僕の今までの人生は、とてもつまらないもので常に不安と向きあっていたと思う。

 

今から約4年までの僕の日常は、

■周囲から自分がどう見えているのか?

■どうすれば上手く人づきあいが出来るのか?

■万人に好かれる(評価を得る)にはどうすればよいのか?

 

そのことばかりを気にしていた為、常に緊張感があり心は疲弊していた。

何度も自分の意見を変えて毎日がイライラの連続で家族にもあたりは強かったと思う。

 

高校から大学まで約7年間続けていたマクドナルドのアルバイトでは、早い段階でアルバイトのリーダーであるスウィングマネージャーという立場になり色々なことを経験させてもらった。

おそらく、今の自分の社会での適応能力や持ち味はこの時にほぼ作られたと思う。

とても素晴らしい環境で働かせてもらった事には本当に感謝している。

 

その後は、何回か転職を繰り返したが、1社目は中小の広告代理店で営業の仕事をした。

ノルマは厳しかったが、誠実、正直、熱意を持った姿勢がうけ成績はよかった方だと思う。

よくお客様から頂いたお言葉で「彼は、営業トークは上手くないけどあの姿勢で来られるとつい仕事をあげたくなっちゃうんだよ。」

と間接的にご評価も頂くことが出来た。

紹介もたくさん頂き、会社からの評価も上々で順風満帆に思えたが、ある事をきっかけに退職をしてしまうことになる。

 

自分が新規の契約をいくつか取ったことで、会社としては新しい流れが来ている。

これからは新規部隊を作り、方向転換していこう。

その為にロールプレイングでトークに磨きをかけようという会社の方針に納得が出来なかった。というよりは怖くなってしまった。

 

体育会系のガチガチの営業は苦手だったし、何となく穏やかで落ち着いた雰囲気、人が良くてこの会社に就職をした。

それが社長の態度も変わり、急に社内が殺伐とするようになった。

 

僕は、新規営業は抵抗なく出来るが、社内の人間相手に皆に見られながらロールプレイングをする事がどうしても嫌で、当時は会社に行くのが辛くてしょうがなかった事を覚えている。

結果、ロールプレイングは散々な結果だった。

 

思えば小学生の時、歌のテストで一人づつ皆の前で歌うんだけど、歌えずに泣いた事があった。

自慢する訳ではないけど、僕は足が速かったしスポーツが出来た。

明るすぎて先生にもよく怒られたけど目立つ存在ではあったと思う。

でも、緊張感のある中で人前に出るのがとにかく嫌だった。

 

劇も苦手だったし、知っている人達の前で緊張感にさらせるのがとにかく嫌でしょうがなかった。

 

学校はとても楽しかったけど、スポーツ以外の行事は憂鬱だった。

特に義務教育の期間はそういったことが多いので、大人の自由は本当に最高だと思う。

この点だけは、二度と小学生には戻りたくないと心の底から言いたい!

 

ちなみに知らない人の前では比較的、大丈夫な方だと思っている。

 

話は戻るけど、この会社は現在はもうない。

 

それ以降は、違う広告代理店で再び営業職を経験して、4年前に退職した会社で僕の会社務めは終了した。

 

最後の会社の経験を少しだけ話したいと思う。

全国に約10店舗のビジネスホテルチェーンでマネージメントを経験させてもらった。

僕が社会に出て最も活躍できた期間だ。

 

最初は、現場業務から初めた。

各店舗をまわりルーム清掃、フロントなど一連の業務を教わったが、かなり大変な業務であった。

清掃はかなりのスピードが要求されるが、当然、質も要求されるので早いだけでは駄目。

フロントは、とにかく業務が多く、自分が抱いていたイメージとはだいぶかけ離れていた。

 

それでも、自分の持ち味である環境適応能力、人当たりの良さで周囲の協力も得て、過去最短で現場研修は終わり役職を得た。

従業員からの評価、会社からの評価を得た一番の理由は、部屋の回転率を考えたオペレーションを提案して実践した事、それにより大きな売上、利益をもたらしたことだ。

 

僕は、感覚派なので偶然に恵まれた事も幸いしたが、この期間はとても熱い情熱を持って仕事が出来たと思う。

とにかく楽しかった。

その後、新店舗の立ち上げを経験して課長という立場になり、約1年後に退職をする事になった。

 

社員を含めて何百人という従業員の中で生活する事に疲れてしまった。

 

■指導が上手い、分かりやすい。

■深い部分まで話を聞いてくれる、相談に乗ってくれる。

■シフトも各個人の事を誰よりも考えてくれる。

■仕事が細かい、ミスが少ない。

 

この4点を良く評価されていたが、今思えば自分を守る為に自らを苦しめていただけだと思う。

本当に必要な所に力を注げていたのかと言えばそうではなく、従業員と会社の間に挟まれ、従業員に気を遣う事を一番に考えていた。

それは、現場の社員が一番大事、人は財産とかそんな綺麗なことじゃない。

自分が評価を得たいからであり、嫌われたくないという強い思いがあったからだと今では分かる。

 

勿論、悪い部分だけではない。

周囲の状況が良く見える、人の考えていること、感情の変化に気づきやすいというのは僕の最大の武器(持ち味)でもある。

それを変えたい、なくしたいとは絶対に思わない。

 

今は、こうして冷静に自己分析が出来るようになったが、それは退職後にある出会いと気付きがあったからだ。

 

退職後、貯金は少なく働かなければ厳しい状況ではあったが、

■何か新しい道を見つけたい。

■自由に生きてみたい。

■変えたい。

 

この思いを抱きいくつかのセミナーに参加した。

そこである人に出会い僕の人生は大きく変わることになった。

それが僕のメンターであり、今では最高の友人であり生涯のメンターだ。

 

その方に勧められた本をすべて読み、思考、在り方など様々な事を学んだ。

 

その学びの中で僕は、自分の本当にやりたい事、生涯をかけて学んで生きたい事を見つけることが出来た。

それから現在までの日々は、全てが大きく変化した。

というよりも世界が変わったように思える。

 

日常でイライラすることが大幅に減り、苦手な人、嫌いな人がほとんどいなくなった。

見方が変わったというのが正確な言い方だと思う。

 

他人主体の人生から自分主体の人生になった。

 

今は、自分の直感、感じ方を一番大切にしている。

それをバロメーターに日常でのあらゆる選択をしている。

 

望まない場所には行かないし、お金の使い方もしない。

 

出会う人に感謝し、物に感謝するようになった。

 

自分と向き合う時間が増え、答えは全て自分の中にあることが分かった。

 

自分という人間は素晴らしい存在であり、唯一の才能の持ち主である。

それは、僕だけでなく今、地球上にいるすべての人間に唯一の才能がある。

 

長くなりましたが、今日はここで終わりにさせて頂きます。

 

今後もこのブログを続けていきますので、ご覧を頂けましたら幸いです。

皆様との出会いに感謝いたします。