、久しぶりにアンちゃんと帰宅するも、通夜や葬儀の準備が慌ただしく始まる。


しかし私はこのアンちゃんを送り出すセレモニーに、意外と癒され感動したのです。




まずアンちゃんに悪いものがつかないようにお清めのお経をあげてもらう。


その後湯灌師(ゆかんし)さんがアンちゃんの身体を綺麗にしてくれる。


服を着替える時も女の子なのでついたてをして隠してくれる。


オムツを替える時も男性は席を外して女性が担当してくれる。


赤ちゃんとしてではなく、1人の人間、1人のレディとして扱ってくれる。


なんだかすでに泣きそうだ…




湯灌師さんと一緒にアンちゃんの旅支度をさせてもらうことにしました。


肝臓が悪かったアンちゃんの顔は真っ黒で、肝斑というシミが両頬にくっきりできていましたが、ファンデの重ね塗りで綺麗にカバーできました。

チークと口紅をつけるともとの可愛いアンちゃんに戻りました。


葬儀の日、お坊さんは故人を送る手紙を読んでくれます。

難しい言葉ですが、なんとなく意味が分かりました。



「秋風を感じる頃、朝露が落ちるように尽きた命。

死というのは避けられない人の定めというものの、あまりにも惜しまれる幼い命。

せめてもの救いは両親祖父母の愛情を一心に受け、けがれを知らずにこの世を去る事…」


妙に咳き込みながら手紙を読むお坊さん。


私はその言葉を聞きながら号泣していたので気付きませんでしたが、後で葬儀社の人が教えてくれました。


「お坊さんが2人とも泣いていましたよ」


葬儀社の人もみんな泣いていました。


お坊さんが泣いてくれるなんて…


この人間味溢れるお坊さんはアンちゃんに

「秋月」という素敵な戒名をつけてくれました。


会ったこともないアンちゃんのためにみんな泣いてくれるなんて、アンちゃんには不思議な力があるのかな…?








{B55CD76E-BABC-45B2-9EF5-76EF4F7D2567}

この写真載せるか迷いましたが、私にとって誇りに思う写真ですのでお許しください。