貿易の達人:140.貿易を科学する:貿易ドリル6:物理的差_115.貿易で「就活・副業・起業」 | tntのブログ

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140.貿易を科学する
最速で貿易事業の達人になる秘訣 -115-
「差」で稼ぐ貿易の法則」 -113- 【副業から起業編】


<貿易ドリル>No.6


(前章までの内容)
この章では、「差」で稼ぐための貿易の
法則を実践的な例を交えながら解説して
います。


(本章では)
今回から、貿易事業に関わるに当たって
便利な貿易ドリル(実務演習)により
実際の貿易業務の内容を実践に即して
解説します。


このドリルの解説の後に、下記の分類に
応じて、具体的な貿易事業の解説を行い
ます。

・業種:業界・商品の違い、商品分類法
・地域:仕入市場及び販売市場の違い
・形態:輸出又は輸入の違い


【貿易ドリル】6回目


原価計算編:輸入経費割当計算 -1)


今までは、1種類の商品を1回で輸入
する際の原価計算のやり方を説明して
きました。
しかし、実際には1回の仕入で複数の
商品を輸入する方が多いでしょう。


その場合、輸入時に貨物全体にかかる
費用については、その費用を商品別に
原価に割当することになります。


割当する計算方法は、二つの方法に
大別できます。


①全体の輸入金額と原価計算したい
対象商品の金額の割合に応じて
原価への配布を行う場合。


②全体の輸入重量(又は容量)と
原価計算したい対象商品の重量(又は容量)
の割合に応じて、原価への配布を行う場合。


①の場合、例えば輸入金額の合計が
1万ドルで、対象商品の小計額が千ドル
の場合、1000/10000=10%
がその原価割当の配布の割合。
輸入諸費用合計が、10万円の場合、
1万円がその商品にかかった費用と
なります。


そして、その商品が100個の場合、
10万円÷100個 = 100円が、
一個当たりに掛かる輸入経費
と計算されます。


②の場合、例えば、輸入合計重量が
1000kgで、原価を知りたい商品の
重量が100kgの場合、その割合は
10%です。もし、輸入経費合計が
10万円の場合、1万円の経費が
かかり、該当商品の数量が100個
とすると、1万円÷100個 = 100円が
単品にかかる費用となります。


尚、厳密な原価計算を行う会社では、
①と②の両方を計算してから合算する
方法を採用しています。


10万円の合計輸入諸経費の内、
運賃に関わるものは、②の計算方法で
それ以外のものは、①のように金額に
比例して計算し、その後これを合算する
やり方です。


例えば、全体に占める
①の金額割合が60%で、
②の重量割合が20%の商品の場合、
10万円 x 0.60 ÷100個 = 60円/個
10万円 x 0.20 ÷100個 = 20円/個


尚、金額割合にする経費は、
送金費用、
商品金額、
関税、
通関手続き費用
などです。


一方、重量割合にする経費は、
海上運賃
国内運賃
に関わる費用です。
船会社が貨物到着案内の送付時に請求
してくれる金額は、ほぼこの海上運賃に
相当するものと計算しても構いません。


尚、実際にはこの②の重量〈又は容量)
での原価への配布が出来ない場合が
あります。


その理由は、小さなカートンに複数の
商品が入っている場合です。
或いは、仕入先のパッキングリスト
の中の情報不足と言う場合もあり
ます。


従って、会社によっては、①の
金額割合のみを採用しているところ
もあります。


注意したいのは、大容量、重量物の仕入
の場合です。この場合は②の計算方法を
必ず、採用して下さい。そうしないと、
単独でこの商品を輸入する時と、
他の商品と一緒に輸入する時でその
原価が大きく異なる場合があるからです。


高精度計算サイトに掲載済みです。
下記より、アクセスしてみて下さい。


高精度計算サイト:原価割当金額基準


次章に続く。