嗚呼リストラ(前編) by るんるん会長編 | 宅配のめがねやさん「今日のひとこと」

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るんるん会長の自虐コラムです。前編、後編でお楽しみ下さいね。




るんるん会長2

私、るんるんがどうやって宅配のめがねやさんに入社したのか。今ここに暴かれる!なんちゃって・・・。(^^;)

<リストラ吹きすさぶ頃>

今から約15~6年前のことです。バブルがはじけ世の中すべて縮小ブーム。リストラ吹きすさぶ寂しい時代・・・・・

そんなの一切関係ないだろうと私は某大手電気会社の技術者として愛車のカワサキで毎日越境通勤していた。(神奈川→東京都)
が、今までにない大幅移動命令が上司から伝えられたのはまだ春遠い2月のこと。


「ここも忙しいのだけど他地区で是非、貴方に来てもらいたいとのことなので行ってくれ」と年下の上司に言われた。

(今思えばこれがいわゆるリストラの前ぶれだったに違いない) とはいえ扱う機種がまったく今までと異なるだけに悩んだあげくしぶしぶ了承。


後輩などはベテラン技術者にもかかわらず本社の駐車場の管理人とか言われていることを思えばまだマシに思えた。

まあ、新しい職場は自宅にすこぶる近くなりとても快適で定時で上がると自宅に18時には着くという便利さ。(電車でたった3駅)
(当時エギングにはまっていたので仕事後、よく行ったものです)こんなお気楽サラリーマンだったのだ。(まさに「浜ちゃん」状態!)

ところが異変に気付いたのは暫くしてから。

1ヶ月ほど新しい職場で過ぎたが周囲ではベテランから新人まで忙しく、深夜残業当たり前に超多忙な職場のはずが、

コレといった仕事が私には来ないのだ。 

会議にもほとんど呼ばれないし。ノー天気な私は休暇とったり毎日定時あがりで釣り釣り釣りと快適サラリーマン生活を送っていた。

まあ、新しい職場なので暫く放任して工場見学とかしてればいいと言う上司のありがたいお言葉に甘えて毎日過ごしていた。
そうは言っても何か仕事はしないといけないので図面をぺらぺらとめくっているとあまりにもひどい設計図面に上司に報告すると
「では修正内容とリストを作ってレポートしてくれ」とのことで毎日せっせと職場の図面を片っ端からあさって毎日レポートした。


相変わらず工場見学は続いていた。(爆)


時々、上司に「あのぉ、皆さんん忙しいようなので何か手伝いますが・・・」

と、相談しても「大丈夫だから工場見学とレポートしていてくれ。」と、こればかり・・・・・

いい加減おかしい?と気付いたのは夏休みも近い6月頃。


ある日職場の部長が変な紙切れを部員に配り始めた。自ら一人一人に手渡している。
あまり興味も無かったがもらった紙切れをチラッと見ると「今退職すれば退職金はコレだけ出ます」というような内容だった。

自分には関係ないんだとそのときは気にもしなったし周囲もそんな雰囲気だった。

部長から一人一人呼ばれたのは数日後だった。


「この事業部も先行き危ないので考えてくれ」みたいなこと言われた。

早い話が退職するか?何処かわからない職場に飛ばされるか?選択しないといけないらしい。

これっていわゆるリストラらしい。いや 間違いなくそうだった。どうもおかしいと思った。
いっぱしの技術者が超多忙な職場に配置転換後、数ヶ月もほったらかしなんてありえない。


気が付くと8月末希望退職になっていた。



おいおい・・・・・・・・汗


<ザラおやじ殿との出会い>
退職後これといった盛り上がりもなく毎日が釣り日和・・・じゃなく再就職活動?です。(爆)
企業戦士ともおさらばです。

気が付けば入社当時の先輩方はすっかり引退、退職され当時のメンバーは自分だけです。なんとも複雑な気分です。
ところが持ち前のノー天気さで不安や再就職の心配などまったくしていません(爆)
「これで暫く釣りザンマイだ!」くらいにしか考えてなかったです。(しょうがないですねぇ)
おかみに聞けばずいぶん楽しそうだったよ、だそうです(苦笑)

思い起こせば職場移動後の歓迎会も退職の時の送別会も全く無し!他の人のついでにもとの職場の送別会に行ったくらいです。


ま、いっか!


