顎関節症・OFP口腔顔面痛 -2ページ目

顎関節症・OFP口腔顔面痛

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[舌痛症と味覚障害]


舌痛症は味覚障害を伴うことが少なくありません。


舌の前方2/3の味覚は顔面神経支配、痛覚は三叉神経支配です。
健常時には顔面神経と三叉神経とのバランスとれていて、相互に抑制し合って
いるとする考え方があります。

味覚の顔面神経が炎症などで劣性になると、三叉神経優位になって舌痛症が
出現すると考えられます。


味覚の種類を調べた実験では、舌痛症では甘味と酸味の味覚障害が強く現れた
そうです。


栄養学的には、甘味欲求は炭水化物(糖質)の代謝不調を現すと考えられ
ます(低血糖/血糖調節障害)。

酸味は胃酸の不足など、消化酵素不足を現していると考えられます。






(横山歯科医院)























[三叉神経-心臓反射]


三叉神経-心臓反射は三叉神経知覚枝に対する刺激によって生じる反射であり
主に頭頚部の手術時に生じます。

三叉神経の手術後に心停止する可能性が示唆されました。







(横山歯科医院)



















[椎骨動脈の偏位が原因の三叉神経痛]


椎骨動脈の偏位が原因の三叉神経痛は
  ・痛みが強烈(カルバマゼピン3000mgでもコントロールできない)
  
・発作時間が長い
特徴があるそうです。


但し、患側は4:1で右側が多く一般的な三叉神経痛と同じ傾向にあります。
よって、
栄養療法と生活習慣に見直しによってある程度予防できる可能性が
あると言えましょう。







(横山歯科医院)





















[若年性三叉神経痛]


若者の三叉神経痛は珍しいですが、10歳代~20歳代の三叉神経痛も稀にある
ようです。


若年性三叉神経痛には共通点があるそうです。
  ・男性に多い
  ・ドリコフェイシャルパターン(顔が長い/口呼吸/アデノイド顔貌)






(横山歯科医院)





















[咀嚼筋痛と心疾患]


歯ぎしりに伴う咀嚼筋痛や顎関節症に伴う咀嚼筋痛が疑われる場合、基礎
疾患に糖尿病がある場合には、心疾患の可能性があります。


特に、咀嚼筋痛が30分以上続く場合には、心疾患の可能性が高いそうです。







(横山歯科医院)























[舌痛症は局所血流障害]


舌痛症やバーニングマウス症候群(口腔灼熱症候群)では、舌の血流障害が
生じています。


その結果、舌表面温度が低下しています。
特に、痛みの部位の度が低下しています。






(横山歯科医院)






















[ドライマウス口腔乾燥症に伴う舌痛症]


「ドライマウス口腔乾燥症に伴う舌痛症」は、食事中でも痛む・食事で悪化
します。
重症になると、フライが食べられなくなります。


一方、「典型的な舌痛症」は食事中は痛みがありません。







(横山歯科医院)




















[クロナゼパム(抗てんかん薬)]


口腔灼熱症候群(バーニングマウス症候群)の治療にクロナゼパム
(抗てんかん薬)が有効な症例もあるとの報告がありました。






(横山歯科医院)
























[舌痛症患者の多くは交感神経優位]


舌痛症の患者さんの多くは交感神経優位だったとする研究があります。


交感神経優位になる最大の誘因は、低血糖(血統調節障害)です。


よって、舌痛症は栄養療法によって改善する可能性があります。






(横山歯科医院)
























[片頭痛と水分代謝]


片頭痛のベース部分に水分代謝の異常(水分貯留)があるため、水分代謝を
改善する漢方や栄養療法の効果が高まりそうです。




(横山歯科医院)