってはりました。

ドン・ユウジさんが弦を切るハプニングがありましたが、弦交換し終わるのを待たずにShinyaさんが歌い始め、弦交換の終わったドン・ユウジさんが曲の途中から演奏に加わってくるのが素敵な演出のようでした。

聞くところによるとあれだけ弾けるのに早めに大多福入りしてShinyaさんは簡単にリハーサルをされていたとか。ほんまに隙がないな。見習わなくてはなりませんね。

 

終演後、飛び入りで名ギタリストのたこボーさんが2曲。酔ってフラフラしているのに流石のギター演奏であわわわわ。こんな人の前で俺はギターを弾いたのか。

 

というより、この日のお客さん、素晴らしいギタリストが多すぎ。勘弁してくれ、殺す気か。

 

この後、カオティックな演奏会はカオティックな飲み会に突入!

私もバンバン、日輪田のひやおろしを飲みまくりました。今年のひやおろしでは日輪田と英勳がぶっちぎりで良かった様に思いますので、大多福はやはり分かっているなあと思いました。結構最後の方まで残っている人の多くはベロベロになっていた様な気がします。私も同様にえらいことになっておりました。実は最後の方は余り記憶がありません。タクシーに徳田夫妻が乗り込む時にふと見ると、大多福の皆さんが玄関口まで見送りに出てくれていた光景だけがアフター・ザ・フェスティヴァル。さよーならー。

 

さて、尾籠なお話。

自分の出番で余り緊張しなかった、と書いたところなのですが、実は名ギタリストの前でギターを弾く行為による無意識レベルのダメージはかなりあったようで、自分の出番が終わった直後、いきなり強烈な下痢を起こして府立医大のトイレまで私が全速力で走って行ったことは、ここだけの話にしてください。本当に危ないところでした。紙一重。

 

ギリギリのラインで人間としての尊厳を守ったとおぼえ徳田♂。

絵に描いた様なポンコツ人間ですが、今後の微妙な活躍に期待してください!!大多福フォーエヴァー!!!!


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こんばんは、とおぼえ徳田♂です。

 

最近、自分の出たライブのレヴューばかりしているこのブログですが、そんなんで良いのだろうか。もっと身を削って面白さを追求した方が良いのではなかろうか。

諸事情で半年以上お休みさせていただきましたが、復帰後、非常に事務的なブログになっているような気がします。休止前はもっと家内の悪口をここに書きまくっていたような。心を入れ替えないといけないな。

 

最近も私は隙を見つけては相変わらず飲んでばかりおります。隙がありすぎて小遣いが不足気味。もっと安い店を見つけなければならないといつも思ってはいるものの、そんな都合の良い店は私の周辺にはない。大阪はその点、良いですよね。安くて美味い店がそこら中にある。現役当時の父は毎日毎日飲んで帰ってきましたが、どうやって資金繰りをしていたか不思議で尋ねてみたら、職場の近所に「がっこう」という極端に安い立ち飲み屋さんがあったらしく、そこなら毎日飲んでも小遣いが持ったんだそうです。余りに「がっこう」に仕事帰りにひっかかる職員が多かったため、体裁を気にした上司から「がっこう」禁止令が出るほどだったとか。「600円あれば軽く飲めた。」「阿呆みたいに安いけど焼き鳥は割とイケた。」らしいので、京都に支店を是非出して欲しい。私も「がっこう」に入学して、毎日毎日飲んで帰りたい。父の出身校が最近のあこがれです。

 

家で飲んでも別に全然構わないのだけれども、マンネリズムは日常のフレッシュさの敵ですので、やはり気分を変えたい。そこでコンビニで酒とつまみを購入して、フレクサブルに都市の隙間で飲んだりもします。例えば、叡山電鉄修学院駅などは割と具合がよろしい。ベンチもあるし屋根もある。たまに電車が入ってきて、人々が乗り降りするのを眺めながら、一献するのも悪くないものです。次に好きなのが京都信用金庫修学院支店のベンチ。ここは屋根がないのが玉に瑕ですが、大きな楠の木の下で風に吹かれながら飲むハイボールは中々の味わいです。一乗寺にお住まいであれば、皆さんもどうぞ。こうした「飲み屋ごっこ」は虚しいといえば虚しいですが、ちょっと気分を変えたいときなんかにはオススメです。

 

「飲み屋ごっこ」をするしないにかかわらず、家に帰れば改めて飲むことになるのは必定です。それもあってか、家で飲む酒にも最近はケチケチしています。

 

私はこれでも日本酒マニアの端くれでFBO認定「日本酒ナビゲーター」の資格も持っているので、日本酒が大好物。しかし、甲類焼酎などに比べると日本酒は高くなってしまいますし、デリケートなので保管等の取扱いも家庭では厳密には難しい部分もある。そのため、良い日本酒を飲みたいときはクウカイGという私の酒の師匠がやっているお店で飲むことにしています。クウカイGで飲むのは、多分、京都では一番品質的にベストのお酒を飲む方法かと思いますので興味のある方は是非行ってみてください。

