末っ子ポン太(仮名)は クラスメートのリバー(仮名)からいじられまくっていた
ポン太の通っていた小学校では 春と秋にいじめの実態調査のため アンケートをとっていた
ポン太は リバーのいじりに弱っていたので 1年前の春のアンケートでリバーについて書いた
先生に叱られたリバーは ポン太に謝り 一件落着
・・・・と思いきや しばらくすると元に戻ったorz
秋のアンケートにもリバーのことを記入して提出した
でも何も変わらなかったので お母さんに今までのことをぶちまけて 改善するようお願いした
しばらくおとなしかったリバーだったが 時間がたつとまたポン太をいじりだした。(´д`lll)
ある冬の夜 バスケの自主練習のとき 見てしまった(@ ̄Д ̄@;)
ボールをポン太にぶつけているリバーを・・・・(`Δ´)
これは・・・・直接話すしかないな・・・・・と思い
次の日 自転車でリバーが帰るのをまちぶせ決行した
運悪く集団下校だったので 他の子が散っていくまでストーカーのようについていった
2,3人になったところで声をかけた
「リバー君 10分ほど良い?」
他の子は変な顔をしながら先に帰っていった
( ̄^ ̄)「昨日ポン太にボールぶつけているの見たんだよね 」
「ポン太のことをどうしていじるの?面白いから?」
「ポン太君は笑わないからどうすれば笑うのかなと思って」
「リバー君は何が目的でバスケをしているの? リバー君の夢って何?」
「将来プロになりたい」
「じゃあポン太をいじっている暇無いんじゃないの? 自主練習見てても遊んでいるようにしか見えないんだよ 他の子はもっと真剣にやっているよ 練習できるのも 体育館の手配をしてくれる人 教えてくれるコーチや監督 送り迎えをしてくれるお母さん いろんな人のおかげでしょ それを無駄にしないようにしなさい ポン太にもリバー君を相手にするなって言ったからね いじりいじられの関係というより お互いバスケが上手くなれるような関係になってほしい ポン太は家に帰ってからまた小学校に行ってシュートの練習をしているよ」
リバーはハッとして顔を上げた
ポン太が学校でシュート練習していることを知らなくて驚いたようだった
子供相手に緊張したが 伝えたいことはすべて言えた
以前は試合でもシュートが入らなかったポン太も それ以降シュートがよく入るようになった
リバーがパスしてポン太がシュートを決めるという場面も多く見られるようになった
チームでの最後の試合の時 ポン太は何か悔しくて泣いていた
その時 リバーが隣に来て声をかけてくれていた
リバーがそんなことしてくれるなんて・・・・・・(ノ_-。)
小学校の大会で負けて悔しくて もっと強くなりたい もっとバスケがしたいと入ったチーム
その時はリバーがいたから不安やいやな予感しかなかった
でも自分の子とよその子の成長が見られて チームに入れて良かったと今ではつくづく思う
卒業にあたって『夢を語ろう』という学校からのおたよりに バスケのプロになって活躍したいと書いていたリバー君
ぶれないリバー君はえらいと思う
夢に向かって行く中でいろんな宝物が見つかっていくだろう
かげながら応援しているyo