前回のブログの続きですが…

私の住んでいる新興住宅地はどうなのか、と言う話です

大半が大企業のホワイトカラー、大企業の家でも工場勤務の労働者が多いのですが、中小企業、自営業、シングルマザーに家も無いわけでありません。

広報と一緒に地域の小中高の学校だよりもまわってきます。
小学生の将来の夢を見て驚いたことがあります。
だいたいスポーツ選手、医者、現実的なところで学校の先生なんてところが子どもらしいのですが…
クラスで一人は具体的に、この街で勤務している人が多い大企業の会社名を書いている子がいるのです。

部品メーカーなので、任天堂、トヨタ自動車と違って日本人なら誰もが知っている企業でもないのです。
親たちの姿や周りの家庭の生活水準を見て、小学生でも地域でのステイタスが高く感じるのでしょう。

車通勤の方が多く、その大企業の社員は車に社内の駐車場に止めるための証明書がマイカーに貼られています。
それで勤務先が分かるようです。

またその大企業で勤務する社員の中でもまたカースト制度があるようです。
一番わかりやすいのは大卒のホワイトカラー層と高卒の現場労働者

町内会の役員という立場で、多くの住民と話しました。

うちは海外出張がある

夜勤がない

という人たちがいました。
(特に女性)

あとで気づいた(教えられた)のですが

我が家を高卒の肉体労働者の家庭と一緒にするな

と言う意味だったのです。
(肉体労働者という言い方にもびっくりしましたが)

私はそんな会社の中のことも当然知らないし、町内会の役員として住人には平等に接したわけですが。

それが面白くない人も少なくなかったようです。

こんなこと、くだらない、と思われるかもしれませんが、こんなくだらないことがあるから、いじめや差別が無くならないのです

私も役員中、多くの住民と交流しました。
学歴、職業など聞かずにお付き合いしました。
結局、役員終わってからも付き合いが続いた住民はやはり学歴収入が似たような家庭(付き合いが長く続いて気づくのですが)
しか残りませんでした。


学歴、職業に加え子どものころから植え付けられた価値観を理解しあうのはなかなか難しいと実感しました。
だったら最初から似たような家庭が居住する地域に家を買うのも一つのリスクヘッジだと思うわけです。