メアリと魔女の花 | とあるワナビーのライトノベル作家になるための追憶

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テーマ:

 

最高評価S~最低評価F
【演出力】B
【構成力】D
【キャラクター】D
【設定】B
【総合】C

 

【あらすじ】

 

禁断の“魔女の花”の力で魔女となった少女メアリの奇想天外な大冒険と、やがて”小さな勇気”を持って自分の力で失敗や困難に立ち向う姿を、米林監督ならではの表現力と演出で描いた、“出会いと希望の物語”!

 

【感想+ネタバレ】

 

とんでもなく駄作というわけでもなかった。けれどジブリには今の段階では到底かなわない。宮崎駿監督の素晴らしさを改めて痛感させられた。

まずは何を描きたいのかわからなかった。主人公であるメアリが今まで好きになれなかった自分を好きになれるようになる成長物語なのか、それとも捕らわれた世界から元の世界に戻る話なのか、それとも少女と少年の恋愛模様を描くボーイ・ミーツ・ガールなのか。もしくは魔法学校という未知の場所を描く作品なのか。

もちろんこれらの要素は絡まりあってていいのだが、明確なストーリーの柱が一本ないと物語が薄味になってしまう。

おそらく最後に「一緒に帰ろう」という台詞が多くあるから、それがメインかなと思うのだが、それならストーリー展開としては①理不尽な現実世界に嫌気がさしている主人公、②異世界、もしくは別の世界に行ってその魅力に心を躍らせる主人公、③その別の世界の背後にあった悪に気づいてそれに立ち向かう。もしくは自分のそれまでの現実世界が危機にさらされているなど、戻りたいという意識が生まれる、④戻るための障害が生まれるがそれを克服して無事に帰れる、という王道パターンがあるわけだが、それを丁寧に描いていないので最後が盛り上がらない。メアリという主人公のキャラクターの掘り下げも甘いし、そもそも魔法の世界と現実世界の関係性も不明。魔法は誰もが知っているものなのか。それとも隠されてきたことなのか。そして敵キャラクターが犯そうとしている危険も、具体的にどんな危険なのかわからなかった。

ボーイ・ミーツ・ガールなら、そもそももっと関係性の変化のエピソードを入れなければどうして二人は仲がよくなったのか。お互いの関係性はなんなのかわからない。

と、色々な部分に不満があるが、だからと言って見どころが全くなかったわけではない。ところどころの演出では光るものもあった。劣化ジブリと言われているが、ジブリで監督をしていたのだからジブリ的な要素は消さずに持ち続けたほうがいいと思う。今はまだストーリーやキャラクター設定などが未熟だが、いつかそれらがよくなったら爆発する可能性はあると思う。

これがスタジオ一作目だが次回作に期待したいと思える内容だった。

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