リンパ腫 | 戸部ウータン動物病院のブログ

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リンパ腫


リンパ腫は、悪性リンパ腫またはリンパ肉腫とも呼ばれる悪性の腫瘍です。ヒマワリ


リンパ球が骨髄以外の色々な部分で腫瘍性に増殖する病気です。チューリップ赤


リンパ腫は発生する場所によりいくつかの型に分類されます。チューリップ紫



多中心型リンパ腫:犬のリンパ腫では最も多い型です。
下顎や腋の下、股の内側、膝の裏など、体表のリンパ節が何か所も腫れるほか、元気がなくなる、食欲が低下するといった症状が見られることがあります。


消化器型リンパ腫:消化管のリンパ組織やリンパ節が腫れるもので、下痢や嘔吐、食欲不振などの消化器症状が見られます。


皮膚型リンパ腫:皮膚に腫瘍として現れるもので、大きさの様々なできものや紅斑、脱毛など、様々な皮膚病変が見られます。


縦隔型リンパ腫:胸腔内にあるリンパ組織が腫れるもので、頻呼吸(呼吸の回数が増加すること)、咳やチアノーゼなどの呼吸器症状が見られます。


節外型リンパ腫:眼、中枢神経系、骨、鼻腔等から発生する非常にまれなタイプです。


どんな型のリンパ腫であっても、リンパ腫がどの程度の進行度(ステージ)であるかを調べることは治療とその予後に関して非常に重要ですチューリップ紫


治療は、診断の確定・ステージ判定後、おもに化学療法(抗がん剤投与)を行います。チューリップオレンジ


リンパ腫のタイプによっては、外科的な処置が必要な場合があります。黄色い花

リンパ腫のタイプや進行程度、化学療法への反応などによって、その予後は様々です。ブーケ1



当院での症例
多中心型リンパ腫


両方の顎の下が腫れているということで来院されました。チューリップ黄


全身のリンパ節が腫れていたため、針細胞診検査で腫れた細胞を顕微鏡で観察しました。チューリップ赤

すると大量の幼弱なリンパ球が観察されました。チューリップ紫


多中心型リンパ腫が疑われた為、病理診断医による細胞診検査と遺伝子解析を行いました。チューリップピンク


リンパ腫の場合、治療には抗癌剤が効果的です。チューリップオレンジ


T細胞由来とB細胞由来のリンパ腫があり、T細胞由来の場合は抗癌剤があまり効かないという統計があります。黄色い花


また抗癌剤を使用する以上診断を確定する必要があります。ブーケ2


検査の結果B細胞由来の低分化型リンパ腫と診断がつきました。あじさい


比較的抗癌剤が効きやすいリンパ腫です。ハチ


予後を判断する為に、全身検査を行い進行度のチェックが必要です。しっぽフリフリ


しかし、病気の進行がはやく、全身状態が悪化してしまった為、オーナー様と相談の結果抗癌剤は実施しませんでした。馬


消化器型リンパ腫

元気食欲不振、吐き気を主訴で猫ちゃんが来院されました。にゃー

腹部触診で腸が腫れぼったく、全体的に固くなっていました。パンダ

超音波検査をしました。ヒツジ



腸壁が肥厚しており、腹部のリンパ節が腫れていました。クマ



針細胞診検査を行いました。ブタネコ

幼弱なリンパ球が大量に認めまれました。ネコ

消化管型リンパ腫の可能性が極めて高いと思われます。うり坊

遺伝子検査をお話させていただきましたが、これ以上の検査治療は希望されませんでしたので、対症療法を行っていく予定です。クマ


癌は早期発見、早期治療が大切です。わんわん

日頃から体を良く触り、腫れなどに気づいたらできるだけ早く病院にいきましょう。虹







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