先日お邪魔した銚子ポートタワーのある夫婦ヶ鼻(岬)は、日本無線界の聖地なのかもしれません。「無線電信創業之地」の刻まれた記念碑が建っています。

ここには銚子無線電信局がありました。創業1908年(明治41年)と言うので、100年以上も前です。後藤新平が逓信大臣をしていた時代と言えばわかりやすいかもしれません。中波を使い、出力は1kW。開局直後にシアトル向け航行中の丹後丸との交信にも成功していると言うから素敵です・・・と思って調べたら、それでも最長交信距離は110浬(約200km)だったようです。

その後、受信施設が別の地に作られ、この地は送信所として1939年(昭和14年)まで活躍しました。

1969年(昭和44年)には短波帯の電波を使い小笠原諸島との電話回線も開通させました。フェージングを伴う電話も、今となっては味があって良いかもしれません。

ピーク時の交信数は年間130万通。世界一の電信局と言われた所以です。

その後、短波帯を使用した長距離通信は人工衛星に取って代わられて行くわけです。ただ、今でも電波に魅了されている一人からすると、ここ銚子無線電信局の跡地には感慨深い何かを感ぜずにはいられませんでした。

ちなみに、少し離れた地球の丸く見える丘展望館のすぐ近くには、その昔、犬吠電波観測所と呼ばれる施設もあったようです。今はNICTの施設になってます。

まさに銚子は電波のメッカ。太平洋ダクトはここから狙いたいなぁと思います。