勝負服の威力 | TMSジャパン公式ブログ

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菊地臣一教授は、白衣か背広を着ると戦闘モードに入るという。いわゆる菊地教授にとっての勝負服というヤツである。

一方、この赤い彗星はといえば、ジャージに鉢巻が勝負服であることはいうまでもない。ことに鉢巻は必須アイテムだ。

いろいろと試行錯誤してきたが、一番しっくりくるのはタオルである。バンダナや日本手ぬぐいではダメだ。ネクタイも使ってみたけど、まったくお話にならなかった。普通のタオルがいい。できればブルーの。ピンクも可。

だから、講演会やTMSジャパン・メソッドは、できればジャージと鉢巻という勝負服で臨みたい。きっといい講演ができると思う。

ところで先日、患者さんに突然こんなことをいわれた。

「100から7を引くと? そこからまた7を引くと? はい、また7を引くと? もう一度7を引くと?」

この段階で頭が混乱して泣き崩れてしまった。なぜなら、9から7が引けなかったからである。どう考えても引けない。挙句の果てには「引けるもんなら引いてみろってんだ、コンチクショーめ!」と逆切れ。

聞けばアルツハイマー病のテストだという。

「あぁ~ぁ、これはアルツハイマーの一歩手前のアルクハイマーだ」

非情にも確定診断まで宣告される始末。

薄々は感づいていたが、いつの間にかかなりヤバイところまできていたようだ。今まで中卒程度のオツムだと見栄を張ってきたが、気がつけば小学生レベルになっていた。それも低学年以下。そうかぁ、アルクハイマーだったのかぁ。どうりで原稿が書けないわけだ。って、そもそもアルクハイマーってなに?

だが待てよ。鉢巻さえあれば何とかなったのではないだろうか。そうだそうだ、ジャージと鉢巻の勝負服だったら難なく解けたに違いない。今なら中卒レベルまで機能が回復しているぞ。ささ、かかってくるがよい。

それにしては原稿が書けない。勝負服なのになぜだ? たった1行を書くのに丸1日かかるのはなぜだ? 専門書や論文を眺めているだけで1文字も書けない日があるのはなぜだ? やっぱアルクハイマーなの? (・_・)