 

こういうすれっからしの酒マニアがどういったお酒を家で飲んでいるかというと、クウカイGのマスターに「名前を出すな!」とこっぴどく叱られそうなことになっています。何故かキンミヤ焼酎の青汁割り。酒飲み道を何周も回りすぎて、結果的にえらいことになっている。これが美味しいかと問われるとけっして美味しくはないとしか答えられませんが、キンミヤ焼酎のストレートはぞっとしないし、野菜不足も少しは解消する効果もあるでしょうし、毎日飲んでいると慣れてくるので、逆に妙に味のある酒は晩酌で飲みたくなくなってきたような気がします。そういうのは特別な日に飲むのが良いですね。家内はこのオリジナルカクテルを「悪魔のような飲み物」と呼び、毎日それを飲む私を軽蔑しているようですが、それも仕方のないことかもしれません。

 

しかし、ここまでして酒代を圧縮しているのに、全然小遣いに余裕がないのは何でなんでしょうか。思い当たる節としては、ライブハウスで良い音楽に出会った際に嬉しくて飲み過ぎることがあります。家に帰ってポケットを探るとビックリするほどお金が減っていることが頻繁にある。自分が演奏して興奮しているわけでもないのに、何でまたそんなに飲んでしまうのでしょう。私の前世はアルコールランプや一升徳利だったのでしょうか。本当に不思議な現象です。

 

このように年がら年中酒ばかり飲んでいるのですが、実はひとつだけ本当に気をつけていることがあります。それは酒を飲めない方に決して酒を無理強いしないことです。実はとおぼえのウクレレの東田君は一滴もお酒が飲めないのですが、酒席では私など足元にもよれないほどハイテンションで面白いことを連発します。一滴も飲めない彼の周りには笑いと朗らかな雰囲気が満ちあふれる。ここで東田君に酒を無理強いしたりして彼を休止状態にしてしまうと、トークの実力のない私の負担が増えるだけ。火が消えたようになった酒席で困るのは自分です。センスのない自分が嫌になって悪酔いすること必定の理。魚は自由に泳がせておく方が皆が幸せになるのです。もって瞑すべし。

 

さて、このブログもそろそろ〆ですが、お酒も〆は大切です。

〆に関していえば、私は大多福のおうどんや、屯風のまぐろの漬け丼が大好きですね。日本酒をたっぷり飲んだ後、カレーで締めるのも案外オススメです。木屋町のあおいのフルーティーなカレーで締めるのが吉。UrBANGUILDの入っているビルの1階の割烹ですが、色々と美味しいので皆さん行ってみてください。

 

最後に、飲める方、飲めない方、色々いらっしゃると思いますが、そんなに変な酔い方はしないと思いますので、皆さんどうか私を飲みに連れて行ってください。

よろしくお願いいたしますm(_ _)m

 

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 平成29年9月9日より新商品の平野敦士×とおぼえ4thCD-RコラボTシャツも取り扱っております!!

 

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◎平成30年11月11日(日)@京都LIVE&SALON夜想

【出演】VAMPIRE1984/とおぼえ/VAMPIRE!/奇島残月

OPEN 18:30 / START 19:00

\1800 (+1drink \500)

 

◎平成30年12月23日(日)京都 木屋町 DEWEY

イルカホテル×とおぼえ企画

「(仮)DEWEYオクト―バーフェスト」 *あの狂気の酒宴が帰ってきた!!今年も独逸麦酒を飲みませう!!

 

◎平成31年1月6日(日)京都 ウーララ 面黒楼卍企画

 

*ライブ会場で、「つぎはぎ男の迷宮  ーひとつのコラージュから生まれた25の物語ー」を販売しています!!とおぼえ徳田夫妻の書いたお話を載せてもらっております。


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こんばんは、とおぼえ徳田♂です。腰に爆弾を抱えています。余命三ヶ月。

 

今回は遅くなりましたが、9月24日(月)に大阪緑橋戦国大統領で開催されましたsixteencoins主催「鬼炎万丈 其の参 -拳闘-」にとおぼえが出演しましたのでそのレポートです。

 

sixteencoinsのハマダ君からは「キャリアがどうとかは取りあえず置いといて、多種多様な世代のバンドがお互い殴り合う真剣勝負です。」とイベントの趣旨を事前に聞かされていました。それを聞いて「素敵やん。」と島田紳助のような軽率さで思った後、私は不安になりました。というのは、とおぼえは余り京都から外に出ずに淡々と活動しているバンドなので、大阪の若き強豪に力任せに叩き潰されたりしたら、妙齢の中年紳士としてみっともないではではないか。しかし、解決策を全く思いつかない。仕方なく、今までかいてきた赤っ恥シーンの数々を思い出すイメージトレーニングの末、「今更もう少し恥をかいたところでどうってことはないか…」との境地に辿り着きました。面の皮の分厚さと大人のいやらしさ。これこそがとおぼえ最大の武器です。

