・・・・・「246、{1246、★高村光太郎:私にはあなたがある、あなたがある、そしてあなたの内には大きな愛の世界があります。}、{1247、★瀬戸内寂聴:生きている限り、様々な人々との思いがけない出逢いが行く手に待ち受けていることでしょう。同時にそれは、多くの別れをも受け入れえることになります。人間が好きで、だからこそ小説を記すことになったわたしにとっては、人との出逢いが、たといそのため、苦痛や悲哀を伴っていつも、生きている何よりの証しとして嬉しく有難いことに思われます。まことに、人はなつかしく、恋しく、哀しいものです。}、{1248、★シェイクスピア:この恋の蕾が夏の息吹きに育てられ、今度お逢いするときまでには美しい花となっておりますように!}、{1249、★瀬戸内寂聴:世に別れ上手ということばがありますが、男も女も、どうも近頃の人々は別れ下手ではないかと思います。それは自分はちっとも損をしないまま、今までの関係は断ち、他へ移りかわろうという不心得があるからです。自分がいい思いをしたければ、当然、それなりの報いを受けるのは承知の上でなければなりません。}、{1250、★アルフォン・ド・ラマルティーヌ:いくどとなく、山の樫の木陰に日の沈む頃、私は悲しく腰をかけた。私は広がる野に当てもなく目をやる。野の光景が私の足もとで姿を変えてゆく。}」・・・・・つづく・・・・・→→→