椎間板ヘルニアの新しい治療(エラスポール) | 戸部ウータン動物病院のブログ

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エラスポールは、シベレスタットナトリウムという、人の医療で急性肺障害治療薬として承認された薬です。ヒマワリ


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簡単にいうと「炎症をひかせる」薬です。チューリップ黄
最近この薬が椎間板ヘルニアに効くという症例報告が多数あります。チューリップ赤
当院でもこの治療法を導入しています。晴れ


椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアは椎間板物質が神経を圧迫してしまう病気です。わんわん
神経の圧迫の程度によって重症度があり、後足麻痺などの症状がでます。にゃー
また椎間板物質が神経を圧迫している周辺には炎症もおきます。ヒツジ
この炎症によっても、痛みや神経障害がでます。うり坊


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椎間板物質の脊髄の圧迫の程度、脊髄の炎症の程度などはCT・MRIでしか評価できません。黄色い花


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検査には鎮静や全身麻酔が必要です。あじさい
椎間板物質が重度に神経を圧迫している場合は、手術が適応となります。ブーケ2
手術でしか原因の椎間板物質は取り除けません。クローバー
炎症によって神経障害が起きている場合は内科療法で反応することが多いです。ペンギン


従来、内科療法としてはステロイドという薬が使用されてきました。ヒヨコ


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この薬は安価で良く効きます。フグ
しかし、副作用が強い薬でもあります。ねこへび
神経の炎症や浮腫をひかせるには、高用量のステロイドを使用しないといけません。ブタネコ
病気の子、老齢の子などには注意が必要です。天使
特定の病気を持っている子には投薬できない場合もあります。おうし座



エラスポールはステロイドに代わる炎症をひかせる薬として最近注目されています。ヒマワリ
ステロイドに比べ副作用も少なく、ほとんどの動物に投薬できます。チューリップ黄
また従来のステロイド療法・ビタミン剤などと併用も可能です。チューリップ赤
当院での使用感としては、ヘルニアの痛みをかなり和らげてくれる印象があります。チューリップ紫
デメリットとしては値段が高い、毎日通院が必要、新薬なので副作用・効能の評価に検討が必要です。チューリップピンク
もともと椎間板ヘルニアなどは使用できる薬品が限られていましたので、この新薬の登場は治療の選択肢が一つ増えるという意味でいいことではないでしょうか。チューリップオレンジ


当院ではできるだけ最新の医療情報を患者様に提供できるよう日々努力しています。パンダ
新薬などは効果が保証できない場合もございますので、飼い主様とよく相談の上、ご希望があれば実施致します。虹




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