配属は誰が決めるものと思ってますか?

まもなく4月を迎え
大量の新卒社会人が誕生します

いくら働き方改革だジョブ型雇用だと
叫んでみたところで

間違いなく
新卒社員の配属先を決めるのは会社です

希望通りの配属になる人もいれば
希望が叶わず不本意な配属先になる人もいます

しかし、いずれにせよ
学生から社会人になった人は

もれなく
会社から配属先を指示されるという経験をします

そして、
その後も繰り返し同じ経験をします

自分の人生なのに決定権の一部を
会社に委ねざるを得ないような経験

これを繰り返す訳です

しかも同期と言う名の疑似共同体が形成され
その中での競争をあおるといった
どんぐりの背比べが行われます

入社3年目までは、横並びで
3年目の昇格試験から差がつき始める
なんていうのは、よく聞く話

ここでも
自分の努力とは別のところで
横並びが推奨されるという経験をします

こういった経験を繰り返した結果
まっすぐに努力しても正当に評価されるか
どうか分からないと学習していきます

そうして全力で努力をしない

場合によっては、
働かないで会社にぶら下がってるだけの
中高年社員を生んで行きます

つまり
いくら働き方改革を叫んでも
ジョブ型雇用に移行しようとしても

この配属を決めるのは会社ということを
改革しない限り、20年も経てば
今年の新卒も「働かない中高年」に
なっていく訳です

働き方改革と言いながら
配属は会社が決める

この時点で既に方針がチグハグ

これではいつまで経っても
改革は不可能です

見直す必要があるのは
採用後の初期配属ですよ
 

 

 

トニー・ブリゲル