向上心はときに絶えざるプレッシャーとなって
僕達を襲います。
あれもこれも試したい、いいことは全て自分の
生活に取り入れたい。
でも、この思考では、全てが中途半端に
終わってしまいます。
本質的な要素を絞り込むのが重要だと思います。
今、世の中は、急速にテクノロジーが進歩したおかげ
でとても便利になりました。
スマートフォンの普及により、今まで不可能と思えていた
事が可能になりました。
そのおかげでビジネスの幅が広がり、僕自身も
その恩恵にあやかることが出来ています。
新しいアプリもどんどん開発されて凄まじい進歩です。
ただ、当然、良い局面ばかりではありません。
物事には、必ずプラスの局面とマイナスの局面が
存在します。
『陰と陽』ですね。
世界はこの陰と陽のバランスで出来ています。
■男と女
■昼と夜
ピンチは最大のチャンスというのもこの陰と陽の
関係です。
後退がなければ前進はありません。
暗闇がなければ光りがないのと同じです。
後退するのは前進するときでもあります。
ピンチは前進するのに必要な要素です。
僕達は今、とても複雑な社会に生きています。
重要な事ほど難しいに違いない。
そうでなければいけない。
そのせいで、シンプルな事は間違っている
と考えてしまう。
シンプルだと理解できないのに複雑な方が
理解できる。
これも、複雑なほうが正しいという思い込みから
くるものだと思います。
結果は同じでも、その過程が複雑なほうが
満足感が大きく、やりがいを感じる。
しかし、その過程が複雑になればなるほど、
そこにかかる時間も増えることになります。
そう考えると僕達は、必要でない事にも全力を注いでいて、
自分に必要な本質を見極められていないのではないでしょうか？
僕は、この思考になってから断ること
が出来るようになりました。
自分にとって本当に重要な事を見定め、
あらかじめ障害を取り除いておきます。
その為、それ以外の事は断るようにする。
それまでの僕は、差し迫った案件から片づけたり、
期限が迫ってから根性で頑張っていました。
結果、なんだか中途半端で振り回されている感が
半端なく、疲れきっていました。
しかし、本質を見極めたときの状態は、
質の高い仕事が出来、コントロールしている感が
気持ちよくて日常も楽しくなりました。
質の高い仕事をした方が当然、評価を得るし
自分のモチベーションも上がります。
それが自己肯定感をあげ、成長へと繋がります。
本質を見極められなかったり、方向性を見失ってしまう
理由として『選択技が多すぎる』ということがあると
思います。
ここ10年くらいで僕達の選択技は急激に増えました。
可能性が広がったとも言えますが、その反面、
大事なものが見えにくくなったとも言えます。
心理学では、選択の機会が増えすぎると、
人は正しい決断が出来なくなるとも言われています。
それでも便利になっているのも事実で、
チャンスが広がったことも事実です。
上手く見極めれば、成功が出来る時代です。
ここでいう成功とは理想の生き方という事です。
本質を見極めるには、思考を変えていく必要があります。
僕が訓練してきたのは、大多数の物は不要と考え、決定的に
重要なことだけに絞る。
また、集中せざるおえない環境にあえて自分をおきました。
これは考える為の余裕を作るためです。
忙しくて考える余裕もないという事を避ける為でもあります。
他に不要な物を捨てる
脳をシンプルにして、本当に重要な物を見定める為です。
『遊び』も大切です。
遊びは、好奇心が刺激され発想を豊かにします。
ワクワクするし、純粋な自分をさらけ出せます。
それが『思いがけない気付き』にも繋がります。
ストレスを軽減してくれます。
ストレスは、生産性を下げ、好奇心や創造性の力を
弱めてしまいます。
『遊び』はそれ自体が本質的でとても重要です。
元々の僕達は、シンプルな状態であったはずです。
社会で生活でしている中で複雑な思考が植付き、
それが常識になってしまった。
シンプルであれば、あまり嘘もつかなくてすみます。
個人の悩みもそうだし、世界の抱える問題もそうです。
自分らしく、楽に幸せな生き方が出来ます。
シンプルにすれば良いだけなのに上手く行かない。
当然だと思います。
何十年もかけて潜在意識にインプットされた
『常識を非常識に書き換える』のは大変な作業です。
本を学んだりセミナーを受けても上手く行かないのは、
この『潜在意識』が大きく関係しています。
その為、日々の思考に向き合っていくことが
重要だと考えます。
ほんとにちょっとした、小さな成功を積み重ねる。
ほんとにちょっとしたことで喜ぶ。
とてもシンプルです。
理想の人生を選ぶ為に
『本当に必要な物は何か？』
それ以外のことは捨てるシンプル思考で
僕は生きていきます。
最後までお読み下さりありがとうございました。
とても嬉しいです。
来てくださった方との出会いに感謝いたします。