井戸川克隆さん 東電前演説 4 | 普通な毎日が続くとは限らない

普通な毎日が続くとは限らない

自分の好きなこと書いています


責任を取ってもらえないようなこと今までしましたか?


原子力発電所と共生することに何ら問題を提起せずに仲良くやってきたじゃないですか


それはしっかり責任を取るという紳士協定 契約までしなくても言葉だけでも紳士協定があったからです


逃げ隠れするような態度でそんなことで再稼動と言ったって説得力ありません


私はそんなことを 町民にひどい思いをさせたくありません させてしまったんです


避難させるときの道を決める時に スピーディーさえわかっていれば あのような道を選択しませんでした


誰だって当然あのルートは使いませんけれど このスピーディーの情報でさえ届かなかった


必死に我々を守ろうとすれば 社員の家族を犠牲にしても 恩のある立地の町民を守ってくれたでしょう


その家族も町民なんですよ


社員ばかりが町民じゃなくて 社員も 普通の職員も普通の町民もみんな大事な大事な町民なんです


何か道を間違ってませんか


人の道を間違ってませんか?


人の道を間違ってる人が経営するってのはどうなんでしょう


昔は会社の信用というのを大切にしました 一番にしました


看板を大事にしました


それは看板は信用です 信用は自分で作れません


相手が評価をしてくれます


そんな会社に今すぐ生まれ変わって 私たちを故郷に戻す努力をしていただきたい


25兆円も使って地元東京電力の意見を聞かずに早期帰還をすすめるという役所があるそうです


地元と東京電力の言うことも聞かずに早期帰還を図る


そのために25兆円を用意した


そういう計画もあるようですが やはり基本は私たち住民と東京電力が同じテーブルで話し合って物事を決めていく 解決していくしか道はありません


それが一番早いんです


最初は激論になっても だんだんとお互いの立場を理解してそして うまくいくんですよ


それを要領よくやってるうちは全く信用できませんし信用できるような会社にはなっていません


ますます私どもからは遠くなっています


遠くなってても加害者としての位置はどんどんと重くなっています


こんなことで日本の道が誤らないように 私は国政に出て正しい道を喋っていきたい 訴えていきたい


そんな思いで参議院に立候補しました


本当に辛いですね ここに立つってことは本当に辛いです


立たれる方もうんと辛いでしょう


しかし立つ本人も辛いんですよ


昔はまだ良かったんですよ


事故を起こさないって約束を実行しているうちは


そのあとがまったくダメですね


反省して真に正しい道を選ぶようにしていただきたい


国民を欺くことはもうやめていただきたい


子供達の被曝をさせ続けることもやめていただきたい


あんな高い放射能のレベルの中で暮らしを強要することもやめていただきたい


お願いしたいと思います


以上です


ご清聴ありがとうございました


私は今度の事故で直接被曝をしてしまった首長 日本でただ一人 私が直接被曝をさせられてしまったんです


被曝の影響は少しずつ出ているんです


従って私がしゃべる これは私の義務だと思っています


どうもありがとうございました