起業家教育の授業で小学校に伺います。小学6年生3クラスの子供たちがこの起業家教育に取り組んでいます。起業家教育では、子供たちが、「もぎ株式会社」を立ち上げ、市場調査から商品の開発、宣伝活動をして、一般消費者に販売する取り組みです。今日は、第1回目の授業で、活動の課題ともぎ株式会社の立ち上げについての説明をしました。子供たちから、

 

 「本物の商品を売るんですか?」

 

 「そうです。初対面のお客様に買っていただくのです。原価計算をして、売る価格や売る数もみんなで決断するんですよ。株式会社の運営なので、資金調達もありますよ。」

 

等、話がはずみました。

 

 「休み時間をはさんで、次は、社長・副社長を自薦他薦で選任します。では、休み時間にしましょう。」

 

その時です。担任の先生からこういう話がでました。

 

 

 「そんなことはしません。」

 

 

 

 「ちょっと待ってください。この活動は、みんなで取り組む活動です。今、言ったことは、聞き逃してはいけないと思うのです。」

 

この瞬間は、見逃せないのです。ここでは、きっと普段の延長で、深く考えないで、言った言葉だと思うのですが・・・。

 

 

 「先生は相談役です。この活動は、みんなで力を合わせて取り組む活動です。冗談でも、そんな人任せな言葉は、言ってはいけません。でも、今日は初めてこの活動を知ったばかりなので、そこまで意識がなかったことは仕方がありません。みんなで力を合わせてそれぞれの課題に取り組みましょう。みなさん、いいですか?」

 

子供たちは、真剣に聞いていました。その瞬間から、その言葉を言った子だけでなく、みんなの意識が高まりました。子供たちは、その場で言えば、ハッと気づきます。気づけば、次から変わります。この瞬間は大切だと思っています。いくら普段は先生と親しくても、区切りは必要です。

 

それから、ピリッとした緊張感のある中で、子供たちは、社長と副社長を決めました。活動もいよいよ本格的になってきます。また、課題に応じて、この活動について、子供たちの様子をお伝えできればと考えています。

 

 

 

前回の話は、ミニ話(70) 雷が鳴り響く中でのチャレンジ でした。

https://ameblo.jp/tobidasutanpopo/entry-12380341273.html

 

次回の話は、ミニ話(72) ゆらぐK君 です。

https://ameblo.jp/tobidasutanpopo/entry-12381849473.html

 

 

 


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