ピアノが上手く行かない理由3

『イメージなく弾いてしまう』

どんな曲でも作曲した人の中には何かしらイメージするものがあって作曲しているはずなんです。

でもそれは言葉ではなく、音楽に込められています。

それを少しでも想像し、この曲はどんな音色で、どんな風に聴かせたかったのだろうと考え弾く事が大切ですね。

大まかにも大事ですが、より細かく、フレーズ毎にこう弾きたいというものが必要です。

どうしても始めは音符にばかり気をとられ、タカタカタカタカ曲想なく弾いてしまいがちです。

本当にそこはそういう弾き方を作曲者は求めたのでしょうか?

または、自分自身の仕上げたいイメージで弾けているでしょうか?

後からではなく、イメージは始めから持って練習した方がいいと思います。

弾けなくても、こう弾こうとイメージがなくてはいつまでもそこには近づけません。

同じ16分音符でもイメージが違えば弾き方も変わります。

例えば、子どもがチョコチョコ走るように弾くのと、ちょうちょの羽がヒラヒラしているのを表現して弾くのでは弾き方違う気がしませんか?

同じ音符でも、どんなイメージを持つかによって、体の使い方、重さのかけかた、まとまりの作り方などなど、全て違います。

ピアノの前に座ったら、すぐに弾かず、まずはイメージを考えてから弾いてみる事をおすすめします。