子宮蓄膿症 | 戸部ウータン動物病院のブログ

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子宮蓄膿症

子宮蓄膿症とは、大腸菌などの細菌がメス犬の膣から子宮内に侵入して、子宮内に膿が貯まる細菌感染症です。ヒマワリ
この病気は、避妊手術を受けていない中高年齢期のメス犬でよくなります。チューリップ黄
膿の貯まる程度により、発熱、多飲多尿、陰部からの排膿、腹痛、お腹が張る、嘔吐、下痢、食欲不振など様々な症状がでます。チューリップ赤
症状が様々な為、子宮蓄膿症だと飼い主様が気づかず、来院された時には病気がかなり進行していることも多いです。チューリップ紫
病気が進行してしまうと、子宮が破裂して膿が腹腔内に飛び散って腹膜炎を起こしたり、病原菌の毒素が体中に回って多臓器不全、敗血症、DIC(体中に血栓ができてしまい、血液が止まらなくなる病気)を引き起こして死に至る場合もあります。チューリップピンク


子宮蓄膿症の治療には、内科治療と外科治療があります。チューリップオレンジ
外科手術によって子宮と卵巣を切除するのが最も確実な方法です。わんわん
手術が早期であればあるほど、毒素による術後の合併症も少なくできます。しっぽフリフリ


内科治療では、細菌をやっつける抗生剤と、子宮を収縮させ排膿を促すホルモン剤を注射します。コスモス
しかし、これはあくまで対症療法で、細菌を根絶させることは難しく、かなり高い確率で再発します。にゃー
また、薬の副作用で、嘔吐やよだれ、子宮の収縮力が強くなり過ぎて子宮破裂したり、心臓への負担がかかったりします。黄色い花
当院では比較的副作用の少ないホルモン剤を海外から取り寄せて使っていますが、やはり外科手術が一番です。ぶーぶー


子宮蓄膿症の最善の予防策は、避妊手術ですヒヨコ
適切な時期の避妊手術は子宮内膜炎や子宮蓄膿症などの子宮疾患、乳腺腫瘍、卵巣疾患を予防できます。虹




当院での症例


多飲多尿を主訴で来院。ヒマワリ

食欲もあり、元気でしたが、血液検査・超音波検査にて子宮蓄膿症を発見しました。チューリップ黄

今回の子は陰部から排膿していない閉塞性の子宮蓄膿症だったため、早い段階で発見できてよかったです。チューリップ赤

早期発見だったため、白血球が増加していましたが、多臓器不全も起こしておらず、手術を行いました。チューリップ紫
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子宮がパンパンに張れています。チューリップピンク
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摘出した卵巣・子宮チューリップオレンジ
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子宮内に膿が貯まっていました。クローバー


術後、抗生剤の静脈注射・点滴をしっかり行いました。ブーケ1

子宮蓄膿症は術後、体に残った細菌や毒素により、多臓器不全など合併症を起こす場合があります。ブーケ2


今回は早期発見、早期手術できた為、合併症は起きず、無事数日で退院できました。虹

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