不登校3年目の中2長男は確実に回復期に入っているように見えます。


6年生でいじめがきっかけで不登校になり、1年間は保健室に行かせたり、友達を読んだり、母親のコントロール下にいました。

そしてついには鬱、自傷行為へと悪化していきました。


中1でメンターに出会い完全不登校に。入学式も行かせず、ゲームも解禁、好きなものを食べ、好きな時に眠り起き、小言も嫌味もアドバイスも一切無し。ひたすら笑顔で見守り、要望はすべて100%かなえました。ゲームの課金も、ゲームパソコンも、家具も全て欲しいと言ったものを買い与えました。その結果ゲーム中毒状態、昼夜逆転、お風呂に入らす歯を磨かず、髪は伸び放題、匂いもひどい状態の引きこもりになりました。母親と話をせず目つきも悪く別人になってしまいました。


母親の対応は変わらず、見ない言わない笑顔、100%即要望に応えてきました。


少しずつ息子に変化が現れ、本当に少しずつです、前進後退を繰り返し、中2の夏頃から長い時間外出するようになり、冬の12月に突然別室登校を始め、行ったり行かなかったり、昼夜逆転したりしなかったり、勉強したりしなかったりですが、この数日グンと前に進んでいるようです。


ついにゲームから離れよう、携帯を触らない時間を増やそうとし始めました。

本を借りてきてこまめに読むようになりました。

これまで漫画すらあまり読まない状態でした。

携帯とパソコンゲームだけで1日を過ごしてきた長男です。

背中も猫背になり曲がっています。お腹にも太いシワが入り、パソコンのせいだなと笑っています。

何度も悩みました。ゲーム中毒なんじゃないか。

それでも何も言わずにいました。

息子のまん丸いお婆さんのような背中を見て胸を痛め涙を流していました。



そんな息子が自分で時間を制限しようとしています。


ゲームが不登校に悪影響だということを言う方もいるかもしれませんが、我が家にとっては息子が自分で自分のことを立て直すためのものとなりました。



そして昨今の息子が、メンターから言われていた良い子を演じているかどうかを見極めるのは息子の機嫌です。


良い子を演じていればこの状況は続きません。いつかまた元に戻ります。


ですが、機嫌良く笑顔で鼻歌を歌う息子は良い子を演じていないのです。


メンターから卒業する時、息子はまた学校に行けなくなります、と言われました。


それは違いました。

息子は学校に自分の意志で通い、勉強をしています。


メンターからの助言があっての今の息子の姿ですが、迷った時は一番近くで見ている母親の勘を信じて進めるのがよいと確信できました。



登校刺激を取り除き、見守り、あるタイミングで背中押す、子供が動き出す。ここまで来ることができました。

これからも見ない言わない笑顔で後追いは続きます。

欲しいものを即買い与えるのは控えめにします。お金も持ちませんキョロキョロ