雪冤 | とあるワナビーのライトノベル作家になるための追憶

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雪冤 (角川文庫) 雪冤 (角川文庫)
691円
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最高評価S~最低評価F

【文章力】C
【構成力】B

【キャラクター】C

【設定】A

【総合】B

 

【あらすじ】

 

15年前、京都。男子学生と十九歳の女性が殺され、一人の男が逮捕された。元弁護士の八木沼悦史は、死刑囚となった息子・慎一の冤罪を信じ、一人活動をしていた。だが、息子は面会を拒絶、弁護士に無罪を訴える手記を手渡す。一方、殺された女性の妹・菜摘に、真犯人を名乗る人物・メロスから電話が。メロスは悦史に自首の代償として五千万円を要求するが―。驚愕のラスト、横溝正史ミステリ大賞の傑作・社会派ミステリ。

 

【感想】

 

前半は非常によかった。時間を忘れて読み続けた。謎の生み出し方も、ページを捲らせる引きも上手だった。死刑という題材をよく調査されたのだろう、その部分に関しても読みごたえがあった。

次々と明らかになっていく真実には、いったいどこに結末を持ってくるのだろうとはらはらどきどきした。ミステリーなので自然と自分なりの推理をしながら読み進めた。

きっと最後にはこちらの予想を裏切る結末を用意してくれているはずだと期待した。けれど後半は失速。

それまでの丁寧に掘り下げていた姿勢とは異なり、ミステリーを生み出すため、ただ単に読者の予想を裏切るためだけにストーリーを二転三転させた印象を受ける。そして最後の最後に明かされた真実は、それまでで一番陳腐なもので、いやいやそれはないだろと悪い意味で裏切られた気になった。

ミステリーはオチが勝負だ。最後の部分が作品の印象を変える。

なので、こういう結末は残念だった。

前半部分のどうやって読者を小説の世界に引き込むかは上手いので、その部分は参考になるだろう。

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