黙示録は、AD90年ごろに使徒ヨハネがパトモス島で与えられた啓示に関して

書かれています。2章と3章には、各時代、全世界に存在する7つのタイプの

教会に関して書かれていて、4章以降は患難時代から神の国に至るまでのことが

書かれています。さて、この黙示録には2つの特徴があります。

1つは、イエスキリストの再臨直前7年間の患難時代を中心として、

これから大きくなる困難や問題、そして患難時代前半に迎える後の雨リバイバル

のクライマックスについて書かれていること、そして、もう1つは永遠のことに

ついて書かれていることです。患難時代は、反キリストが締結する中東和平が

スタートの合図となります。前半3.5年と後半3.5年に分かれていて、戦争、内戦、

テロ、飢饉、死病、迫害、殉教、地震、自然災害、核・放射能問題などが

今までの規模をはるかに超えて起こります。特に後半は大患難時代と呼ばれ、

歴史上最も暗い時代となります。また、EUが1つの国となります。

これがダニエル書などで預言されている復興ローマ帝国で、

反キリストがリーダーとなり、世界統一宗教のリーダーで、

大バビロンの頭である、偽キリストが協力することになります。

患難時代の最後に反キリストが全世界の軍をハルマゲドンに集め、

エルサレムに向けて進軍しますが、キリストがクリスチャンを率いて

オリーブ山に再臨され、反キリスト軍を徹底的に打ち破ります。

反キリストと偽キリストは火の池に投げ込まれ、

サタンは縛られて底知れぬ所に投げ込まれます。

患難時代は未だかつてない困難な時代となりますが、

患難時代前半において神様の働きが大きく進みます。

患難時代の最初と最後に白い馬に乗る者の勝利が出て来ます。

この白い馬に乗っている者はどちらもキリストです。 

そしてこの最初に出てくる白い馬に乗っている者の勝利は

キリストの勝利、宣教の勝利を現します。

ここで使徒行伝2章にあるヨエルの預言のもう1つの成就である

後の雨リバイバルのクライマックスが起こると思われます。

また、患難時代のちょうど真ん中3.5年目に携挙が起こり、

携挙されたクリスチャンを迎えるためにキリストが空中再臨されます。

この時までに死んで天にいるクリスチャンに御霊の体が与えられ、

携挙されたクリスチャンに御霊の体が与えられます。

さて、地上再臨の後、キリストが直接統治する1000年の平和な時代が

訪れます。千年王国と呼ばれ、私たちクリスチャンもキリストに

従い統治に協力することになります。千年王国の最後、

サタンは解き放たれて、再びエルサレムを攻めますが、

天からの火で焼き尽くされます。

サタンは反キリストと偽キリストがいる火と硫黄との池、

地獄に投げ込まれます。

最後の審判が行われ、世界は新天新地に変わります。

また、新天新地とともに、神の国である、聖なる都、

新しいエルサレムが天から下ってきます。

今のエルサレム辺りを中心にして下ってくると思われます。 

黙示録の記述は新天新地、新しいエルサレムの

到来で終わりますが、ここから主と共に歩む

永遠が始まるのです。

 

 

 

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