22日のこと | ナイモノネダリ
2015年02月25日(水) 10時07分14秒

22日のこと

テーマ:ブログ

22日のことを書きたいと思います。
今は気持ちが落ち着いたとはいえ、あくまで私見です。
自分が思ったこと、感じたことを書きます。
長くなりますが、よければ読んでください。

22日10時、開場前に「がむしゃら」のチケットを販売させてもらうために後楽園ホールに入った。
ブースを作り、入場する人たちにチラシを配る準備をする。
少しでも、「がむしゃら」を多くの人たちに観てもらえるように、届くように。
惡斗に、試合前、休憩中はチケットを売るけど、終了後は渡してあった自分のチケットを売れよと話したら、忘れたということで、試合後のインタビューの時に渡すよと約束をした。
開場を待つ間、スターダムの今大会のパンフレットをロッシー小川さんからいただいた。
裏表紙は「がむしゃら」の宣伝になっている。感謝を伝えた。
自分のツイッターで告知しますねと、惡斗が販売ブースの写真を撮りに来た。
試合入場に使う酒を忘れて(本当の酒を使うことに惡斗はこだわりがある)、父親が届けに来るので、受け取って控え室に持ってきてもらえませんかとお願いされた。
開場。試合会場のスクリーンに「がむしゃら」の予告が何度も流れる。
今、思えば、これもトリガーの一つになった気がしてしまうのは考えすぎだろうか。
入場するお客さんにチラシを配っていると、惡斗のご両親がやってきた。
酒を受け取り、控え室に持って行った>

試合が始まった。
スターダムは惡斗がデビューして、撮影を始める前から、東京での惡斗が出た試合の大半を見ている。
惡斗が欠場中もずいぶんと観戦している。
会えば挨拶する間とはいえ、若いレスラーたちの成長を勝手に楽しんでいたし、長く見ていれば思い入れもできてくる。
セミの試合まで、会場の後ろの空いてる席に座り見ていた。
スターダムのプロレスの成長を感じていたし、激しく、楽しく、熱い試合を自分自身、素直に楽しんでいた。

メインの世Ⅳ虎VS安川惡斗。
この試合はどこか心配があって、取材席の近くで観戦した。
この試合の週に映画の取材が入っていて、試合の2日後と3日後のスケジュールを聞いた時に、顔が腫れてるかもしれないので、なるべく腫れてない方がいいから、遅い方がいいですと言われ、3日後にフィックスした。
その前の週、「がむしゃら」のマスコミ試写会の帰りに惡斗と飲んだ。
気づいたら4時間ぐらい、惡斗か酒好きなこともあるけど、いろいろなことを話した。というか、よくしゃべる惡斗に付き合った。
世Ⅳ虎戦のことも話している。
惡斗が世Ⅳ虎のことを嫌いになったことは一度もない。
取材もあるし、プライベートでもいろいろなことを話しているが、一度も悪口を聞いたことがない。
合同練習での終わりには握手を交わし、「ありがとうございました」とお互いに言い合う。世Ⅳ虎にはずいぶん無視をされてきていたのが、最近は握手してくれるんですと嬉しそうに話していた。
だから、バチバチの多少危険な試合になるのかなと思いながらも、こんな試合になるとは夢にも思っていなかった。
惡斗は人のせいにしない。映画の中でも描かれているけど、自分が我慢してしまう性質がある。
不器用で、コミュニケーション不足になりがちなところは惡斗の欠点だ。
それがボタンの掛け違いを起こしてしまったのかなと思ったりする。
10年前に出会った時から悩みを聞きつつ、おまえはおまえらしくいればいいんだ、正直に感情をぶつかればいいんだ、と何度も話してきて、最近はこんな風にいえるようになったんですと、いくつかのエピソードを教えてくれて、おお、成長したなあと、笑って話したりもしていた。
映画の取材もこれからどんどん入るし、頼むよと言いながら、前向きで楽しいお酒だった。

