皆さんこんにちは。Nです。
私は境界知能とASDグレーゾーンの当事者です。
今回は、処理速度が低いことで障害になっている部分についてお話します。
〇処理速度とは?
目で見て取り入れたことを、素早く正確に処理する能力のことです。
処理速度が低いと…
・目で見たことを認識すること。
・目で見たことを記憶すること。
・同時に何かをすること。
が、苦手になります。
例)黒板に「2021年2月13日(土)」と書いてあり、それをノートに書き写す。
→「2021年2月13日(土)」を1度見ただけでは覚えられず、何度も黒板を見返してしまいます。
そのため、他の人がすぐに書き終えても、処理速度の低い人は書き終えるまでに時間がかかり、なかなか書き終わりません。
また、処理速度の低い人が、文字を書き終えるまでに時間がかかることで、他の人を待たせることもあります。
これが、学校の授業や職場の場合だと、
他の人から「あいつのせいで授業が終わらない。」とか、「仕事が終わらない。」などと言われてしまいます。
実際に、私は今の職場で作業に取り組む時間がかかり過ぎてしまい、周りに迷惑をかけて、嫌な思いをさせてしまいました。
〇どのような配慮が必要か?
(私の個人的な考えもあるので、実際に実現出来るとは限りません。)
・黒板に書いてある内容を、写真で撮る。
→ノートに書き写すことだけに意識がいってしまい、先生の話している内容についていけなかったり、
先生が黒板の文字を消してしまい、書きたいことを書き写せなくなってしまったりすることもあります。
そのため、写真を撮っておけば、後でノートに書き写すことが出来るので、先生に許可を得られるなら、やってみてもいいのではないかと思います。
・黒板に書く文字の量を減らす。
→長い文章よりは、短く分かりやすい言葉を書いてもらった方が、時間もかけずにノートに書き写すことが出来ます。
・(職場の場合)スピードよりも、正確さを重視する仕事をさせてもらう。
…このような配慮があることで、処理速度の低い人が、学校の授業や職場で嫌な思いをすることが減っていくのではないかと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます( ´ ▽ ` )ノ