実際、30年あまりのサラリーマン生活に終止符を打ち、関係会社にも就職せず、

一人っきりになってみると寂しい反面、実はとても自由で気楽です。
っというのも、今までの人脈やしがらみから解き放たれものすごく気楽なのです。これは自分でも意外でしたね。

やりたいことは山ほどあるのでとりあえずマイホームページの「るんるん工房」を仕上げる毎日。

内容は今までの自分の足跡をもとに趣味や道楽がほとんど。作りたいものもちょこちょこ作ってはHPにアップ。
もちろん再就職の為の支援センター(横浜)へも毎月2回通いとうに忘れてしまった面接の基本動作や受け答えなど若いお姉さんから何度も注意されながら、ん10年前の勘を取り戻すべく努力もし、一方では平日いけなかった津久井湖にみっちり通う日々(爆)
(人の少ない平日は最高でしたが反面情報がない分寂しいです)


そんな時、ネットで知り合った当店常連のじゅんさんから面白いお店が淵野辺駅前にあるので行ってみてはどうか?とのこと。
特に釣り用の偏光サングラスは最高だとのこと。(この一言が以後の私の運命を大きく変える事になります)
いままで市販のメガネに掛けるタイプの前掛け式の安物の偏光かメガネ屋さんで作った度付きの濃いブラウンの偏光しか持ってなく、

いささか性能にも嫌気が差していたところであった。


これは是非行くしかないと早速行ってみると・・・(当時はまだJR横浜線、淵野辺駅北口まん前)
意外なほど小ぶりな店構えの中から店主のザラおやじ殿が出迎えてくれました。




(当時はいきなり行っても彼はけっこうお店にいましたね。はっきりいって暇だったようです。)・・・本当は違いますが。
というのも当時おやじ殿は昼間外商で売ったメガネや偏光を店に帰った後たった一人で夜間こつこつと加工していたんですよ。
奥さんと二人でとても大変なきつい仕事だったと思います。



おやじ殿の第一印象は腰が低く人当たりの柔らかい親切そうで(本当はちょっと違いますが・・・笑)

それでいて偏光の説明になると熱心にいろいろ話してくれました。(自分の弟世代だったとは思えない)
これはもう作る気まんまんです。(完全におやじ殿ペースにはまってます)

釣りの話、特にトップウォーターについてはめちゃくちゃ思いいれがあることがうかがえました。

(当時は好きなくらいかと思いましたがとんでもなく深く掘り下げてるんですよね)


で、初めて作ったTALEX偏光サングラスはトゥルービュースポーツシルバーミラー(度付き)をキラーループナイマッドに入れてもらいました。


このフレームは形状にちょっと癖があって偏光いれるのは少し難しいのですが、とてもすっきりと見えて違和感なく仕上げてもらったんです。
使用感も快適そのもので、以後の釣りやドライブのパートナーになったのは言うまでもありません。
驚いたのは今までのものとは比べものにならないくらい見え方がクリアでシャープでそれでいて暗くなくシャローにいるベイトも丸見え!

しかもその魚体の色や傷の付き具合も鮮やかに見せてくれる驚きの性能でした。
フィッティングもベストに調整してもらい使用感は完璧でした。(このフィッティングはメガネ屋としては最も難しい技術が必要です)

その後、前掛け式の専用枠にもイーズグリーンを入れました。

それからの私は年があけてもこのめがねやさんに入りびたりで、釣りの話も良くしに行きましたよ。まさに釣りサロン!

