昭和42年の物欲

当時、漫画雑誌での楽しみってのは、もちろん連載されてる漫画作品にあるんだけれど、その次の楽しみってのは、雑誌に載ってる広告だった。今回のサンデーでも、前回紹介した「不二家ハイカップ」のパーマンシャツとか、多分当時少年、いやクソガキの心をときめかしたと思うなあ。お小遣いで、どうこうなんて考えられない時代だったし、こう言う「王冠何個で」とか「金のくちばし」でとかのプレゼントだって、そもそも応募機会すら叶えられない現実だったから、雑誌の宣伝記事を見てワクワクしてただけだったよなあ。

この何かパチモンくさい景品も、一応大メーカーのプレゼントなんだよねえ。「怪獣」と言いつつ、「ミーラ男」(笑)とか「一つ目巨獣」ってさ、俺らが当時本当に欲しかった「ウルトラ怪獣」とかじゃないんだよなあ。

さっき、気になって、このプレゼントの「写真とソノシート」ってのを、オークションとメルカリなんかで見たら、あったよ。一応、見た範囲では「1500円〜2500円」の範囲で入手可能でした。ま、夢のない検索でした。

よくこう言う時に話に出る、雑誌広告の通販物ってのも気になってたし、ガキの頃って、物欲にあふれていたんだなあ、まあ、ささやかではあるけどね。