あなたのお気に入りのクラシックピアノ曲は? | to-be-physically-activeのブログ

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 花組大劇場公演『巡礼の年~リスト・フェレンツ,魂の彷徨~』の公演プログラムの最後の方に,演出家,花組生たちへのアンケート結果が掲載されていました。質問内容は「あなたのお気に入りのクラシックピアノ曲は?」でした。それぞれが子供の頃に聴いた思い出の音楽やバレエ・レッスンで使用した曲などを挙げている人が多いように思います。なかには音楽学校の卒業試験の器楽演奏の課題曲として練習に励んだ曲を紹介している人も数名いました。たとえば舞月なぎささんはショパンの「革命のエチュード」,若草萌香さんはドビュッシーの「アラベスク第1番」,星空美咲さんはリストの「ため息」と答えていました。器楽にピアノを選んだ音楽学校生は,どなたも本格的なピアノ独奏曲に挑戦しているようです。

 天真みちる・著『こう見えて元タカラジェンヌです🌺』(左右社,2021年)にもピアノの得意だった天真さんが学生時代のピアノレッスンの苦労話を詳細に記録していらっしゃいました。彼女がピアノ講師から与えられた課題曲は,ラフマニノフの『前奏曲 作品3の2/嬰ハ短調 鐘』だったそうです。フォルテッシモを多用する難しい曲を練習で克服し,卒業演奏会ではラフマニノフの『前奏曲 作品23の5/ト短調』を披露したと書かれていました。ピアノを器楽に選んだ人は,涙ぐましい努力で課題克服に励んでいるようです。

 あぁ,一度でいいから星空美咲さんの弾くリストの「ため息」を聴いてみたいなと思いました。ちなみに私はピアノは弾けませんが,お気に入りのクラシックピアノ曲はチャイコフスキーの「ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 作品23」です。この公演を機に,リストのピアノ曲集「巡礼の年」をダウンロードして聴いてみたいと思っています。生田大和先生の創作のためのインスピレーションの源になった曲だそうです。

 

 

ピアノを弾くフランツ・リスト (1840) 

画・ヨーゼフ・ダンハウザー(Josef Franz Danhauser)