もちろんネット仲間のいろんな方々を紹介させていただいてお店も少しづつ常連さんが増えていきます。

じゅんさんの紹介がなければ出会わなかったということになりますがある意味本当の出会いはこれからのような気がします。

その年のゴールデンウィークも近づき釣りシーズンもいよいよ本番。 

私は相変わらず津久井やエギング、HPアップ作業に夢中で再就職は何処へやら・・・・・(^^); 困ったものです。

失業状態も半年以上経つと飽きるかと思いましたが一向に飽きません。


むしろ何か生き生きとした自分が不思議なくらいあり本当に楽しい毎日です。


ハローワークで以前と同じ様な職種を探してみてもため息がでるのみ。(苦笑)

どうやら何か修理業のようなものを気持ちの中では探してるような感じです。エレキの修理とか何か物を作るとか・・・・。
設計技術者としての経験も生かせるし職人のような仕事に憧れもあるし、年齢的にいまさらサラリーマンも何か中途半端だし

定年退職のない職業を求めてる気がしました。 (自分でもよくわかっていませんでしたね)


試しによく行く釣具店を数件回って修理とかの人員を募集していないか当たってみました。
確かに必要なのだが予算的に無理だというお店ばかり。かといって請け負って修理するほどはないようです。
(が、けっこうニーズはあるんですよね。シーズン当初はみなさんメンテや修理してる話を良く聞きます。)
そんなこんなで思うように働き口は見つかりません。


ある日昔の設計の仲間から忙しいので仕事を手伝いに来てくれないか?とも打診がありました。
(冗談じゃない。勝手に放り出しておいて人手が足りないからって今度は戻って来いだって? 虫が良すぎやしないか?)


もちろん断りました。(その人が悪い訳じゃないけど)そこで今まで暖めていたアイデアの中で何点か作ってみようと思い立ちました。

空想だけでは絵に描いた餅なので実際使ってみてどうなのか?自分で自分のアイデアを評価したかったんです。

まずはエレキのショートカット時に面倒なベアリング挿入部の再加工をせずに済むパーツです。




「アダプターカラー」といいます。耐食アルミでカラーアルマイトをして赤や青で作ってみました。
(知り合いの工場で作ってもらいましたがけっこういい値段でした。)

アウターパイプ下側につけるのですが見た目ワンポイントにもなりHPにアップしてみるとこれがなかなか好評で・・・

開発当初は予想外にあっという間に数十個の試作品がなくなりました。
ネットでの問い合わせより意外にショップさんからの引き合いが多くその年には驚くほど(まあたいした数ではありませんが)売れました。
商売っ気は全くなかったので原価同然でお分けしたので利益はほとんどく出ませんでした。

それより私ごとき者が作ったパーツを熱心に求められることに大いに驚きと感動がありましたね。

次はバス釣り用ライブウエル。



 

ボックス込みでも持ち込みでも津久井湖の知り合いさんに何個か加工させていただいたり一式作ったりしました。
外部循環式でホース類はワンタッチで取り外しできエアレーターも付けれるようにしてありました。
(これもネット仲間の方からアイデア頂いてます。)

飛び出し防止ネットもチャプター参戦しているじゅんさんからの要望でタイトなネット仕様も作りました。

そうそうエレキがらみでもう一つありました。↓


↓エレキマウントにガスダンパ(車のハッチバックにあるのと同等品)をつけて上げ下げを楽にする補助パーツです。(矢印部分のパーツ)
ハイパワーエレキほどモーターもマウントも重くコレをつけることで引き上げ時の負荷が軽くなりとても楽になります。
特に販売はしませんでしたが津久井湖常連さんにはけっこう工事させていただき好評でした。


他にもいろいろ思いついたものを作ったり試したり・・・・

現在はもうパーツが調達できなくなりどれも作ってはいませんがこんなことを本当に楽しくやってましたね。


ある日いつものようにおやじ殿の店で釣り話していたら彼の口から思わぬ言葉が漏れた。

「良かったらここで少し仕事手伝っていただけないですか?」


予想していなかった訳でもないですが(笑)意外な申し出にちょっと驚きましたが断る理由もないので


「まったく畑違いの仕事なので何もできませんが・・・・ど素人ですけどいいんですか?」みたいな話をしたら


「だからいいんですよ、良かったら是非お願いします」

話はとんとんと進みました。(だからいい?なんで?)おいおい こ、コレは渡りに船・・・?

まもなく失業保険も切れるしものすごくありがたいことですが、果たしてメガネ屋さんで私に出来る仕事なんかあるのだろうか?

