僕らの世代は、
ちょうど戦後のベビーブーム世代の
子供世代で、とにかく人が多かった

そんな僕らが中高年になった事で、
現場で顧客の最前線に立って成果を
生み出すプレイヤーが不足し、

管理だけを行う人材のニーズが低下

要するに椅子の数に比べて人が多過ぎる

年齢構成のひずみが拡大していて、
企業としても役職適齢期を迎えている人達を
持て余している

これまで企業のために尽くしてくれた従業員
に対して職位で報いることができないので
中高年層のモチベーションが維持できない

その結果、
役職定年を導入せざるを得なくなってる

年齢で区切って、
次の人に役職を回さないと人が多過ぎるから
どんどん不満だけが溜まる

悪循環

日本のあちこちで
上に重く、下が軽い組織が増えている

誰が考えても、バランスが悪い

何か支えがないと、
上が重い物は、すぐ倒れることなんて
誰でも知ってる

もちろん、それは問題だけど
重い上にいる人たちも大変という話です

役職定年や定年で
上を軽くする事ばかり考えて
下を重くする活動を怠ってる組織の多い事

少子化だから
下を重くしようと思っても
これまで通りのやり方だと人は集まらない

アイデアのない企業は
人が集まらない状況を指をくわえて
見続けた結果

上が重く、
下の軽い組織が出来上がったって訳です

正直、制度疲労が極まってると
言わざるを得ません

一昨日の記事
豊富な研修制度もそう

豊富な事は、いっけん良いことに思えますが
結局、自分で考える事を放棄してしまう人を
増やしているだけにも思えます

会社が面倒を見てくれる
会社が何とかしてくれる

そんな気持ちがどこかにあることが
少し1人1人の対応を鈍らせ

それが、集まると
上が重く、下の軽い組織が出来上がる

僕ら中高年世代は
もっと意識強く自分の事は自分で!と
思って日々過ごさないとね
 

 

トニー・ブリゲル