眼球摘出 | 戸部ウータン動物病院のブログ

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眼球摘出術は内科治療、外科治療などに反応せず、動物のQOL(生活の質)を損なう場合に最終手段として行われます。ヒマワリ
適応疾患として,悪性腫瘍,治療に反応しない緑内障,重度の感染症,外傷などが挙げられます。あじさい



当院での手術例
交通事故にあったとのことで来院されました。チューリップ黄
左眼が重度に感染をおこし、飛び出ていました。チューリップ赤
全身も重度の感染症をおこし、鼻も膿性の鼻汁で詰まっていました。チューリップ紫


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意識のレベルの低下。ヒツジ
重度の脱水もあります。ぶーぶー
口内炎もひどくヨダレがでています。にゃー
レントゲン検査では骨折などはありませんでした。ネコ
エコー検査では膀胱炎・血尿があり血餅で尿閉塞を起こしていました。ねこへび
血液検査では全身の感染症、尿閉塞による重度の尿毒症がありました。オバケ

眼をなんとかしてあげたいところですが、全身状態が悪いので手術ができません。馬
まず尿閉塞を起こしている血餅をカテーテルで介助し、尿がちゃんと作れている事を確認しながら点滴を行いました。しっぽフリフリ


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同時に全身の感染症に対して抗生剤をしっかり使い、疼痛管理も行いました。ヒヨコ
3日間の集中的な治療により、尿毒症という緊急的な状態は脱せました。うり坊



すこし食欲もでてきましたので、今度は感染を起こしている眼の摘出術と去勢手術を同時に行いました。もみじ
眼窩手術には眼球摘出術と眼球内容摘出術がありますが、今回は感染がひどい為眼球摘出術を行いました。パンダ



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眼球摘出術の際、視神経をいじるときに眼心臓反射というものに気をつけなくてはいけません。ペンギン
よって視神経に局所麻酔を行い、手術中は心電図をしっかりモニターをし、不整脈、徐脈にならないか気をつけなければいけません。わんわん
眼球を摘出後、中を洗浄しました。ブーケ2


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事故の影響で古い血の塊が大量にありました。ヒヨコ
眼窩の中が空洞になってしまい、術後漿液の貯留・手術跡が窪んでしまうのを予防するためにシリコンボールを入れ、傷口を閉鎖しました。クマノミ


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術後強い痛みが予想されますのでフェンタニルという麻薬で2日間疼痛管理をしたあと、オピオイドという痛み止めを数日続けました。クローバー


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徐々に傷口も回復してきて、食欲も出てきました。にゃー


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術後10日ほどで抜糸しました。チューリップ黄

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全身状態の悪いところからよく回復してくれました。クマ


優しい飼い主様に保護され、飼ってくださるとのことでしたのでホントよかったです。虹



手術後2ヶ月です。もみじ

ペットホテルに来てくれました。うり坊


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毛も生えて綺麗になりました。虹




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