とうとう来週月曜日には実力テストです。前回、社会の時事問題について少し触れましたが、その続き。
 範囲表には時事問題も出題すると予告されているようですね。でも、例年は時事問題の出題はそれほど無いことは、前回書いた通りです。とはいえ、やはり気にはなりますよね。テスト直前でもあり、このあたり確認しておいてほしいな、ということがらを少し書いてみます。

 一番可能性が高いかな、と思うのが、2024年から発行される紙幣(日本銀行券)の肖像になる人物。渋沢栄一(一万円)、津田梅子(五千円)、北里柴三郎(千円)の三人は、名前(漢字で書けるように!)と写真をチェックしておいて欲しいところです。ここに写真を貼れればいいのですが、貼り方が分からないので文字だけです。すみません。

 コロナ関連はどうでしょうかね? WHO(世界保健機構)とか、ここが発表した感染症の名称「新型コロナウィルス感染症」とかでしょうか。テドロス事務局長と、出身国エチオピアとか…。公民分野を学校でやったことをふまえれば、感染症予防などの中心になる省庁「厚生労働省」が出るかも。あるいは、厚生労働省が感染拡大のために呼び掛けている「三つの密」=「密閉空間」・「密集場所」・「密接場面」とか、「ソーシャルディスタンス」とか。感染症が最初に確認された「湖北省武漢市」もおぼえておくと良いかも。

 感染症といえば、コロナのせいで影が薄くなっていますが、8月25日に発表された「ポリオ撲滅」は重要だと思います。

 社会は今回、歴史分野が中心になるはずですから、歴史関連では去年世界文化遺産に登録された「百舌鳥・古市古墳群」が可能性大。堺市にある最大の前方後円墳「大仙古墳(伝仁徳天皇陵古墳)」は「百舌鳥古墳群」に属していることは要チェック。ついでに近畿地方にある、テスト範囲に関連する文化遺産もチェックしておきましょう。「百舌鳥・古市古墳群」以外に、①「法隆寺地域の仏教建造物」、②「古都京都の文化財」 ③「古都奈良の文化財」 ④「紀伊山地の霊場と参詣道」の四つです。
 このうち、所在地で要注意なのが、法隆寺。法隆寺は奈良県生駒郡斑鳩町にあり、「奈良市」ではありません。正誤問題で「奈良市にある法隆寺」なんていう選択肢を入試問題などでよく見かけます。

 海外の出来事では、今年2月1日の、EU(ヨーロッパ連合)からのイギリスの正式離脱ですかね。イギリスがEUから離脱することを「ブレグジット」ということもおぼえておくといいでしょう。6月30日に中国で可決・施行された「香港国家安全維持法」も重要ですね。この法律によって、事実上「一国二制度」が終了したことも。

 最後に理科に関連することをいくつか並べておきます。
 まずは、今年1月に国際地質科学連合で正式に承認された地質年代「チバニアン」。ついで、計算速度を競う世界ランキングで1位になった、スーパーコンピューター「富岳」でしょうか。他に、5月にHⅡBロケットで打ち上げられた無人宇宙輸送船「こうのとり」9号機、12月に帰還が予定されている「はやぶさ」2号なんかも出題されそうな気がします。

 思いつくままに書いてみましたが、少しでもお役に立ちますように。