ハリー・ポッターとは何だったのか?

少年の成長の物語だ。

叔母の家に引き取られ、虐げられていた少年が、少しずつ逞しくなり。

自分中心で、悪戯好きな少年が、友人たちや周りの人たちのことを大切に思うようになり。

世界の良い面も悪い面も知り、人の強さも弱さも知り、1人の大人として成長していく。

 

ダンブルドアの弱さ、スネイプの強さ。

特にこの最終巻では、その2つが際立つ。

 

正直、ここに来るまでには“なんでハリーはこんなに捻れた性格の主人公なのだろう?”と疑問に思うこともあった。

でも、これは成長の物語であり、ここまで読むことによって、1つの物語が完結すると思うとそれも必要な工程だったのかなとも思う。

 

人が死にゆく流れはあまり望んだものではなかったのだけれど、最後までちゃんと読めてよかったと思う作品だった。