昨日の朝から腰が激痛です。
足を前に出すたび骨盤のあたりが痛くて、
「これは歩けないかも…」
と冷や汗が出るほどでした。
ネットでいろいろ調べてみると、温めること、ストレッチすること、やさしくマッサージすることなどが対処法でした。
温かい味噌汁やお茶を朝食で摂るとだいぶマシになりました。
知らず知らず身体を冷やしてしまっていたのかもしれません。
骨盤ベルトをつけると少し楽になりなんとか歩けそうです。
日曜日の朝、1週間分まとめて買い出しに行くのですが、これは行けないなと思い
「野菜はあるけどメインがないから、帰りお肉買って来てくれる?」
と旦那さんに頼むと
「えー、めんどくさいなぁ。」
という返事…
旦那さんはトラックの運転手は3連休で休みなのですが、自分の本業が忙しくて余裕がないみたいです。
朝出かける時、何かを頼むと大概機嫌が悪くなります。
快くない返事にムッとしましたが、黙って見送りました。
出かけてしばらくすると旦那さんから電話がかかってきました。
時間が経ってから、反省と弁解のフォローあること多々ありです。
「今日外食でいいよ。好きなところ予約してくれていいから。久しぶりにカニは?」
と提案がありました。
旅行に行ったつもりで、数ヶ月に1回カニ料理を食べに行くのが我が家の1番の贅沢です。
旦那さんの大好物でもあります。
でも、私にとっては
「カニ料理=旦那さんの泥酔」
なのです。
それくらい休みの日、美味しい料理にお酒を欠かすことができない人なのです。
「酒が飲めないなら、いい店行く意味がない」
といつも豪語しています。
特にカニ料理では熱燗とにごり酒を飲むのでベロベロになるのです。
先日も大きなお腹での介抱にうんざりした事件があったばかりだったので、
「せっかくだけどもう外食はいいよ。腰も痛いし、泥酔する人を介抱できないから。
外食行くと正直よけいに疲れる。
あなたは気分良くなるかもしれんけど、私は帰り気分が悪くなること多いから。」
と言って断りました。
そしたら
「…俺今日は飲まないから。
カニでいいよ。」
と言ってきました。
結婚して3年、初めての言葉で耳を疑いました。
信じられませんでした。
お酒抜きでカニを食べる姿が想像できません。
疑いながらも予約をして夜カニを食べに行くことになりました…
「俺ここで飲まないの初めてやな。間が持つかな。
あ~、この雰囲気やっぱり飲みたくなる。」
我慢できない感じを全面に出してきます。
「…そう言われると、可哀想になってくる。代行で帰るって手もあるよ。」
と、つい甘い言葉を出してしまいました。
でも昨日の旦那さんはいつもと違いました。
「…いや、今日はやめとくわ。」
と言って、コーラを頼んでました。
「帰ってから飲むし、我慢する。」
と言って、初めてシラフの旦那さんとカニ料理を楽しみました。
ここ最近で1番嬉しい時間でした。
結局帰ってからもこの日は飲みませんでした。
昔から母に、男は
「酒か博打か女か、どれか悪癖があるもんや。」
と聞かされていました。
私の父は「博打」でした。
旦那さんに出会った時、いつも飲みながら株で食って行きたいとか夢みたいなことばっかり言っていたので、
「あーこの人は酒と博打だな。」
と思っていました。
「俺は毎日飲みたい。そのために働いてる。」
が口癖で、旦那さんが荒れている時に出会い結婚した私は、そんなお酒に溺れる旦那さんも受け入れていました。
…この3年でずいぶん変わったなとしみじみ思いました。
数ヶ月前は、街で友達と飲んで酔っ払って帰ってきて、血まみれで玄関で寝ていることがありました。
口周りが深く何箇所か切れていて、絶対殴り合いの喧嘩をして帰ってきたものだとびっくりしたことがあります。
どうやら、足元がフラつきこけて木の茂みに顔面つっこんだらしいです。
何週間もマスクをつけて過ごしていました(~_~;)
私は
「その怪我、アンちゃんからのメッセージだよ。
顔に怪我したのは、顔見るたびに反省するでしょ。泥酔するとそのうち大変なことになり身を滅ぼすよっていう警告。
そうなって欲しくないからこそ、怪我を通じて反省させてくれてるんだよ。 」
と言っていたほどです。
今回お酒を飲みたいという自分の欲望を抑え、1番飲みたい場所で飲まずにいてくれて嬉しかったです。
今までそれができなかった人が1回でもできた時、株が急上昇するので、相当「得な人」です。
些細なことですが私には大きな変化で、心が満たされる時間でした。
あと3日で産休というところで、腰痛になり焦りましたが、家事は旦那さんに助けてもらい乗り切りたいと思います。
アンちゃん、パパ成長しました٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
時に厳しく応援してくれてありがとう。