試合に関しては、自分が言及するつもりはない。
惡斗はプロレスをしようとしていた。
覚悟を持って、プロレスをしようとしていた。それだけは事実だ。
惡斗の叫びで試合が終わり、すぐにバックステージに駆けつけた。
選手たちが取材陣を遠ざけ、救急が来るまで、惡斗を見守った。
すぐにご両親と連絡を取り、バックステージに案内した。
母親の涙に心が痛んだ。
何もできない自分にふがいなさを感じた。悔しさが心を覆う。
救急車には同期のカイリとご両親が乗り、自分は惡斗の荷物を持って追いかけ、後から木村響子さんとクリスが駆けつけた。
世Ⅳ虎への憤りもあったが、それよりもどうして惡斗にはこんな運命が待っているんだと悔しくて悔しくて仕方なかった。
映画の中での惡斗の言葉で、「いつもこれからって言う時に、邪魔が入るんですよね」と語っている箇所がある。
そんな言葉が頭の中でリフレインする。
診察が終わるまで、長い時間がかかり、こんなことは二度とあってはならないと木村さんやカイリ、ご両親といろいろな話をした。
診察が終わり、会えるということで面会した。
涙を流しながら、すいませんと惡斗はすぐに謝る。
なんだよ、こんな時までと涙が溢れてしまった。
「なんで、高原さんが泣いているんですか」と言われ、悔しくて、また涙が出る。
廊下で駆けつけた小川さんと風香さんとご両親が話をした。
頭を下げる小川さんにお母さんは「スターダムは好きなんです。こんなことがないようにしてください」とお願いした。
まだ言い足りないことはたぶんあった。だけど、ご両親は努めて最低限のことを伝えるように留めていたように思う。
長椅子でカイリに手を握られ、体を預けながら惡斗はずっと泣いていた。
報道されている写真どころじゃなく腫れていて、廊下を通る人に顔を見られないように惡斗の前に立った。
次の病院に移るために、自分とカイリが手を握り、支えながらタクシー乗り場に向かった。
「誰がいるんですか」と腫れで両目が塞がって見えない惡斗が聞く。
惡斗は大江戸隊のメンバーやコグマ、はづきに「ごめんね。ありがとう」と感謝を伝えた。
こんな時になんだよ、とまた涙が出た。
タクシーに乗せ、自分はその場を後にした。
夜、電話で話すことができたのだが、人の心配ばかりする惡斗に切なくなる。
俺にできることは何だろうと考えた。
この日はただただ悔しいや虚しさを抱えて一日が終わった。

翌23日、スターダムで緊急ミーティングが行われた。
いろいろな人たちと連絡を取り、惡斗の状況説明、スターダムでの会議について話した。
この日も惡斗と電話で話してたのだが、相変わらず人の心配ばかりしていたけど、声は元気そうで、少しだけ安心していた。
だけど、痛みは治まらず、相当きつかったみたいだ。
夜中に、ミッドブレスの水戸川さんや大山峻護さんが奔走して、病院に入院させた。
みんなで惡斗を支えていきましょうと約束をした。

24日は「がむしゃら」のマスコミ試写会があった。
ネットを見ると今回の一件はものすごい話題になっている。
晴れ上がった顔の写真はリツイートされ、拡散されている。
人がスキャンダルなものを好むのは知っているが、もういいんじゃないかと思っている。
言っても無駄かもしれないけど、なるべくもうしないでもらいたいと願う。
今回のことが映画の宣伝になったことは明確だけど、複雑な気分だ。
試写会の冒頭に、映画としての評価は今はどうでもいいけど、こんなに真っ直ぐで、逆境に向かって生きてきた純粋な魂が、安川惡斗が存在するということだけを知ってもらいたいと挨拶した。
惡斗のユニット、大江戸隊のメンバーと木村響子さんが観に来た。
試写が終わり、惡斗の入院先でまた一緒になった。
大山峻護さんと会うことができた。
まだ目が見えていない。一人ずつ手を握り、来たよと伝えた。
この日はその前にいろいろな人が見舞いに訪れている。
惡斗はまた人に気を遣って、人を心配ばかりしていた。
「世Ⅳ虎さんも悪いかもしれないけど、自分も悪いんです。世Ⅳ虎さんが悪く言われないようにして欲しいです」
そんなことを言いました。ばかやろうだと思います。だけど、惡斗はすごい奴だと思います。
他にも話したことはありますが、今はこの言葉だけを伝えたいと思います。
惡斗と話したら、世Ⅳ虎への憤りはすっと落ち着きました。
惡斗の思いに応えます。
世Ⅳ虎を始め、スターダムの選手たち、プロレス、自分はできる限り、擁護し、フォローしたいと思います。
週刊プロレスの表紙になってしまい、物議を醸しているようだけど、復帰して、本来の意味でプロレスラーとして次に表紙を取れるようにしようぜと惡斗に話してきました。
帰り、大山さんと、あんなに折れない心はない、あんな風にはなれないと互いに感心しました。
惡斗を支えましょうとまた約束をして。

マイナスはプラスに変えていこう。
その力を惡斗は持っている。惡斗は負けない。
いろいろな意見、批判はありますが、惡斗の復帰、世Ⅳ虎の再起、純粋にプロレスに取り組んでいるスターダムの選手たち、応援してあげてください。
言葉足らずのところもありますが、惡斗の気持ちの一端と、今の自分の気持ちです。
みなさま、よろしくお願いいたします。

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