と言うわけで、おやじ殿の店で働くことになりますが大変なのはコレからです。


<宅配のめがねやさん勤務>

さていよいよお店で働くことになるわけですが・・・・

正式に働く前、業務内容を把握する為、週に3日、店に出向き仕事内容を見ました。(全くの畑違いの業種ですので早く慣れるためです)


2ヶ月程度修行すればなんとかなるかなぁなんて思ってました。このころ店には何人かのメガネ屋さん経験者が手伝いで来ていました。

ところがどの方も長続きせずある方などはメガネの加工は出来ても偏光サングラスとなると手に負えないらしく僅か1日で辞めていった人もいるほどです。


「そんな難しい加工、ど素人の私に出来るのか?」複雑な気持ちでした。


おやじ殿いわく、「メガネの基本と加工はあとで教えるので、とりあえず度なしの偏光を作れるようになって下さい。

むしろメガネ屋経験が無いほうが偏光は作れるんです。るんるんさん器用だし。」とのことでした。 


が、そんな問題ではなくお店に立っての接客が問題なのです。

長年、技術職しかしていませんのでお客様との対面販売など経験がないのでいきなりとんでもない壁にぶち当たることになりました。

まず「いらっしゃいませ。」「ありがとうございました。」が言えないんです。(爆)


メガネ屋さん経験何10年のベテランさんもてこずる偏光サングラスの加工。

少しづつ見よう見まねでやってみるがとてもできそうにもない。まあ、とりあえずは店番できないとね。


「お客様はほとんど来ませんから大丈夫ですよ。」とはおやじ殿の言葉。(ほんとにこなければいいなぁと思ってました。笑)

この頃、お店には加工応援のベテランTさんがいました。

その方の加工を見ながらまたザラおやじさんのアドバイスを受けながら、しかし絶対に手抜きはしないようにと言われていました。

失敗はかまわないから加工は妥協しないようにとも何度も言われました。


店番の合間を見ては加工練習に明け暮れる日々が続きます。

基本的には加工機がやってくれますがメガネの場合はそこでほぼ終了ですが偏光はそこからが手間ひまがかかります。

カーブに合わせてフレーム調整したりひずみが出ている部分を微調整したり・・・


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とにかく1本仕上げるのに1~2時間かかりました。

カーブ調整用プライヤーでフレームカーブを調整してます。個人差がありますが1ヶ月のこの作業で右人差し指第二関節にタコが出来・・・・・。


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レンズの微調整時に使う手削り機の砥石があたる部分から血が滲みます。砥石が汚れるのでセロテープを傷口に貼って加工した時期もあります。

(自分は瞬間接着剤でしたねぇ。by ザラおやじ)


「どんなに時間がかかってもいいので完璧に納得いく1本を作れるようになってください。」

このザラおやじさんの言葉だけでここまでやってました。仕上がりのチェックは店内で一番厳しいザラおやじさんの奥さんがやります。



ひずみがまだありますよ。 フレームとレンズにスキマがあります。 調整用パッキンがはみ出てます。 

フレームがゆがんでます。レンズ面取りが均一になってない。 偏光軸が少しずれてます。 鼻パッドの調整をしてください。

フレームに傷があるので交換してください。・・・等など容赦なく指摘が飛びます。

ユーザーの立場でチェックしますので厳しいはずです。


そんなことで毎日があっという間に過ぎてゆきます。信じられないスピードで時間が経ちます。10時開店から19時閉店までが短いこと。

で、確かにお客様はほとんどきません。(爆)

たまーに来店されるメガネのお客様はおやじ殿の奥さんやベテランのTさんが対応してくれます。




が、ある日ついに偏光サングラスのお客様が来てしまいました。

(来てしまいましたというのが本音です。←(爆)

