多発性嚢胞腎 | 戸部ウータン動物病院のブログ

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多発性嚢胞腎


腎臓に嚢胞(液体が溜まっている袋)がたくさんできる先天性腎疾患です。ヒマワリ
初期は無症状ですが、嚢胞が増えて大きくなっていくことで正常な腎臓組織を圧迫してしまい、腎機能に障害が起きます。もみじ

現在、嚢胞の進行を抑える効果的な治療法は確立されていません。ブタ
多発性嚢胞腎と診断された場合は、腎不全の進行の程度を正確に把握し、その進行具合にあった治療を行います。チューリップ黄
腎臓機能の負担を少なくするために、日頃から水をたくさん飲ませ、食餌は療法食などに変更、高血圧の治療、サプリメントなどを始めます。チューリップ赤
早い時期に見つけることができれば、腎不全の進行を遅らせることができます。チューリップ紫
しかし、徐々に進行しますので、日頃から猫ちゃんの健康状態に気を配る必要があります。チューリップピンク


多発性嚢胞腎は遺伝疾患であるとされています。チューリップオレンジ
特にペルシャ、エキゾチックショートヘアー(ペルシャの短毛種)においてその遺伝性が知られており、ほぼ半数の猫がこの病気を持っているという研究発表もあります。にゃー
この病気の診断は、生後1~2ヶ月齢から可能ですが、生後10ヶ月以降ですと98%正確に診断することができます。わんわん
エコー(超音波診断装置)で確認します。クマ



当院での症例
健康診断の為、猫ちゃんドックを行いました。あじさい
実施内容は身体検査・血液検査・胸部腹部レントゲン検査・腹部超音波エコー検査・尿検査です。黄色い花
レントゲン検査にて左右腎臓の鈍化、サイズの不整が認められました。にゃー


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超音波検査にて両側の腎臓の中に小さな嚢胞が多数ありました。コスモス


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尿検査では比重もしっかりしており、血液検査でも異常はありませんでした。パンダ
追加で尿タンパク・クレアチニン比という腎臓の障害の程度をみる検査を行いましたところ、少し腎臓に負担がかかっている値がでました。うり坊


食事を腎臓食に変更し、血圧を下げ、腎臓を保護する薬を開始しました。ブーケ2


今回、無症状の段階で多発性嚢胞腎という診断ができましたので、比較的初期から腎臓の負担を軽減することができます。ブーケ1
健康診断の重要性を感じました。ヒヨコ
今後嚢胞が大きくなっていくことが予想されますので、定期的に腎臓をチェックしていく必要があります。虹

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