 

対バンドの不安だけでなく、この日は別の不安もありました。

何しろ音量の大きさと低音のごっつさで名高い戦国大統領です。しかも、初出場の上、客で行ったこともなかったので、全く勝手が分からない。

恐る恐る偵察も兼ねて9月8日(土)に「デマンダとレザニモヲ ニ短調」を観に戦国大統領に行ったところ、確かにもの凄い音量でぶっ飛ぶ。大きい音が苦手な家内に至っては、フロアに入った2秒後に既に涙目。

「物凄い低音と共に胸のあたりにブワッと風が吹いてきた…」と私に訴える家内。

想像以上に凶悪な音響に脂汗がジリジリ出てくる私。

中高年バンドにとって今年最大のピンチ。世代間で殴り合う前に音圧で心臓が止まるかもしれない。そもそも、リハーサルは本当に無事に出来るのか。

 

しかし、怖いからって逃亡は許されません。

レザニモヲの38さんによると、「ステージの中音も大きいが、分離が良く聴きにくくはない」とのこと。その一言だけを頼りに、ライブ1週間前に入ったスタジオで色々悪戦苦闘。特にキーボードを接続するベースアンプの設定には気を遣いました。ベーシストがいないバンドなので常にベースアンプのセッティングには悩むのですが、戦国大統領のアンプは使い慣れないアンペグのアンプということもあり、予め様々なセッティングを試してみる。やはりいつも使っているアンプと違うので戸惑う家内。「低音は出るけどピアノの美味しさが出ない」と「ピアノの美味しさは出るけど低音が物足りない」の間で行きつ戻りつしましたが、練習時間の終わり頃に漸くスタジオでの一番美味しいセッティングに辿り着きました。後はライブ当日のリハーサルで残りの全てを積み上げるしかない。事前にやれることはやったので後は各メンバーを信じるしかありません。

 

さて、ライブ当日のメモリーズ。

大体、このブログには「家内の身支度等が長引き、予め調べておいた時間に遅れ、夫婦喧嘩しながらライブ会場に向かう。」という一幕がライブ当日の描写として頻発するのですが、この日は何と家内が全く遅れなかった。

昔からこのブログを読んでいてくれる人にはそれが如何に異常なことか分かってもらえるのではないか。

相当、戦国大統領という慣れないライブ環境を前に、家内は緊張していたのでしょう。

いつになく凜々しく駅に向かって歩みを進める家内の横顔を眺めていると、その緊張が伝染して意味も無く手が震えてくる私。心なしかカクカク歩いていく2人。一生懸命なのにこの夫妻からは常に負け戦の臭いが漂うのは何故なのか。

 

電車を乗り継いで戦国大統領に集合すると、いつになく東田君が上機嫌。根がメタルな彼は敏感にラウドロックの香りをかぎつけたのでしょうか。もしかしたら、デスメタルの棘だらけのロゴを見たら、ドーパミンが分泌される特異体質なのかもしれません。ご愁傷様です。

また、ドラムスのハマーがよく知らない方と話をしているのでどなたかと思ったら、この日共演するThe Allaxisのギターヴォーカルの方でした。奇遇にも中学の時の同級生なんだとか。不思議な御縁ですな。

 

到着後30分ほどしてから、とおぼえのリハーサルを始めると、いきなり家内のベースアンプから物凄い低音が鳴り響く。事前準備は十分にやったはずですが、想定を遙かに超える重低音が回っていて万事休す。段階的にベースアンプの低音や音量そのものを削っていきましたが、リハーサルの最後まで最適のセッティングには辿りつきませんでした。一方、東田君は爆音でウクレレが弾けてご機嫌。確かにギターを歪ませて6弦を絡めたリフをザクザク刻んだら気持ちよさそうな中音なので彼が上機嫌になるのも分かる気がする。ハマーはベースアンプからの重低音で自分の音がよく聞こえないようで困惑気味。リハーサル終わりで撤収する際に、家内に「本番はもっと思い切って音量を絞って。」と耳打ちする私。嗚呼、元ベーシストでもメンバーにいればここまでアンプのセッティングで苦労することもなかろうに。なかなか難しいものです。

 

開場すると、早速、お客さんが結構集まり始めました。かなり盛況です。

しかも、ライブに対して意欲の高そうな方々ばかりです。バーカウンターがフロアの外なので、ライブが始まってもお客さんがフロアに来てくれなかったらどうしよう!?と悩んでいたので、開演後ほぼ全員がフロアに入っていく姿を見て安心しました。

 

「もしかして、今日は最高のお客さんが来てくれる日か?」

 

家内と短くやりとりを交わす私。これから始まるライブへの期待がふくらみ、不安は次第に消えていきます。

とおぼえ徳田夫妻が緊張から解放された頃、ライブはスタート!

