55.貿易を科学する
最速で貿易事業の達人になる秘訣 -39-
「差」で稼ぐ貿易の法則」 -33- 【副業から起業編】
(前章までの内容)
この章では、「差」で稼ぐための貿易の
法則を実践的な例を交えながら解説して
います。
今回、その【実践編】の2回目です。
(本章では)
今回も、ミクロの世界の原子の仕組みを
参考に、商品の「差」の本質を明らかに
して、さまざまな提案を致します。
前回までに出てきた用語は今後も頻繁に
使うので、今後は、必ずその用語の簡単な
リストを冒頭又は最後に掲載することに
致します。
人や商品に置き換えることで、理解しやすい
或いはすぐに思い出せるようにするのが
その目的です。
【実践編】No.002
ある実行中の貿易事業のプロジェクトを
実況中継です。
但し、公開できない部分は匿名であったり、
商品や市場などの設定は別名にする場合も
あります。
但し、その内容は本物です。
筆者=A, 相談者=B
B「商品を決めてきました。二種類あります。」
「一つ目は、あるブランド品です。昔から個人で
並行品を扱っていたので、その延長です。」
「もっと本格的にやろうと思っています。」
「昔からやっているので、仕入も販売も
問題ないと思います。」
A「そうならば私に特に相談しなくても
そのまま、自分のやり方で
継続されてはどうですか?」
B「いや、違うんです。
もっと本格的にやりたいのです。」
「利幅が少ないことと、
販売数量があまり増やせないの
が悩みなんです。」
A「まず、質問があります。
個人名で輸入/販売していますか?
それとも、法人登記して
会社としてやっていますか?」
「ホームページはありますか?」
B「まだ、個人名義です。」
「ホームページも当然ありません。」
A「どうやって販売しているのですか?」
「そして、仕入はどうやって?」
「一度に仕入する額は幾らですか?」
B「有名なショッピングサイトと、
オークションサイトを通じています。」
「仕入は輸入地に昔からつき合い
のある友人を通じています。」
「一度に仕入する金額は
10~20万円くらいです。」
A「三点のみ、今回はアドバイス
させていただきます。」
①
A「一つ目は、
仕入数量は一度に30万円を超える
金額に設定して下さい。例えば、
もし15万円とすると、商品の仕入
総額に対する輸入諸経費の総額が
20~30%になるはずです。」
A「これを30万円にすれば、
この比率を10~15%に抑えられる
はずです。
粗利率で10~15%は変わります。
但し、商品の重量や容積によって
変わりますので、注意が必要です。
容積や重量が比較的小さいものの
場合では、こうなるはずです。
また、仕入地(輸出地)が台湾や
中国、韓国などアジアにある
国からの輸入の場合です。」
下記リンクを参照下さい。
②
A「二つ目は、
個人ではなくて会社にして下さい。
「この相談を機会に法人登記
をして下さい。」
A「そうしないと、海外の仕入先の
信用を得るのは困難です。」
「通関を代行する業者も探しにくい
でしょう。」
「国内の卸売業者から卸値で買う
のも困難なはずです。」
A「あなたが貿易事業をやるという
覚悟もつかないでしょう。」
A「合同会社という形態の会社なら
数万円で法人登記できるはずです。
10万円以下で済むでしょう。」
③
A「三つめは、
その会社のホームページを作成
して下さい。
多分、ご存じと思いますが、今は
無料で簡単なホームページを作成
できるサイトはたくさんあります。」
「まずは、日本語版だけで構いません。」
次章に続きます。
【主要用語リスト③】
監督兼脚本家=台本を渡す人=演技指導もできる人
=演出家=主役(主演者)と脇役(助演者)を
を決定する人。(=中間子)
その他のスタッフを含めて、3種類の台本
を持っている。
1)三つの台本を持つ。
一つ目の台本では、
売れる演技指導する力のUを1つ=+2と
脇役を演技指導する力の反Dを1つ=+1の
両方を使う。これは、主役用である。(+3)
尚、必ず最後に1/3をかけることになっているので
(計:+1)とする。
二つ目の台本では、
助演者用の演技指導する力のDを1つ=-1と
主演者を引き立てる役割をする力の反Uを1つ=-2の
両方を使う。これは、脇役用である。(計:-3)
尚、必ず最後に1/3をかけることになっているので
(計:-1)とする。
三つ目の台本は、
その他のスタッフ指導用であり、ゼロである。
そして、どの台本を誰に渡すのかは、監督が
決めることである
2)クオークとしては、第一世代のみがある。
3)全体としては、UとDの要素は三種類あるので、
前述したように、「+1のとき」、「-1のとき」、
「+-0のとき」の三種類の電荷を持つ。