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高輪自然美容研究室

心と身体と魂の健やかさ、慈愛を元に様々活動をしています。

みなさま、こんにちは。takanawa 藤池です。
今回のお題は ”受け取る”です。

今の時代は、受け取る=与える、だと分かっていらっしゃる方々も増えてきたと思います。
呼吸と同じ。深く吐けば沢山吸えます。そして訓練した人は多くのエネルギーを扱える様になります。これ真理。
この世は全てエネルギー、それはリズムを持って循環しています、その流れを止めないように、与えて受け取りながら私達は生きていますね。

2013年6月のコラム「バランス」( http://ameblo.jp/tnb-lab/entry-11551902605.html )でも書きましたが、基本的に満たされた社会で成長してきたはずなのに、様々な不調やアンバランス、大小の問題を抱え、満たされない想いや不幸せだと感じている人が多いのはなぜでしょう?

世界には清潔な水さえ飲めない人々が9億人もいる(WHO/UNICEF共同モニタリングプロジェクト報告書(2010年)より)というのに、これだけ満たされた日本にいる私達はなぜ幸せを感じる事が出来ないのでしょう?


上記ブログにも書きましたが、与えられる一方で成長してきた私達はもう十分受け取っているのだと思います。

私達に足りないのは「与える事」。

ですので、meenaさんの今回のブログ( http://ameblo.jp/tnb-lab/entry-11782023353.html )にあるように、与える事でバランスが取れるようになる人は多いと思います。

もちろん、見返りや結果を求めていては純粋に与える事にはなりませんので、最初は無理の無い範囲で始め、与えた事はすぐに忘れる様にする事が大切だと思います。


ちなみに藤池は代表理事を務める TODAY IS THE DAY の慈善活動で、この授受により起こる様々な事象の捉え方や、発生する問題等の対処などを伝え、教育する事を重要視しています。

何でかと言いますと、与えたものがいつどんな形で廻り回って入ってくるかは誰にも分からない。入ってくるものが自分にとって受け取りやすいものとは限らない。
その為、せっかくギフトが来ても受け取る事が出来ない、またギフトだと気付かない事などもあるからです。

なんてもったない!


慈善活動を体験し、始めは ”与える” つもりで、結果 ”頂いた” という感覚を持った人は多いと思います。
自分や周囲の飢えやエゴが見え、ショックを受けた人も多いと思います。
そのショックをどうして良いか分からず、放置したり逃げたりした方や、活動を止めてしまった方もいると思います。(東日本大震災でも多くのボランティアがこういった状態に陥りました。中には団体ごと活動停止してしまったりも。)
与えるつもりで相手を傷つけてしまった経験を持つ人もいると思います。

慈善活動は、与える純粋性が高い分、受け取るものも純化して来ます。
喜怒哀楽問わず、自分の心に響くもの、理屈抜きで丸裸になる様なものがやって来るのです。(循環については陰陽五行の流れで説明していますが今回は割愛)
それは、その時の自分にとって間違いなく最大のギフトです。
しかし、それ(己が剥き出しになること)に慣れていない方はショックを受け、混乱してしまいます。(怒り・嫉妬・恐れ・不安・悲しみ、など様々な形で現れます。)
ですので、自己の学びや人間性の成長という意味では最適なのですが、そのまま知らずに突き進むと誤解やぶつかり合いが生じ、心的に疲労してしまいます。せっかくの善意から生まれたエネルギーで傷つけ合い、せっかくの活動が滞ってしまう事もあります。

善悪や正誤、好き嫌いなどの双極の感情に囚われず、「なぜそうなったのか、そう感じるのか」と受け止める冷静さや準備、そしてそれを受容する人や場が必要です。
そうした学びを繰り返し、双極(二極)からワンネスへ思考で導くことで意識のレイヤーを上げていきます。(これが出来るのは人間だけ。)

140306_f_陰陽五行簡易

そこを事前に教育でき、共に成長を意識する仲間のサポートで活動出来れば心強いですね。
いわば、『上手に受け取る練習』でしょうか。


日本には慈善活動団体は少なくは無いのですが、”慈善活動とは何ぞや””慈善活動をする事で自分に何が起こるのか”を伝え・教えていく団体がまだ少ないので、その部分の教育と、指導者が増えれば、と思っています。


精神性や人間性の成長は一人では不可能です。
己とは、何らかの対象があって初めて見えて来るものですから。

喜びであれ、怒りであれ、全ての感受性は自己の成長の鍵です。

これからの時代は特に、与えれば与えるほど入ってきます。
みなさまも日々十分に受け取っている事を見付け感謝し、可能な範囲で与える事を意識して生活してみてください。

それでは、みなさま、今月もお健やかに。
takanawa 藤池


世界の国々で飲用可能な水がどの程度普及しているかは下記WHOのページにデータがあります。
http://apps.who.int/gho/data/node.main.606
意外な国が100%では無い事を知りびっくり。
日本は本当に恵まれていますね。