 

1バンド目はThe Allaxis。

ギター2本とドラムスの編成ですが、ギターの内、1本はオクターバーで1オクターブ下げてベースアンプに接続しているとのこと。

ガレージ色の強い音楽性ですが、単にロックンロールベースとも言い切れない感じ。サーフミュージックみたいな柄の悪いリフが格好良かったです。

後、私が若い頃のオクターバーってあんなに正確な音程でオクターブ下の音は出なかったので、技術の進歩と置いて行かれる己を強く感じました。

 

2バンド目はとおぼえ。

家内のベースアンプのセッティングは本番はドンピシャ。本番強子です。

また、沢山お客さんが入っていてくれたので人体が低音を吸ってくれるので、リハーサルの数倍、演奏はしやすかったです。

実は機材トラブルで最後から3曲目位にキーボードのペダルが壊れてしまいましたが、無理矢理演奏しました。失敬。

微妙な間が曲間に微妙に生じる中年感溢れるステージを、東田君の筋肉を、配付したおせんべいを楽しんでいただけたとしたら何よりです。観ていただいた皆様、本当にありがとうございました。

 

3バンド目はFIFTHNEWHEAVY。

現代的なラウドロックですが、ゴリゴリのリフ中心の演奏の上にヴォーカルの方がブルースハープを吹いて重ねたり、オリジナリティを感じました。ざらざらとした質感のヴォーカルが素敵。あんな感じのヴォーカリストに若い頃なりたかったんやけどなあ。私には体質的に荷が重かった。羨ましいです。

楽屋で撮ったFIFTHNEWHEAVYととおぼえのマッチョ。何だか妙に楽しそうです。

 

4バンド目はジャカランタン。


 

お名前は昔から頻繁にお伺いしておりました。ヴォーカルの方は私と同い年だそうで、音楽性は違うのに同世代感を強く感じました。

ロックンロールがベースなんですが、一ひねりも二ひねりも効いた楽曲で、質の高いポップミュージックだと思いました。

何か、家内が昔お手伝いしていたバンドとも親交があったそうで、これからも仲良くしていただけたらなあ、と思いました。よろしくお願いいたします。

 

トリはsixteencoins。

いつもどおり、殺す気でやってるのかと思うほどの迫力と切れ味の演奏。

「バンド同士で殴り合うイベント」とお伺いしていましたが、お客さんを殺す気でやっているようにも見えましたよ。

年齢的には随分下の人達ですが、私は彼らのことをかなり買っています。実直で信頼できる演奏をどのような環境でも行えるのは、場数の多さと真剣なアティチュードが理由だと思います。また、遊びましょう。これからもよろしくお願いいたします。

 

終演後、いつもどおりダラダラ飲み続けたかったのですが、流石に京都に帰らなくてはならないので早めに断念。もっと共演者やお客さんとお話がしたかったなあと、後ろ髪を引かれる思いで帰宅しましたが、出町柳についたら叡山電鉄の終電が終わっていたので全然早めではなかった。観に来てくれていた大多福のHASSYさんが「終電無くなるで。」と声を掛けてくれなかったら、とおぼえ徳田夫妻は豪快に路頭に迷うところだった。イエス様に感謝いたします。

 

さて、実は今回のブログでは、画像はmegrinさんのtwitterを中心にネットから拾ったものを使わせていただきました。

何故かというと、自分の出番終了後ずっとフロアで遊んでいて画像を撮り忘れたのです。年甲斐もないことでお恥ずかしい限り。

でもなあ、皆さんがあんまり素晴らしい演奏をされるので、おじさん興奮してしまいまして…。

いやあ、楽しかった。

 

最後に主催者のsixteencoins、共演者の皆様、素晴らしいお客様方に感謝して、今回のブログを終わろうと思います。本当にありがとうございました。

諸君、また会おう!!

 

 

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七つの傷を持つ男

ねじの回転

トペ・コンヒーロの失敗

ハシヤスメ

 

◎平成30年11月11日(日)@京都LIVE&SALON夜想

【出演】VAMPIRE1984/とおぼえ/VAMPIRE!/奇島残月

OPEN 18:30 / START 19:00

\1800 (+1drink \500)

 

 

*ライブ会場で、「つぎはぎ男の迷宮  ーひとつのコラージュから生まれた25の物語ー」を販売しています!!とおぼえ徳田夫妻の書いたお話を載せてもらっております。

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