釣りでご使用とのことで運良く「度なし偏光サングラス」の方です。しかも釣りは私の得意な分野のバス釣りでのご使用です。

フレームはお客様に好みのものを選んでいただき、さてレンズです。
 
そのころは私もTVスポーツやイーズグリーンを多用していたので津久井湖、相模湖、富士五湖、千葉の亀山など

シチュエーションごとに説明しました。


すると・・・


お勧めカラーはすんなり決まりました。釣り談義にも花が咲きそれは楽しい接客でした。

お客様も「楽しみにしてるよー」って大満足な笑顔で帰っていかれました。


自然に「ありがとうございました」(ペコリ)が言えました。心の底から「ありがとう」って思える瞬間でした。


ベテランTさんにも「接客が初めてとは思えないよ」って言ってもらえました。

接客と言えば言葉遣いや姿勢やいろいろ難しいのかと思って固くなっていましたが、釣りの話なら普通にできます。

「そうか、そいうことか。この店は釣り好きの方が来るのか」とあらためて感じました。好きな釣りの話をしながらの接客・・・理想的な仕事だ。


しかもまさしく職人技術職、私にぴったりじゃないか。

今までサラリーマン時代の仕事は確かにハイテク企業でしたが営業から開発担当者経由で流されてくる設計をこなしているだけで、

お客様の満足感や表情をうかがい知ることは全く出来なかった。しかし対面商売は違います。 

お客様の満足感が言葉や表情に如実に表れその場で解かります。すぐに結果が出るのです。

恐い反面、ものすごくやりがいがあり集中力がものをいいます。

ちょっとでも気を抜けばお客様には即バレてしまいますからね。毎日が真剣勝負です。

それからというものは釣り好きさんが来店されるのが楽しみになって力が抜けてきましたね。(ゲンキンなものです)(^^);


当時はたった4坪の店内にこの丸テーブルだけの店構えでとても狭く1人のご来店で満席でした(爆)

珍しく来客が重なった時はお向かいの喫茶店で待ってていただいた記憶もありますねぇ。

が、このテーブルで多くのお客さんと接し釣り談義しサングラスを買っていただきました。

現在では立派なカウンターがありますが、今でもこの丸テーブルは私が引き取って自宅で使っています。(思い出深いテーブルです。)

今考えれば、私が釣り好きで接客にはむしろ向いているということをおやじ殿は当時から見抜いていたんでしょうか?

8月・・・失業保険もとうに切れてきた頃である。度なしの偏光サングラスの加工修行は相変わらず続いています。


<失敗に次ぐ失敗>

そろそろ本番加工もし始めました。といっても私のだったりします。(笑)なんとか出来ました。

ベテランTさんの手伝いで少しづつ本番加工もやらせてもらうようにもなり(もっとも相変わらず時間はすごくかかってますが。)

少しでもお客様が満足できる加工に近づきたい一心でした。

このTさん、メガネに関してはかなりのベテランさんであと1ヶ月もすると元の職場に戻るそうでなんとか技術を盗まねばと必死でした。

しかしここまで読者の方々はなーんだやけに順調じゃないの。もう少し期待した失敗とか不運とかないの?ですよね?(苦笑)


ありますよ。  いっぱい。

お店にはいろんなお客様がみえます。

偏光サングラスやメガネの注文のほかに手持ちのフレームの修理や調整とか年中おみえになります。

ある日別の店舗で購入した市販のサングラスのレンズの止めネジが緩んだので締めてほしいとのことでしたので締めたら・・・・


割れました。 レンズが・・・・。頭の中が真っ白になりました。(汗)


でもとても良いお客様でどうせ傷んでいたのでレンズもついでに交換してくださいとのことで思わぬ展開。

災い転じて福と成るとはこのこと、いやーびっくりしました。


またある時は値段を間違えて売ったり(おいおい・・)短気なお客様を怒らせたり、男性に女性物のフレーム売ったり、

明らかに万引きと思われる二人にせっせと接客して思惑通りに持っていかれたり・・・・


ビビッたこともありましたね。外宣車でおこしの4人様。あきらかにそれらしい戦闘服でした。

一番立派な方がメガネを作りたいとのこと・・・

いろいろフレームを物色されいよいよ決まったところで値段の話になったとたん(いやーな予感がしました)え?そんなにするの? と・・・

店内では普通の価格帯のものでしたが「またにするわ」ってお帰りになりました。(ほっ、終始冷や汗でした)


