> 陽子自身が人を信じることと、人が陽子を裏切ることはなんの関係もないはずだ。陽子自身が優しいことと他者が陽子に優しいことは、なんの関係もないはずなのに。

 

> どっちを選んでいいかわからないときは、自分がやるべきほうを選んでおくんだ。そういうときはどっちを選んでも必ずあとで後悔する。同じ後悔するなら、少しでも軽いほうがいいだろ。

 

迷いながら、戦いながら、陽子は一歩一歩進んでいく。

自分の弱さを噛み締めながら、少しずつ近づいていく。

その世界の真実に。

夢の中のような世界で彷徨うのは、物語の中の陽子だけれど、きっとそれは読者である僕らも同じで。

僕らは僕らでこの世界を彷徨う。

だからきっとこの物語は読まれるのだろうと思う。

 

 

 

 

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