078貿易を科学する:氷山の一角:物理的差_56. | tntのブログ

tntのブログ

ブログの説明を入力します。

78.貿易を科学する
最速で貿易事業の達人になる秘訣 -62-
「差」で稼ぐ貿易の法則」 -56- 【副業から起業編】


(前章までの内容)
この章では、「差」で稼ぐための貿易の
法則を実践的な例を交えながら解説して
います。


(本章では)
今回も、ミクロの世界の原子の仕組みを
参考に、商品の「差」の本質を明らかに
して、さまざまな提案を致します。


【予想為替レート】
前回から、
貿易事業を行う時に使う計算式をご紹介
しています。
前回の式の改良版を作成しました。
下記にアクセスしてご確認下さい。


【改良版:予測為替レート計算】


改良版は、
1日当たりのリスク幅を、
0.10%から0.05%に変更した上で、
支払までの期間が30日以内の場合は、
更にプラス1.0%のリスクを加えて
計算しています。


31日以上の場合は、
1日当たりのリスク幅は同じの0.05%
ですが、追加リスクレートは、
プラス1.50%にしています。


今回は、レートリスクを若干少なめに
見積もった計算にしています。


【貿易市場の見方】


-氷山の一角ーさて、今回より新たに違う側面から
貿易事業を見ることを提案します。



その考え方のベースは、やはりミクロの
世界をヒントにしたものです。


それは、貿易の市場を南極や北極に
浮かんでいる「氷山」に例えることから
出発します。


「氷山」を仮想の貿易市場と見ることを
提案したいのです。


「氷山」は文字通りの「氷でできた山」
です。
そして、「氷山」は、陸から離れ海に
浮かんでいます。
そして、海面より上に出ている部分は
少なく、その大半は海面下にあります。


この氷山を貿易事業における「市場」と
仮定するのです。
その場合、海面から飛び出した氷山の
部分が、「現在見える市場」です。
海面下に隠れて部分は、「現在見えない
市場」です。


この「見える市場」では、売れるもの、
売れないものが顕在化した市場です。
誰でも、少し調べれば売れ筋商品
が見えてくる市場のことです。


一方、海面下の氷山は、表向きには
見えません。レーダーか、ソナーなど
の機器を使って、機械的電子的な
方法で探知するか、実際に海面下に
潜ってみないとその状態は分かりません。


潜在的にあることは分かっていても、
実際の規模やその質はわかりません。


そこで、海面下にある氷山の部分を、
市場に例え、これを「潜在市場」と
呼ぶことにします。


海面上に見える氷山は、「顕在市場」
です。
心理学の「顕在意識」と「潜在意識」
と思って下さい。


貿易事業における市場も、
大きくこの二つに分けることが可能
です。


そして、貿易事業で大きく稼ぐには
この潜在市場の存在をどのくらい把握
できているかによって決まります。


表に出て見えている市場は、氷山が
いずれ流氷となり溶けてしまうように
必ず衰退します。
また、そうならなかったとしても、
競合が激しさを増し、利幅が段々と
とりにくなります。


一方、潜在市場は、一般の人には全く
見えていません。
または、見えている人がいる場合でも
どうしたらよいか分かりにくいのです。
事業として行うにあたって。


そして、この潜在市場はいつかの時点で
顕在化します。
その時に先行者利益を得られるかどうか
はその事業のスピードに左右されます。


ここで提案したいのは、「だから事業には
速度が必要だ」ということでは、ありません。
潜在市場を探すことが重要であるという
ことです。


それは、新しいビジネスモデルの発見
であったり、新商品の発明・発見、又は
単に新しい仕入先を発見することである
かもしれません。


顕在した市場、既にみえる市場では
実際に売れ筋になっているかどうかが
一番重要です。
顧客を引き付けるプラスの要素をもった
商品が多いほど、儲かるからです。


そして、その商品は通常、モノ又は
サービスです。
ハードウエアかソフトウエアとも
言えるでしょう。


ミクロの世界から考えると、
売れ筋商品であり、ヒトに例えると
主役の俳優が一番大切です。
会社にプラス、売上や利益をもたらす
もっとも大切な部分です。


しかし、その売れ筋だけに注目すると、
通常は「氷山の一角」とも呼ばれる
「見かけの市場」だけをみることに
なります。


その見かけの市場にはプラスとマイナス
売れるか、売れないかしかありません。
そして、誰でもその市場には参入が可能
です。一方で競合も激しいのですが。


そこで、提案したいのは、潜在市場の
存在を知り、これを顕在化させること
です。


そのために、ミクロの世界の考え方
からどのようなヒントが見いだせそうか
を次章より、具体例を挙げて提案して
行く予定です。