そういえばこんなことも・・・

早朝、ザラおやじさんの奥様からメールで店がおかしいのですぐ行ってみてくださいとのことでしたので店に行ってみると侵入の形跡。

トイレ窓が破られ店内に入ったところで警報機が作動。慌てて何も捕らないで帰った模様でした。

幸い何も盗まれたものはなかったようですがトイレ内はボコボコでした。(警察からの連絡で異常がわかりました)


加工機がらみでは・・・

加工には水を使うのですがその水が機械からもれて店内水浸しになり大騒ぎになったこともあり・・・

また逆に水が少なすぎて加工中のガラスレンズから火花が出てレンズが真っ赤に焼けてパーになったこともありました。

いやーあげればキリがありません。

なんせまだ見習いの時期だったもので何もかもが初体験。失敗は将来の為の肥やしと思ってあまり気にしないようにしてました。

まあそのたびにおやじ殿は冷や汗かいていたんでしょうね。


ここでまたまた困ったことが・・・・

応援に来ていたベテランTさんが予定より早くやめることになり焦ったのは私です。

おいおい、まだこれから修行と言う時に・・・・まいったなぁ。

まあ、ザラさんもいることだし(爆)・・・問題は一人の時にメガネのお客さんが来た時ですねぇ。 

私もメガネ愛好者なので一応基本は出来てる訳で・・・って何もわかっていません。

遠視?近視? 乱視? 言葉は知ってても理屈がわかりましぇーん。(爆)


ということでそろそろ度付きのメガネについての修行です。ザラさんからあれこれ説明をしてもらいます。

「はい、遠視はこうね」「で、近視がこうね」「これ乱視ね」ってそれだけ?

「あ、そうそう遠近両用はこうね」・・・・まさかホントにこれだけ?


あとはベテランTさんからも詳しく聞いたり本を頂いて読んだり・・・(これがまた専門用語だらけで読んでも意味が解かりません。)

フロント、クリングス、よろい、先セル・・・・解かります?メガネ各部の呼称ですが人によって少しづつ呼び方が違います。

こんな感じでまたまた時間がどどどーっと経っていきます。いろんな測定器の使い方も学習しなきゃいけないし・・・


もっとも難しい作業にメガネ屋の腕の見せ所としては目の検査があります。

そうです。 メガネの度数を最終的にこれで決めるわけですからそりゃもう最重要課題です。

ザラさんや奥さんや遊びに来た知り合いさんや・・・とにかくたくさんいろんな度数の方の検査を練習がてらやらせてもらって

場数を踏むしかありません。

コツが一つありました。その方がメガネをどういう使い方するかよーく聞くことなんです。

遠く用か近くを見る用か?机上の仕事か、運転用か、初めてのメガネか従来と同じでいいのか・・・

とにかく聞くことです。そうすればその方の気持ちが徐々に解かってきます。

何故うちにメガネを購入しにきていただいたのか見えてきます。


フレーム選びも難しいです。

お客様が自分で好きなのものを選んでいただく場合はわりに決まりますが悩んだあげくどれがいいか決めてよとか言われると

こちらのセンスも必要です。
 
私が良いと思ってもお客様には気にいってもらえないとかなかなか難しいものです。
これも先ほどのお客様のカウンセリングから大体見えてきます。メガネに何を求めているのか・・・

気分を変えたいのか、あまりイメージをかえたくないのか?何かフレームで変えたい要素があるのかとか・・・
 
数多くのお客様と接しないとこれもなかなか難しいです。そして作ることより最も難しいのがお客様へのフィッティングです。

市販のメガネは誰にでも合うように作られてはいますが誰にも合わせてありません。

どの程度ジャストフィットさせればいいのか? 

好みもまちまちですし調整しやすいフレームとそうでないフレームもありこればかりは今だに悩むことも多いです。

暫くするとベテランTさんは店をやめていきました。(その後も暫くはなんやかんやとアドバイスをいただきました。)

年の瀬も迫ったある日ザラおやじさんから突然、自分のメガネを作り直すから検査してメガネを作って欲しいと頼まれました。

(いよいよ本番です。)


るんるん会長1

私にやれるか?


後編・・・・めがねやさん修行に続く。

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